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は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

京都STAY ~春爛漫の嵐山

2021年03月26日 | 旅行

毎年恒例の「春のご褒美旅行」は、昨年の春に計画倒れに終わった京都へ行ってきました。
今回は、木曜日にどうしても休めない仕事があり、金曜日と土曜日の1泊2日。
幸運なことに、ちょうど桜が見頃を迎える時期に、京都に行くことが叶いました。

朝9時に京都に到着し、JR山陰本線で嵐山へ。
移動中にネットでトロッコ列車の予約を入れ、JR嵯峨嵐山駅で受け取ろうと思っていたら・・・
うっかり乗り過ごし、2つ先のJR馬堀駅まで行ってしまいました(汗)

小さなスマホの画面で路線図を見たせいで「嵯峨嵐山駅」の次が「嵐山駅」だと勘違いしたみたいです。
まあ、来ちゃったものは仕方ない。
20分後に京都駅行きの列車があったので、それまで、ぶらり途中下車の旅。
といっても、特に見るものもなさそうですが・・・

後から思えば、トロッコ亀岡駅からの列車を予約すれば良かったのかなー。
トロッコ列車に乗ろうと思ったのは京都駅に到着してからだったので、そこまで考えが及びませんでした。
今回の旅行は、ざっくりとした計画しか立てていなかったので、仕方ありませんね(汗)

気を取り直して、JR嵯峨嵐山駅からやり直し。
WEB予約した切符を発券し、徒歩20分ほどのところにあるトロッコ嵐山駅へ向かいます。
まだ人の少ない竹林を足早に移動し、列車の出発時刻の10分ほど前に到着。

ひとまず安心(笑)
無事、11時出発のトロッコ列車に乗ることができました。
トロッコ列車は全席指定で、乗車料金は一律600円。
それなのに、たった一駅・・・嵐山駅から保津峡駅までしか切符を購入しなかった私。

やっちまったなーと思いつつ、無人の保津峡に降り立ち、奇異の目に晒されながらトロッコ列車を見送りました。
亀岡駅まで乗っていれば、車窓から保津川の眺めを楽しめたのに、まったく惜しいことをしました。

でも、一人取り残されてみると、風情があって、なかなか良い感じの場所です。
「密」な観光地にあって、ここだけは全くの「疎」。
風の音と渓流の音しか聞こえなくて、何より人がいないのでマスクが要りません。
しばし、ノーマスクの解放感を楽しみます。

景色以外には何もありませんが、思いがけず秘境感が味わえて、結果オーライといったところ。
たぶん、こういう駅だと知っていたら、ここで下車することはなかったと思います(笑)

跨線橋の上からは、桜のトンネルを走るトロッコ列車が撮れそうです。
まだ桜は五分咲きくらいで隙間が目立ちますが、満開になればさぞ美しいでしょうね。

付近を散歩したり、写真を撮ったりしていたら、すぐに20分経ってしまいました。
これはこれで、旅行の良い思い出になりました(笑)

帰りの列車は、進行方向に対して右側の窓側。
行きの列車はその反対側だったので、帰りは保津川が良く見えました。

対岸に並ぶ、高級ホテル「星のや京都」の建物も。
ネットで調べたら、1人でも1泊2日で10万円くらい出せば泊まれるようです。
でも、1日観光して夜は寝るだけという旅行だと、ちょっと勿体ないですね(汗)

そして、トロッコ嵐山駅で降りれば時間短縮になったのに、何故か嵯峨野駅まで戻ってしまい、ふりだしに戻る(笑)
ここから嵐山の渡月橋に行くには、また20分ほど歩かなくてはいけないんですよね。
正午になると朝よりも人が増えていて、竹林を歩くのも一苦労。

途中、天龍寺で見事なしだれ桜を鑑賞。
カメラを下に向けると人がいっぱい映り込むので、常に天を仰いでいました(笑)

この日は朝から強い風が吹いていて、おかげで空はスッキリとした青空に。
新しいコンデジの画質がイマイチなのが残念ですが、青空と桜の花は目に鮮やかで、とてもキレイでした。

同時に、強風で高速の花吹雪も舞っていましたが。
そんな中で、ウエディングフォトを撮影をしているカップルがいて、とても大変そうでした。

天龍寺では、見事な庭園の他に、法堂で「雲龍図」という天井画を見学することができました。
撮影禁止だったので、パンフレットから画像拝借。

描かれたのは1997年でわりと新しいものですが、直径9メートルの円形の枠に描かれた竜は圧巻。
その顔が、どの角度から見てもこちらを向いているように見える、という不思議な絵でした。
下調べなしで行った分、感動が味わえました。

13時半、トロッコ列車を降りてから歩きっぱなしで疲れたので、休憩もかねて遅いお昼ご飯。
阪急嵐山駅の近くにある「嵯峨とうふ 稲」で、手桶くみあげ湯葉御前をいただきました。
湯葉だからそんなにお腹は膨らまないだろうと思っていたら、けっこうなボリュームでした^^;

お腹を満たした後は、ようやく渡月橋の向こう側へ(笑)
ざっくりと、この界隈でお花見をする、というのが観光の目的だったんですよね。

嵐山と言えば渡月橋。
遠くから眺める分には風情があるけど、実際に歩いて渡れば、ただの橋。

思ったほど画にならなかったので、これくらいで。
正午を過ぎて空が曇ってきたせいもありますが、色がないので写真映えしません。

橋を渡ったところに、渡し船乗り場が。
トロッコ列車から見えた「星のや京都」へは、ここから船に乗って行くようです。
ちょうど、二人のお客さんを乗せて出発したところでした。
いいなぁ。

河岸の桜並木は八分咲きといったところ。
ふと、独身の頃に、当時の彼氏と嵐山に来たことを思い出しました。
2月の寒い日で観光客の姿はなく、侘び寂びがあって、とても京都らしい風情を感じました。

あの頃の印象が強いので、あまりの賑やかさにガッカリしたというのが、正直な感想。
昨年の3月に、思い切って京都旅行を決行すれば良かったかなー。
それでも、インバウンドの皆さんがいない分、まだ静かな方なのでしょうね。

独身の頃に訪れた当時は、嵐電嵐山駅の周辺にはタレントショップが乱立していました。
私はそういうものには全く興味がなかったので、店を覗くことすらしませんでしたが(笑)
今は、タレントに代わってキャラクターグッズのお店とか、食べ歩きグルメのお店ばかり。
それを思うと、観光地というのは、今も昔も本質的に変わってはいないのでしょうね。

観光地に来たからには、何かそこだけの、特別なものを見たり食べたりしたいもの。
最後に、休憩を兼ねて、3月中旬にオープンしたばかりの上島珈琲京都嵯峨嵐山店へ。
日本緑茶発祥の地、京都・宇治田原の宇治玉露を使った「玉露ミルク珈琲」をいただきました。

上に乗っている玉露の茶葉が口に入ると、鼻腔にさわやかな香りが通り抜けます。
この店限定という訳ではないようですが、それでも、こういう所で飲むと特別感があります。
観光地のお店は、こういうのでいいんだけどなぁ。

京都駅に戻って、チェックイン時間まで時間つぶし。
後から思えば、この時に京都タワーに行けば良かったんですよねー。

暗くなってから行けば夜景が見れると思っていたら、最終入場が18時半とのこと。
21時まで営業しているのは地下の大浴場のことで、私の大いなる勘違い。
思いつきで動けるのが一人旅の良い所ですが、今回はそれが裏目に出ました(汗)

でも、そんな失敗を全部自分で背負えるのも、一人旅の良いところと言えます。
これで同行者がいたら、絶対に喧嘩になってます(笑)
ホテルには18時にチェックインし、天然温泉で疲れを癒やし、あらためて夜の京都駅を散策。
コンビニで朝ご飯を買ってホテルに戻り、翌日に備えて早めに就寝しました。

(つづく)

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