↑これはワロスwwwww
『Qua-DORA-phenia(邦題・さらば青春のドラえもん)』(1979)は、モッズのヒーロー・ドラえもんの正体がブルジョアに顎でこき使われる労働者階級のベルボーイにすぎないという英国的アイロニーと、その事実に愕然とするのび太の絶望を“青春”への決別に重ねて描く名作映画である。
ドラえもん役を、若きスティングが演じている。
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映画といえば、BS2で没後10年にあわせて黒澤明特集がスタート。
年末までに全30作品が放映される予定。
ほくほくだが、やはり『明日を創る人々』(1946/山本嘉次郎+黒澤明+関川秀雄共同監督)はラインナップされていない(!)。
レーザーディスク(笑)ではけっこう持っていた黒澤映画、DVDの購入に踏み切るかどうか悩んでいた作品が沢山あっただけに嬉しい番組でつ。
4/5の第1弾は代表作『羅生門』(1950)が放映。
自分的には、好きでも嫌いでもない空気のような映画。
原作の芥川龍之介の「藪の中」は、慣用句「藪の中」の語源である。
筒井康隆は“隠喩、換愈、諷喩が現実になる”というドタバタ、「レトリック騒動」において、
“国会周辺には突如藪ができて政治は藪の中で行われた”
とギャグにしていた。
この短編、「裏小倉」と並ぶ箇条書き小説(?)の傑作なのだよなあ。
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↑これはTHE WHOの『Quadrophenia』