八喜為てんてこりんブログ 第2回目
さて、前回に引き続き、今回は「阪神淡路大震災から1ヶ月間の八喜為」をお伝え致します
震災から2~3日は、とにかく情報収集に街中を走り回る日々でした
街を見渡せば見渡すほど、現実が夢のように感じる光景
大将(社長)は、ひたすら自転車で走り回っていました(←アホちゃうか!大将現在のコメント)
何より心配だったのは、従業員スタッフをはじめとする周りの人たちの安否でした
幸い私たちの周りは家がなくなった人、学校に避難した人がいたものの皆、無事で再会することができたのでした
その後は、配給やお風呂屋さんに並ぶ日々を送っていましたが、その頃大将は、従業員スタッフの家がなくなったときけば、自分の所に泊め親戚・知り合いが学校に避難しているときけば、大量のおにぎりをにぎって持っていき(←そんなんしたかなぁ~?忘れたわ!大将現在のコメント)近所が燃えているのを見れば、現場にかけつけ消化活動に参加し・・・ひたすら走り続けていました
たくさん走り続けて、現実を目の当たりにした大将は、ふと「もう、八喜為を続けられそうにない・・・。」と思い、従業員スタッフを集め、一旦、スタッフの皆さんには八喜為を辞めてもらうことになりました
「・・・この震災が落ち着いたら、もう、このまま家族だけで小さい店をしようか・・・」という考えが頭によぎった矢先、突然いのちゃん専務(大将の奥さん=おかみ)が、ムキムキッと立ち上がった(←立ち上がらんでええのにっ大将現在のコメント)
「みんな、仕事をなくしてるねんから、自分らがやる気を出して八喜為をしたら、みんなが働ける場所ができるんやっだから、もう1回八喜為をやりなおそうっ」
大将の体に稲光が走った(←走らへんわ!しんどいなぁ~もぅ!大将現在のコメント)
「頑張ろうっっっ」「俺たちが頑張らないとっ」
その後、水の復旧と同時に店に戻り、焼とりの「炭」を使って大きな鍋に大量のカレーを作って、近所の人たちに配った
これはいけるかもっ
その時、大将は何かをつかんだようだった(←何もつかんでへんわ大将現在のコメント)
しばらくして、ガスが復旧した
一度散った、スタッフの皆に声をかけた
さぁ八喜為の再開店だっっ
つづきは次回「開店青空八喜為」にて
お楽しみに
一部「大将現在のコメント」が雑音的に入っておりますが、すんません(笑)
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