gooブログ「曇りのち晴れ」

雲りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一八年十一月

十一月 一日(木)晴 東照宮守るは眠り猫と知る
十一月 二日(金)晴 滝の音に吸い寄せられ鳥に紅葉
十一月 三日(土)曇(文化の日) 新幹線息を呑む間に海を越え
十一月 四日(日)曇 月うさぎ誰かの胸で泣きじゃくる
十一月 五日(月)晴 秋晴れのビルの山から影法師
十一月 六日(火)曇/雨 朝の雨町を眠らせ秋惜しむ
十一月 七日(水)曇/晴(立冬) 立冬の朝に鴉が町を飛ぶ
十一日 八日(木)晴 冬はじめ空は無限に大地踏む
十一月 九日(金)曇/雨 朝が来る落葉掻き分け風の道
十一月 十日(土)晴 朝風のほのぼのすずろ小春風
十一月一一日(日)晴 ブロックの欠けた塀より花八つ手
十一月一二日(月)曇/雨 冬桜いつも誰かと探してる
十一月一三日(火)曇/雨 梢から雨粒おちて朝時雨
十一月一四日(水)晴 無限大探しても何かたりない
十一月一五日(木)晴 胸を張り空見上げれば冬ぬくし
十一月一六日(金)晴 無機質な高層ビル街冬ぬくし
十一月一七日(土)晴 冬うらら幸福行きの夢列車
十一月一八日(日)晴 寂しさをうめる一言小六月
十一月一九日(月)曇 朝風のそぞろに寒くなりはじめ
十一月二十日(火)晴 空晴れて水の冷たく朝仕済む
十一月二一日(水)晴 カーテンを開ければ朝に黄葉散る
十一月二二日(木)曇 冬木立朝遅く風のねぼすけ
十一月二三日(金)晴(勤労感謝の日) 冬うらら駐輪場の昼満車
十一月二四日(土)曇/晴 花八つ手子天狗隠れ葉のうちわ
十一月二五日(日)晴 冬ぬくし靴底につく土落とす
十一月二六日(月)晴 冬銀河地球に立っている不思議
十一月二七日(火)曇 銀の波雲を写して落葉舟
十一月二八日(水)晴 浜風が呼んでいるのか忘れ花
十一月二九日(木)晴 冬浅く鳥の目覚める声がする
十一月三十日(金)晴 陽をうけて障子ほっこり内と外

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