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曇りのち晴れ

俳句ダイアリー二0一九年四月

四月 一日(月)晴 目黒川提灯つなぐ花の影
四月 二日(火)晴/曇 目に桜まだ葉をみせず水面まで
四月 三日(水)晴 満開の花に元号移り行く
四月 四日(木)晴 雪柳木々の幹より風を呼ぶ
四月 五日(金)曇 平成の幻影を見る花吹雪
四月 六日(土)晴 朝風のゆるんで花の際となる
四月 七日(日)晴 ひととせの幻影となり花満開
四月 八日(月)雨/曇 花の雨巡る此の代を惜しむかに
四月 九日(火)雲/雨 平成の退位を桜惜しみ咲く
四月 十日(水)雨 一年が花と始まり花に過ぎ
四月一一日(木)曇 瑞龍の空へと昇り水芭蕉
四月一二日(金)晴 散る花を川が優しく浮かべてる
四月一三日(土)晴 桜草蝶の影かと真昼時
四月一四日(日)曇 桜散る過し世の声明日の声
四月一五日(月)晴 多摩川の風とささやく草の春
四月一六日(火)晴 水面には桜織り成す風の紋
四月一七日(水)晴 空晴れてうららうららか花吹雪
四月一八日(木)曇 惜しみなく花から花へ余花落花
四月一九日(金)曇 春暁に白々消える星の雨
四月二十日(土)晴 この坂を弁慶橋へ残り花
四月二一日(日)曇 残英に空の開けて何が建つ
四月二二日(月)晴 雲もなく風はどこ吹く残り花
四月二三日(火)曇 手に触れてしまえば残花散るほどに
四月二四日(水)曇 春暁のどこかで犬の鳴く声か
四月二五日(木)曇 一画は田植えの終わり宵を待つ
四月二六日(金)晴 枝から枝へ蔭を伝えば残り花
四月二七日(土)曇 実の生るを手折らず帰る梅の里
四月二八日(日)晴 晴れやかに平成惜しみ風光る
四月二九日(月)晴/曇 藤の山隧道潜り町あらた
四月三十日(火)雨/晴 平成を惜しみ平和な春の尽

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