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ドコモ光にフレッツ光からの転用を申し込む

■OCN 光 with フレッツ からドコモ光へ

 NTTドコモが光コラボレーション事業者としてNTT西日本及び東日本が卸売した光回線を借り受けて提供する光ブロードバンドサービス「ドコモ光」に申込みをした。
 現在、私はNTT西日本の「フレッツ光ネクスト ファミリースーパーハイスピードタイプ隼」というなんとも長い名前のインターネット接続サービスを契約している。最大通信速度は1Gbpsだ。プロバイダはNTTコミュニケーションズのOCNを利用しており、契約プラン名は「OCN 光 with フレッツ ファミリー・スーパーハイスピード 隼・西日本」とこちらも相当に長い。

 現在の月々の請求額は以下の通り。ひかり電話の通話料、ユニバーサルサービス料、消費税を除くと毎月6,810円5,710円支払っている。
  • フレッツ光ネクスト隼 : 5,400円 → 3,610円 (光もっともっと割による割引適用後の金額)
  • ひかり電話 : 500円
  • ナンバーディスプレイ : 400円
  • 回線終端装置(ONU)レンタル料 : 900円 (月額利用料に含む)
  • 宅内配線レンタル料 : 200円 (月額利用料に含む)
  • OCN利用料 : 1,200円

 切り替えにあたり、ドコモ光 戸建・タイプA(2年定期契約)の料金プランの中から「光シェアパック10」を選択し、あわせてプロバイダはOCNからNTTドコモが提供するドコモnetに乗り換えることにした。また、ドコモ光では現時点でひかり電話サービスの提供がないため、引き続きNTT西日本とひかり電話の契約を継続する。

■受付開始直後に転用手続き

 現在のフレッツ光を解約しドコモ光を新たに契約するにあたり、工事をせずに契約先をNTT西日本からNTTドコモに変更するための「転用」手続きを行う。転用にはNTT西日本に対して転用承諾番号の払い出しを求める必要がある。
 受付開始間もないタイミングで指定されたNTT西日本の受付窓口に電話をかけると、何度かの話し中の後に電話が繋がり、NTT西日本フレッツ光コンタクトセンターと名乗る担当者が出た。以前に感じの悪い勧誘電話を何度かかけてきたコンタクトセンターの名称であり、少しブルーな気持ちになる。
 転用の手続きをしたい旨を伝えると、Webサイトに掲載されている説明事項を事前に読み同意しているか否かやNTT西日本のサービスが解約になる可能性があるが了承できるかなど尋問のようなやり取りが続く。日数が浅いのが理由なのか、担当者の説明もマニュアルの棒読みに近い。そうしたやり取りを10分ほど我慢すると、ようやく転用承諾番号を払い出してもらうことができた。
 この番号をNTTドコモのドコモ光オンライン申込みページに入力すると、ドコモ光への申込みが完了する。意外とあっけない。

■ドコモ光サービスセンターからの連絡

 ドコモへの申込みから2日経ってドコモ光サービスセンターから連絡があった。サービス開始2日目の2015/3/2に立ち会いのない局内工事のみで切り替えができること、工事料は発生しないが契約事務手数料3,000円が発生することなどの説明を受ける。
 その際、現在NTT西日本からレンタルしている宅内配線及び回線終端装置(ONU)一体型ひかり電話ルータの取り扱いについて尋ねたところ、それらは光回線の一部でありNTT西日本からのレンタルが継続するとのことだった。現時点ではドコモ光からこうした機器を提供する予定はないらしい。でも、光回線を新規に契約する場合はどうなるんだろう?(←【追記】新規の場合はドコモから提供)
 また、契約切り替え後の回線故障トラブルはすべてNTTドコモが窓口となり、仮にONUが原因であったとしても切り分けをNTTドコモが行った上で、必要に応じてNTT西日本へ修理等を手配する形になるようだ。
 アタリが良かったのかも知れないが、ドコモ光サービスセンターの担当者は説明や確認が必要な事項は言うまでもなく、当方からの質問にもスラスラと明快に回答していただき大変気持ちよかったことを記しておきたい。
NTT西日本からレンタル中の宅内配線は転用後も継続利用 NTT西日本からレンタル中の回線終端装置(ONU)は転用後も継続利用


■多いか?少ないか? 月々810円のコスト削減

 ドコモ光へ切り替え後の月々請求額(見込み)は以下の通り。7,200円6,100円の利用料から、ドコモ光パックのセット割で1,200円(光シェアパック10の場合)割引されて6,000円4,900円。現在と比べて月々810円安くなるというわけだ(ひかり電話の通話料、ユニバーサルサービス料、消費税を除く)。なお、不要になるOCNのプロバイダ契約は解約する。
  • ドコモ光 戸建 タイプA/西 : 5,200円
  • ひかり電話 : 500円
  • ナンバーディスプレイ : 400円
  • 回線終端装置(ONU)レンタル料 : 900円 (月額利用料に含む)
  • 宅内配線レンタル料 : 200円 (月額利用料に含む)
  • ドコモ光シェアパック10 セット割 : -1,200円

 言ってしまえば、今回の切り替えはプロバイダをOCNからドコモnetに変更するだけの形だ。フレッツ光の長期割引を失う代わりに、OCNに払っていたプロバイダ料金が不要になり、さらにドコモのセット割引を得ると解釈できる。
 月々の割引額は決して大きくないが、ドコモによる光接続サービスの提供で固定回線と携帯回線の契約が紐付いたわけで、今後シームレスな新サービスが提案されることを期待している。


【参考】

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