尖閣諸島漁船衝突 ナトナ諸島の教訓(産経新聞)
- goo ニュース
(前略)
ことし7月22日、南シナ海に浮かぶインドネシアの
ナトナ諸島北西約105キロのインドネシアの排他的経済水域
(EEZ)で、違法操業をしていた中国漁船を、インドネシア
の警備艇が発見、拿捕した。
すると、そこに軍艦を改造した中国の大型漁業監視船が
やってきて、警備艇に銃口を向けて、「漁船を解放しなければ、
砲撃する」と威嚇した。
20ミリ機関砲で攻撃されたら、ファイバー製の警備艇は
ひとたまりもない。警備艇は漁船を解放してしまった。
インドネシア側はよほど悔しかったのだろう。
翌日、海軍艦船を出して、相変わらず違法操業を続けている
中国漁船を再び拿捕した。
すると、またしても中国の漁業監視船がやってきて、機関砲
を向けた。にらみ合いになったようだが、結局はインドネシア側
が折れて、漁船は再び解放された。
関係者によると、中国の漁業監視船は、監視船とは名ばかり
の実質的な軍艦。砲撃戦になれば、インドネシア海軍の艦船は
無事ではいられなかっただろうという。
問題のナトナ諸島付近の海域は中国とインドネシア双方が
EEZを主張している場所だ。
近くには海底油田が眠っているとの情報がある。
その北には中国、ベトナム、インドネシア、フィリピン、
マレーシアなどが領有を主張している南沙(スプラトリー)諸島
もある。
EEZの主張が食い違っている点、近くに海底油田がある点など
、今回の尖閣諸島周辺の事態にうり二つではないか。
中国は7月から8月にかけて、黄海や南シナ海で、実弾射撃
演習を強行している。4月には沖縄南方で、日本の海上自衛隊の
護衛艦にヘリを異常接近する危険行動もとっている。
今のところ、中国は実力行動には出ていない。
だが、漁業監視船という名の軍艦が、海保の巡視船に機関砲を
向けてくることもないとはいえまい。
そのとき、海保はどうするのか。政府は護衛艦を派遣するのか。
それとも、威嚇に屈するのか、見て見ぬふりをするのか、
いずれにせよ、危機は目の前に迫っている。
(22日産経新聞-gooニュースより抜粋)
>これは、テレビでも(多分)やりませんでしたし、ネットでも
あまりニュースにならなかったと思いますが…
こんな生々しい事件が最近あったとは知りませんでした。
…それにしても、このケースを見ても分かる通り、中国に対し
“話し合い”での解決は相当に困難なようです。
確かに“力”と“力”がぶつかれば、“戦争”という最悪の事態
を招く可能性が高まりますが、相手が力でゴリ押しし、かつ
“譲歩(引く)”という思考を持たない以上、
こちらが引けば引くほど、踏み込んでくるのは事実。
衝突の一歩手前まで…
同等、または上回る戦力でこちらの力を誇示しつつ、相手の根が
尽きるのを緊張状態で待つしか、話し合いに持ち込むことは
難しいかと思われます。
…今日まで日本は『近隣諸国に配慮する』という訳のわからない
理由で、自衛隊の派遣や配備を極力抑えてきましたが、
その結果が、中国や韓国に領土、領海をすき放題に闊歩させる
現在の状態を創ってしまいました。
そろそろ、この弱腰を見直す時期に来ているのではないでしょうか?
レキのニュース・スクラップ
(写真は、海上自衛隊の新鋭潜水艦『そうりゅう』。現在は二番艦
の『うんりゅう』も竣工。次艦『はくりゅう』以降全6隻が建造予定。
スターリングエンジンを搭載し、これまでバッテリーで4、5日だった
潜水時間を2週間以上に伸ばし静粛性とともに、海中での隠密性が
高い優れた潜水艦)
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ことし7月22日、南シナ海に浮かぶインドネシアの
ナトナ諸島北西約105キロのインドネシアの排他的経済水域
(EEZ)で、違法操業をしていた中国漁船を、インドネシア
の警備艇が発見、拿捕した。
すると、そこに軍艦を改造した中国の大型漁業監視船が
やってきて、警備艇に銃口を向けて、「漁船を解放しなければ、
砲撃する」と威嚇した。
20ミリ機関砲で攻撃されたら、ファイバー製の警備艇は
ひとたまりもない。警備艇は漁船を解放してしまった。
インドネシア側はよほど悔しかったのだろう。
翌日、海軍艦船を出して、相変わらず違法操業を続けている
中国漁船を再び拿捕した。
すると、またしても中国の漁業監視船がやってきて、機関砲
を向けた。にらみ合いになったようだが、結局はインドネシア側
が折れて、漁船は再び解放された。
関係者によると、中国の漁業監視船は、監視船とは名ばかり
の実質的な軍艦。砲撃戦になれば、インドネシア海軍の艦船は
無事ではいられなかっただろうという。
問題のナトナ諸島付近の海域は中国とインドネシア双方が
EEZを主張している場所だ。
近くには海底油田が眠っているとの情報がある。
その北には中国、ベトナム、インドネシア、フィリピン、
マレーシアなどが領有を主張している南沙(スプラトリー)諸島
もある。
EEZの主張が食い違っている点、近くに海底油田がある点など
、今回の尖閣諸島周辺の事態にうり二つではないか。
中国は7月から8月にかけて、黄海や南シナ海で、実弾射撃
演習を強行している。4月には沖縄南方で、日本の海上自衛隊の
護衛艦にヘリを異常接近する危険行動もとっている。
今のところ、中国は実力行動には出ていない。
だが、漁業監視船という名の軍艦が、海保の巡視船に機関砲を
向けてくることもないとはいえまい。
そのとき、海保はどうするのか。政府は護衛艦を派遣するのか。
それとも、威嚇に屈するのか、見て見ぬふりをするのか、
いずれにせよ、危機は目の前に迫っている。
(22日産経新聞-gooニュースより抜粋)
>これは、テレビでも(多分)やりませんでしたし、ネットでも
あまりニュースにならなかったと思いますが…
こんな生々しい事件が最近あったとは知りませんでした。
…それにしても、このケースを見ても分かる通り、中国に対し
“話し合い”での解決は相当に困難なようです。
確かに“力”と“力”がぶつかれば、“戦争”という最悪の事態
を招く可能性が高まりますが、相手が力でゴリ押しし、かつ
“譲歩(引く)”という思考を持たない以上、
こちらが引けば引くほど、踏み込んでくるのは事実。
衝突の一歩手前まで…
同等、または上回る戦力でこちらの力を誇示しつつ、相手の根が
尽きるのを緊張状態で待つしか、話し合いに持ち込むことは
難しいかと思われます。
…今日まで日本は『近隣諸国に配慮する』という訳のわからない
理由で、自衛隊の派遣や配備を極力抑えてきましたが、
その結果が、中国や韓国に領土、領海をすき放題に闊歩させる
現在の状態を創ってしまいました。
そろそろ、この弱腰を見直す時期に来ているのではないでしょうか?
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(写真は、海上自衛隊の新鋭潜水艦『そうりゅう』。現在は二番艦
の『うんりゅう』も竣工。次艦『はくりゅう』以降全6隻が建造予定。
スターリングエンジンを搭載し、これまでバッテリーで4、5日だった
潜水時間を2週間以上に伸ばし静粛性とともに、海中での隠密性が
高い優れた潜水艦)
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