gooブログ「曇りのち晴れ」

曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一八年九月

九月 一日(土)晴 次々と安堵の間なく野分来る
九月 二日(日)雨 雨の朝裾を降ろして秋簾
九月 三日(月)雨 風向きの気になる秋の空模様
九月 四日(火)曇/雨 ウッドデッキへ続く木立に虫の声
九月 五日(水)晴 野分あと心の穴に晴れた空
九月 六日(木)晴 吹きまくる風に向ってはたた神
九月 七日(金)曇 未来へと忽ち秋の虹かかる
九月 八日(土)曇 雲移り風の色にも涼あらた
九月 九日(日)晴 夏惜しむ半幅結びしゃれた女
九月 十日(月)晴 今朝晴れて日本列島野分あと
九月一一日(火)曇/晴 地より出て葉より実の出る紫蘇の朝
九月一二日(水)曇 風かすか耳を澄ませば虫の朝
九月一三日(木)曇/晴 どこからか頬にやさしく風の秋
九月一四日(金)曇/晴 小雨降る朝の道筋猫じゃらし
九月一五日(土)雨/曇 西郷像変幻自在の秋の雲
九月一六日(日)曇 水際を人は過ぎゆく草の秋
九月一七日(月)晴(敬老の日) 秋晴れの澄んだ空気を深呼吸
九月一八日(火)晴 草の絮風が飛ばして柵の外
九月一九日(水)晴 風移る朝陽に松は色変えず
九月二十日(木)曇 朝霧に木立は声をひそめてる
九月二一日(金)雨 明けの雨どこかで秋が叫んでる
九月二二日(土)曇 雲晴れて山から栗が落ちて来る
九月二三日(日)晴(秋分の日) 土の気の草より伸びる鳳仙花
九月二四日(月)晴 朝風に爽やかな空が開ける
九月二五日(火)晴 月の影雲に写してかくれんぼ
九月二六日(水)曇/雨 雨あがり木々の谺の爽やかに
九月二七日(木)雨/曇 秋の雨草に一粒星の影
九月二八日(金)晴 天高く風を振分け草の丈
九月二九日(土)曇 草の声まだ明けやらぬ霧の朝
九月三十日(日)曇/雨 南より風雲迫る秋簾

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