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by hamarie_february

輸送系

2007-06-21 18:00:10 | 気になるニュース

さて,延ばし延ばしになっていた「宇宙ネタ」.いやまぁ,ネタというか科学記事を読んでのちょっとした感想という程度なんですが...

高い信頼性と低コストのロケットを目指し

日本が必要とする衛星などを必要な時期が打ち上げることのできる宇宙輸送システムの開発が、昨年度から始まった第3期科学技術基本計画の国家基幹技術に据えられた。ロケット開発は、長年、国家プロジェクトとして進められてきた実績がある。この時期、あらためて国家基幹技術とされたことの狙いや目標について、プロジェクトを率いる宇宙航空研究開発機構の河内山治朗宇宙基幹システム本部長に聞いた。

とりあえずタイトルとリード部分のみコピペしましたが,実はブックマークしております「Science Portal」の一コーナー「ホットトピックス」のインタビュー記事です.先月からの4回シリーズで,早くも最終回を掲載中.「地球脱出」を目論む者(笑)としては,次の記事に替わる前に押さえとかねばならぬなと思い...

 

というわけで,この最終回の小タイトルは「いい輸送系を持つことが月への道」!

輸送系が重要だということについては、歴史が証明していると思います。これまで社会を大きく変えてきたものは何かといえば、輸送手段と通信手段なんですね。

いや,まさしくその通り.しかし,目的地が月だとは思いませんでした.これは不覚でした.つまり,行って,タッチポンして,帰ってくるってわけなのですねぃ?

それから...

そういう意味では、アポロ計画は偉大だった。

どういう意味で,何ゆえに偉大だったかというのが,よくわかりませんでした.アポロが「パラダイムを変えた」ということなんでしょうか.その後に有人飛行による月着陸が実施されていなくても...でしょうか?

でも,とにかくロケットが輸送系になったら,たとえ「宇宙旅行」などの娯楽活用でも,かなりの生活革新があるでしょう.「落ちないようにするというところはある程度できてきている」らしいですが,ただ一般人を乗せることになると,比較的のんきに報道されている宇宙ステーションの「剥がれ」などもシビアな社会問題になると思います.メンテナンスは大変ですよ.宇宙飛行士の方がされるんだろうか.だろうな.

そうそうそう...メンテナンスに絡んで興味深かったのが...

経験的に余裕をとって設計値の2倍にしたら大丈夫、というようなことで確認のための試験をやっていた。2倍にしたらなぜ大丈夫か、ということをまず考えよう。真実にどれだけ迫れるか、メカニズムにどれだけ迫れるか、エンジンの中で起きていることをどれだけつかめるか。有人ロケットにつなげる技術にするには、今まで経験でやっていたことを知識、技術にすることが大事になります。(第二回インタビュー)

宇宙工学もやっぱり基本は「経験」なんですよね.技術って大部分は経験知に頼っていることが多いんでしょう.そういった現場の状況を考えると,かなりチャレンジングな試みだと思います.こんなこと出来るのかな.何の職人さんだったか忘れたけど,職人の勘をデータ化してシステム化してみようって話を以前聞いたことがあるけど成功したのかな.

【関連エントリー】宇宙で針仕事(2007年6月14日) 地球へ(2007年4月26日)

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