SH-01Aにもミュージックプレイヤーが搭載されていて、着うたフル(MP4)のMPEG4-AAC、MPEG4-HEAAC(aacPlus)、Enhanced aacPlusといわゆるWindoswMedia形式(WMA)に対応している。SH-01Aへの音楽の取り込み方は、ドコモのサイトが詳しいので、これに譲る。
SH-01Aから、ヘッドフォンの接続端子が充電用の端子と統合された。したがって、これまで使っていた平型端子用のヘッドフォンはそのままでは利用できない。
上の写真は、ドコモショップで購入時にサービス品としてもらった「外部接続端子用ステレオイヤホン」を外部接続端子に接続したところである。
音楽再生中、背面ディスプレイには音楽再生に関係する項目は一切表示されない。側面のプッシュトークボタンを押しても、写真の通り一時的に時刻が表示されるだけである。背面表示のパターンはいくつかあるのだから、再生していることを示すような表示ができると親切だろう。
側面のプッシュトークボタンにはミュージックプレイヤー上での機能が割り当てられていて、端末を閉じた状態で再生中の音楽を一時停止したり再開したりすることが出来る。ただし、この操作は、あくまでミュージックプレイヤー起動中に限られ、待受画面から長押ししてミュージックプレイヤーを起動することは出来ない。基本的な操作は端末を開いた状態で行うことになる。
メニューからミュージックプレイヤーを起動すると、下記のような画面になる。取扱説明書P262風に言えば「音楽データを選ぶ」画面だそうだ。端末内では「TOP」画面と扱われている。何らかの音楽を聴くには、この画面を経由してどういうカテゴリで曲目リストを表示するかを決めなければならない。非常に違和感を感じる。
このうち「続きから再生」は、前回に再生した曲の続きから再生してくれるメニューだが、SH-01Aではメニュー上での扱いがなぜか悪い。あらゆる音楽再生プレイヤーはこの操作が基本になっているのだから、「前回の続きから再生しますか?」と聞いてきてもいいくらいだ。
写真の「続きから再生」がグレーアウトしているのは、いったん端末の電源を切ったからで、電源を切るとどこまで再生したか忘れてしまうのだ。これは、SH-01Aに限らず共通の制限のようで、簡単に取り外しの出来るMicroSDカードに音楽を保存しているから仕方がないのかもしれないが、手軽に使えるミュージックプレイヤーになるために出来る限り改善してほしいところ。
TOP画面で、アルバムを選ぶと表示されるのが左の「LIST」画面。再生を開始したいトラックを選んで「決定」を押すと「PLAYER」画面になって、ようやく再生が開始される。
【訂正】シャッフル再生やリピート再生の機能はあります。お詫びして訂正します。
また、再生中に数字キーを押すと、曲全体を9分割した再生位置にそれぞれジャンプできるが、何に使うのかよくわからない。
カタログ的な特長としては、Virtual 5.1ch対応DOLBY MOBILEが搭載されているので、ステレオイヤホンを使えば迫力ある音が楽しめる(らしい)点がポイントと言えるだろうか。
SH-01Aは音楽再生をウリにした端末ではないとはいえ、小さな工夫でまだまだ使い勝手が向上できる余地がある。