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マクロモード切替はどこに?

 SH-01Aには、数字キーを見てもカメラ撮影時のマクロモードの切り替え機能の割り当てを示すチューリップのアイコンがない。その昔は、スライド式の切り替えスイッチを採用している機種が多かったが、現在はソフト的に切り替え可能な機種がほとんどである。

 SH-01Aのマクロ撮影への切り替えは、数字キーへの直接の割り当てがされておらず、メニューから切り替えることになる。具体的には、AF(オートフォーカス)モードの設定の一つに「接写」があり、これがマクロモードにあたる。カメラを起動した状態で、「3」を押すと下のような設定画面が表示される。
AFモード切替画面


 以前の携帯では、このマクロモードが次回起動時にも保持される仕様であった。それに気がつかずに、ピンボケ撮影をしてしまい後悔することが何度かあった(慌て者ともいう)。その点SH-01Aでは、カメラを終了するとAFモードは「標準(人物優先)」にリセットされるので、そのような失敗がない。

 AF関係では、「フォーカスロック」が「1」に割り当てられている。通常、カメラで撮影するとAF機能のピント合わせが完了してからシャッターが切られるため、動いているものを撮影する際に狙ったとおりの構図で撮れないことがある。それを防ぐ機能だ。カメラ関係では唯一、数字キーに機能が刻印されている。
 こうしたカメラ起動時のショートカットキーを一覧で表示するのが、「0」に割り当てされている「ガイド画面」だ。
ガイド画面


 しかし、この「ガイド画面」について、ユーザビリティの面から相当マズいと感じるところがある。
 iモードボタンに割り当てられている「一括設定変更」と、キー割り当てが全く異なっているのだ。
一括設定変更


 この「一括変更設定」というのは、撮影サイズや明るさの調整など複数の設定項目を一気に変更する機能である。1つの設定項目を調整して決定すると、その都度、撮影画面に戻るのが煩わしいと感じる時にまとめて設定するものだ。
 両者を比較してみると、悪意さえ感じるほどキー割り当てが違う。
 「AFモード切替」はガイド画面では前述した通り「3」だが、一括設定変更画面では「1」に変わる。ピクチャーライトは「0」と「#」、ホワイトバランスは「#」と「*」と言った具合だ。「サイズ変更」が「5」で共通しているのは、もはや奇跡といって良いだろう。

 ショートカットキーは、しばらく使うと指が覚えてしまうことでなじんでいくものだが、これではいつまで経っても使いこなせない。せっかくの多彩な調整機能が台無しである。残念だ。

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