かなちゅうバス全線制覇の記録

神奈中バスを全系統乗りたい!

横浜市営バス【202系統】横浜駅西口⇔循環外回り

2010年03月01日 | 番外編
202系統は、横浜市営バスが運行する、横浜駅西口を起点として、岡野町、浅間町車庫前、洪福寺、和田町、横浜新道、三ツ沢西町、三ッ沢上町駅前、三ッ沢下町駅前、泉町を経由して、横浜駅西口へと至る循環線です。

1時間に3本~4本ほど運行されています。横浜駅西口から浅間町車庫前行きの区間便や、三ッ沢上町駅前から先に回る、【201系統】というのもあります。横浜市営バス浅間町営業所の路線です。

◆みちのり
横浜駅西口のバスターミナルを出るとバスは左折し、突き当りの信号を右折します。すると、一つ目のバス停である岡野町に着きます。この間は結構距離がある気がします。橋を渡り、次の信号を左折。浅間町車庫を横目に見ながら、洪福寺の信号を右折。国道16号線に入ります。バスは、保土ヶ谷区役所が近い峯小学校前などを通り、和田町の交差点を折り返すように右折。坂道を登っていきます。右手に横浜新道が見えてくるころ、横浜新道のバス停に着きます。あとはしばらく直進です。三ツ沢競技場に近い、市民病院下や三ッ沢上町・三ッ沢下町駅前を通り、松本の信号を右折。しばらく直進すると、横浜駅西口に帰ってきます。

◆不親切な方向幕
写真にもあるように、この202系統は方向幕が不親切です。どこに行くのかさっぱりわかりません。逆回りの201系統も[201 循環内回り]と書いてあるだけで、初めての人にはさっぱりわかりません。なぜこのようなことが起こってしまったのか。それは、市営バスの歴史に深く関わっていました。

横浜市営バスはかつて、トロリーバスを走らせていました。昭和34年に登場したトロリーバスは、現在の202系統の三ツ沢西町~横浜駅西口~常盤園前間を走っていました。当時の系統番号は101系統。同じ年に常盤園前~三ツ沢西町間が延伸開業し、循環運転を開始。そのときに、系統番号を現在の202系統外回りにあたる路線が102系統、現在の201系統内回りにあたる路線が101系統となりました。しかし、昭和47年に交通量の多さにより定時運行が難しくなり、業績は好調だったものの、車両整備費などが普通のディーゼルバスよりかさみ、当時はそれほど環境問題に熱心ではなかったこともあり、横浜市電と一緒に廃止されました。そのトロリーバス路線を引き継いで、番号を100個プラスした、201系統と202系統が登場し、今に至っているというわけです。

つまり、元々トロリーバスの路線だったので、どこを通るかは1種類しかない、ということでどこを経由するというのは詳しく書いていないというわけなんじゃないでしょうか。ちなみに、LED車も同じように[202 循環外回り]と表示されます。また、かつては横浜国大を経由していた頃もありましたが、2006年に廃止になりました。

◆停留所
横浜駅西口→岡野町→浅間下→浅岡橋→浅間町車庫前→洪福寺→宮田町→峯小学校前→峰岡町→常盤園下→和田町→和田町交差点→常盤園前→横浜新道→岡沢町→市民病院下→三ツ沢西町→三ッ沢上町駅前→三ツ沢小学校前→三ツ沢中町→三ッ沢下町駅前→島田橋→ガーデン下→松本→泉町中央→泉町→鶴屋町3丁目→横浜駅西口

※市民防災センター前は通過。