物凄い土砂降りの中で

2009年06月15日 | ○○のお話（甘い水）

最近雨が降り続いていますね。

この日も雨。

もちろん天気予報は雨だったので分かりきっていた事ですが。

しかもこの地方には大雨注意報も出ていて。

この地方の一部の地域では降水量が１００ミリなんて天気予報で言ってたな・・・。

全てを分かった上での釣行です。

普通の人はそんな状況じゃ釣りに行かないって!・・・。

そりゃそうですよね!!。

けれど私、普通じゃないんで!!・・・（爆）。

釣り場に向う林道の途中で「チラッ・チラッ」と見える川はなんか白いんですけれど・・・。

一瞬「チラッ」としか見えないのと、高低差がある為に見づらいのと、

まだそれ程明るくも無いんで今一状況が分からないのですが。

川が白いのは増水して激流に変わっていて白波が立っているからか？・・・。

釣り場に向う道中には雨が上がっている区間も在ったのですが、

釣り場に近くなるにつれて雨が激しく降ってきました。

案の定、釣り場に着くと

「増水」・「激濁り」・「土砂降り」と３拍子揃っていました(笑)。

全てに於いて「想定の範囲内」と言いたい所ですが、

ちょっと「増水」に関しては思っていたよりもチョット増えていたかな？と言う感じです。

渡河する時、思いのほか辛かったですね。

流れが速くて足元がすくわれるような感じでしたから・・・。

土砂降りなので空は厚く黒い雲に被われていて

なかなか辺りが明るくなりません。

そんな中での実釣開始です。

最初のポイントではお魚の反応が在りません・・・。

「あれっ!おかしいなぁ～・・・」と思いながら次のポイントに。

次のポイントでは尺位のイワナ君が来てくれましたが、今日はお呼びじゃないんでね・・・。

今日、この川には５０オーバーのイワナを目標に釣りに来ているのでね。

とは言え、早々釣れないんですけれどね・・・。

なんとか４０後半を釣りたい所ですが・・・。

同じポイントでキャストを繰り返していると

ルアーを追って来て岸際のブレイクで反転していったとてつもない大物が居ました。

思わず「デケェ～」と叫びました。

激濁りの為に本当に足元寸前まで来ないと魚が確認できないんですよ!。

もうチョット濁りが薄ければどうにか仕様が有ったかもしれませんが・・・。

そのポイントで執拗にキャストを繰り返していたら

４８センチのブラウンが釣れました。

「ん!・・・コイツか？・・・」

さっき見た魚はコイツだったのかな？・・・。

激濁りの中、反転した一瞬しか見えなかったので大きく見えたのかなぁ～？・・・。

そうは思いながらなんか違うような・・・。

また執拗にキャストを繰り返していると

（普段はあまり執拗にキャストはしないんですけれど、あまりにも激濁りの為に・・・。）

すると「ガツン!!」っと強烈な当りが!!。

けれどコイツはあげることが出来なかった・・・。

姿は何回も確認はしましたが。

「コイツ」に関しては、ココをクリック。

その後もそれなりに魚は確認できるのですが

増水＆水温低下の為に魚は底にベッタリと張り付いているようで・・・。

活性も今一低いみたいですね。

上手い具合に底にルアーを通せた時には魚からの反応が在るのですが、

中々バイトまでに持ち込めません・・・。

しかも１回反応したらそれっきり・・・２度と反応してくれません・・・。

増水していて激流の為になかなかルアーが底まで潜らないんですよね・・・。

流れに翻弄されて上ずってしまいます。

濁りが無ければ魚もルアーを発見しやすいんでしょうが、

この濁りの為に魚の直ぐ傍にルアーを通さないとダメでしょうね。

そんな状況の中のワンチェイスじゃー非常に厳しい物が・・・。

それでも「ポツポツ」とは釣れているんですけれどね。

けれど今日は「ブラウン」の比率が高いですね!。

やはり厚い黒い雲に覆われて薄暗いのと、激濁りと増水の為に警戒心が薄れているのかな？・・・。

何時もはこれ程までに「ブラウン」は見かけないですからね。

「ブラウン」は大きくなれば大きくなるほど警戒心が強いですからね!!。

だから「ブラウン」の大物は夜釣りみたいですけどね。

アメリカなんかでもそうだし、支笏湖なんかでも大物は夜に上がっていますよね。

それにしてもイワナが全然来ないんだけれど・・・。

やはり時期を外したかな・・・。

けれど今年はしょうがないんだよなぁ～・・・（悲）。

１セクション終わった時点で今日は止めようかなとも思いましたが・・・。

あまりにもの土砂降りと、増水の為にかなり体力を消耗しましたので・・・。

この時点でもう正午過ぎ、遡行距離は１０キロ近いでしょうか。

しかもかなり予定の時間をオーバーしています。

けれど釣りが出来る時に釣りをしないと。

何時も釣りに行ける訳では無いので・・・。

車で次のセクションに移動中、雨が小降りになってきました。

その後、雨が降ったり（雨と言っても普通の雨、降り方としては強い方だがさっきまでが土砂降りだったので弱く感じる）、

小雨になったり、雨が止んだりめまぐるしく天候が変わります。

時折日が差してきたりもしまして。

１セクション目よりかは気持ち的には楽ですね。

１セクション目は本当に疲れましたもん。

なんて言ったって精神的に。

だってココは熊の巣窟!。

土砂降りの中だと熊の気配すら感じられませんから。

と言う事は、熊の方もこちらの気配を感じづらいでしょうしね。

雨が上がった時の川の様子。

これでも昼から降り方が弱まった所為か、水量も少し減りましたし

濁りも薄らいできました!!。

（薄らいできました!って・・・（ブログ読者の声！）。

そう!これでもかなり濁りは取れてきたんですよ!!(笑)。

じゃー１セクション目はどれ程濁っていたんだって。

う～ん・・・この写真の倍位の濁り方かな（爆）。

そんな感じで結局丸一日釣りをしたのでした。

実釣時間　ａｍ４：１５～ｐｍ７：１５。

遡行距離　１９．７キロ。

「気合」と「根性」の１日でした。

結局「モンスター」は釣れませんでした。（そりゃそうだ!そう簡単に釣れるわけが無いもんね!!。）

それでは、本日の悪条件の中「気合」と「根性」で釣った

５０アップの魚たち。