goo blog サービス終了のお知らせ 

は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

奈良STAY ~バスが無く泣く法隆寺

2025年03月08日 | 旅行

午後は一旦奈良へ戻り、お土産をホテルに置いて、再び電車へ。
旅程にはありませんでしたが、世界最古の木造建築「法隆寺」を訪ねることにしました。
昨日、大阪から奈良へ向かう時に法隆寺駅を通過し、ここから行けるんだな、と。

奈良から法隆寺駅までは、JR大和路快速で11分。
13時過ぎに到着しました。

駅を出ると、人、いねー(汗)
平日とはいえ、本当にこの駅で下りて良かったのかと不安になります。
でも、こっち側でいいのよね?

とりあえず、地図を見る限りここで合っているみたいです。
バス停が見当たらないけど、法隆寺まで歩いて行けるということね?

では、信じて歩こう。
ということで、GoogleMapのナビを頼りに出発しました。
最初のうちは「法隆寺はあっち」的な看板があったのですが、途中でナビが近道を示すようになり・・・

大きな道を外れて狭い住宅街の路地に入ると、法隆寺の場所を示すようなものはなく(汗)
ここはどこだ?本当に合ってるの?と不安に思いつつひたすら歩き、やっとここまでたどり着きました。
駅前を13時20分に出て、この写真を撮ったのが13時30分・・・10分しか歩いてない!?

そこからさらに5分歩いて、ようやく法隆寺の入口「南大門」に到着。
遠かった。
体感的には、30分くらい歩いた気分でした(^^;

「西院伽藍」という寺院エリアの中門。
飛鳥時代に建てられたもので、この向こうに五重塔があります。
ここから、国宝のオンパレードになります。

門の両側には、金剛力士像の「阿形」と「吽形」が立っていました。

すごい形相ですね。
なお、これらが作られたのは711年頃で、日本最古の金剛力士像と言われています。

西院伽藍はとても広くて、回廊で囲まれた中に五重塔(右)と金堂(左)があります。
なお、中門のある方から入った時に見える位置は、これとは逆です。

日本最古の木造建築・五重塔。
なんと安定感のある建物でしょう^^
五重塔は地震で倒れにくい構造になっていることは教科書で習ったけど、その技術がスカイツリーにも応用されていると知ったのは最近のことです。
そういうことを知ってから見ると、あらためて感動します^^

五重塔の裳階(もこし)と呼ばれる所には、踏ん張って屋根を支える邪鬼の姿がw
独身の頃は、こういう所に着目するような感性は持っていませんでした。
私もそれなりに齢を重ねたということなんだろうなぁ。

五重塔と金堂、大講堂を見学した後は、国宝満載の「大宝蔵院」を見学。
こちらは写真撮影不可でしたが、展示物がとにかく素晴らしかったです。
教科書で習ったことのある「百済観音像」や「玉虫厨子」が展示されています。
その他にもたくさんの仏像があり、何ともありがたい気持ちになりました。

次は、隣のエリアにある「夢殿」へ。
法隆寺は、五重塔がある「西院伽藍」と夢殿がある「東院伽藍」で構成されています。
横に広いんですね。

こちらが夢殿。
学校で習うのは中学生の頃かな?
昔の建物なのに、なんてロマンチックな名前なんだと思ったものです(笑)
ぐるりと一周して中を覗いて、14時半頃に拝観終了。

そのまま帰ればいいものを、法隆寺に入る前に見かけたあの看板のことを思い出し・・・
GoogleMapで調べたら、ここから歩いて10分くらいで行けるみたい。
まだ時間もあるし、せっかくだから行ってみようかと。

来ちゃったw
教科書かニュースか何かで、一度は目にしたり耳にしたことがあるであろう「藤ノ木古墳」です。
法隆寺の近くに「藤ノ木古墳はあっち」的な看板があり、頭の隅に引っかかっていたんですよね。

確かに、古墳だわ。
あそこから中が見えるのかしら?

と思って覗いて見たけど、汚れたガラスの向こうにぼんやりと壁が見えるだけ(^^;
なので、発掘された副葬品が展示してあるという「斑鳩文化財センター」へ向かいました。
何だかとてもひっそりとしていますが、入館は16時半までなのでまだ入れそうです。

入館料はなんと無料!
展示室までの通路には、古墳の内部の様子が再現されていました。
石棺はかなり奥の方に安置されていたんですね。

古墳からは豪華な金銅製の馬具や服飾品などが大量に出土し、石棺も盗掘されることなく残っていました。
展示室には、それらのレプリカが展示されています。

石棺の中には、2人の人物の骨とたくさんの副葬品が残っていました。
首元や頭を飾るビーズのアクセサリーとか、大きな剣も見えました。
立派な身分の方だったんでしょうね。

こんな感じで安置されていたそう。
ロマンを感じます。
レプリカとはいえとても精巧に作られていて、当時の様子が偲ばれました。
貴重なものが見られて良かったです^^

15時すぎに見学を終えて駅へ戻ろうと思ったら、この辺にはバスがないんですね(汗)
仕方なく、GoogleMapを頼りに法隆寺駅を目指して歩き始めたのですが・・・ここはどこ?
目印もなく、ただひたすらに住宅街の中を歩かされました。

ようやく広い道に出ると、チョコザップ発見w
でも、もう立ち寄る気力はありません。
とにかく駅へ戻りたい(涙)

文化財センターから30分ほど歩き、やっと目印を発見。
ああ、帰りは絶対にバスで帰ろうと思っていたのに、結局歩いてしまった。。。

風が強くて気温も低くて体力を削られたけど、何とか戻ることができました。
後で調べると、バスは駅の南口にあって、法隆寺と駅の間を1時間に3本走っているみたい。
法隆寺に戻って、乗り遅れても20分待てば8分で駅へ戻れたんですね。

15時40分頃、大和路快速で奈良へ。
お土産も何も買うことなく、手ぶらで戻りました。

法隆寺では飲まず食わずだったので、奈良駅に着いてひとまず休憩。
あたたかい抹茶味の葛茶をいただいて、ようやく一息つくことができました。
まだまだ外は明るいので、この後はちょっと街歩きに出かけようと思います。

(つづく)

コメント    この記事についてブログを書く
« 奈良STAY 〜ちょっと宇治まで | トップ | 奈良STAY ~夜のまち散歩 »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。