俳句 HAIKU  はいくっ

俳句は 楽しく 詠うもの 

ぽちぽちと とつとつと

足音

2014-02-28 19:39:20 | 日記


















気温が上がって、ぐいぐい雪が解けてきました。



我が家の前の道は、

もともと人通りの多いところではありません。

通過する車の方が多いかしらねぇ。





雪がしんしんと降っているときは、

人っ子ひとり、どころか、車さえ通りません。

雪が音を吸収してしまうだけでなく、

もっっっのすごく静かです。



高齢者の多い地区ですから、

雪が降りやんでも、

しばらくは、

人の動きはありません。



雪かきをする音だけ。




宅急便屋さんが、チェーンの音を響かせて行きます。



どのくらいでしょうかね。


誰かが歩く音が小さくして、

その音が増えて、

次第に増えて。

また、増えて。



そのたびに、雪を踏む音が違うんです。

きゅっきゅっから、

最後はぐちゃぐちゃっという音に。


道路が見えてくると、

足音しなくなるんです。









らふそく

2014-02-26 19:21:03 | 日記

















大雪×2の雪の嵩がだいぶ減ってきました。

庭の半分くらいが見えるようになりました。




木の周りから融けはじめるんですよ。



まぁるく融けていくんです。




植物が温かいとは思えませんが、


雪に比べれば温かいのでしょう。



まるとまるがつながって、


だんだん地面が顔を出すんです。





日中でも零下だったのが、5度を越す日もあるようになりました。







仏壇をお持ちのお家なら、

朝夕に燈明を点(とも)されることでしょう。


蝋燭(ろうそく)の後ろは、くらいですよね。

その暗さも、季節によって変わるんです。


まっくらくらだったのが、

すこぉ~し明るさを感じるようになります。



日差しの強さや、

家に入ってくる角度が違うんでしょうね。



寒独活

2014-02-24 21:31:56 | 日記

















あぁ~馬鹿だおバカだ。

機械はおバカですぅ。



誤変換も大概にしてくれと言いたくなります。


うどくらいスカッと変換できないのぉ。






独活(うど)は、ご存じでしょう。

山独活は、

春に伸びて、

花が咲いて、

夏はワサワサと茂り、

秋に枯れる。


寒独活は、栽培種です。

寒い時期も囲って、春になったと勘違いして育てる。

もしくは、そんなには寒くならない地域で、栽培したもの。


といってもね、

お山の温かいところに、

あれっ?と新芽を見つけることがあります。




白鳥さんのいるお池の周りは、

風致地区で人の手の入っていない山なんです。



春になると山菜取りの人が斜面に張り付いているくらい。



わんこと道なきところを歩いていて見つけます。



独活の苦味は、好みがあるかもしれません。

私は、好き。






耳に残った苦味は、

独活の苦味であり、人の嫌な言葉です。






都鳥

2014-02-22 08:33:53 | 日記

















都鳥(みやこどり)、古来は「ゆりかもめ」のことを指していました。


現在、ミヤコドリとよばれている鳥さんは、茶色と白です。


好みとして、ユリカモメの方がいいので、

私の頭の中では、都鳥はユリカモメ。

ミヤコドリなら、現在の鳥さん。


この画像のグレーの方の鳥さん。


どちらにせよ、あんよは赤いので。

解釈はご自由にということでいいかと。





「鳥雲に」という季語があります。




北へ帰る鳥が、雲間に見えなくなっていくことです。

渡り鳥さんを見送っている感じ。


その切なさが胸に落ちて、大好きな季語です。



一年中いる気がしますが、「ユリカモメ」も渡り鳥です。

北へ帰る気持ち、

鳥さん的には、故郷に帰る気持ちなんでしょうか。

繁殖のために北へ行くのですから、出張?


赤い脚に、時を待っている姿を託しました。



渡り鳥を、迎えて、送るのですから、人間側には切なさがあります。


白鳥さんが帰り、ゆりかもめが帰り、

鴨達が帰ってしまったお池は、

もっっっのすごく静かです。



春はそこまで来ている証の静けさです。



白鳥さんたち、長距離飛行と編隊飛行の練習を始めました。