北線の風

2022/07/23 撮ろう211系!限定復活・往年の姿 撮影会

こんばんは。

昨日はJREMALLで発売された「撮ろう211系!限定復活・往年の姿 撮影会」の第一部に参加してきました。
内容は「強化スカート仕様の211系と現在では見られなくなってしまった原型スカートの211系を並べての撮影しよう」というもの。
原型スカートが撮れるという事で高崎線時代を知ってる自分にとってはかなり胸熱なイベント。
発売時に公開された会場図を見て第二部以降は逆光になると判断して第一部を購入。

会場は新前橋駅に併設してると高崎車両センター。
受付を済ませて一通り注意事項等の説明を受けた後に撮影会開始。
会場で私達を出迎えてくれたのは211系C4編成。
普段は6両固定編成で動いてる同編成を3両ずつに分割し1〜3号車(元A4)と4〜6号車(元A5)を並べての展示。C編成は3両+3両で運用に入ってますが3号車のクモハ211形にデジタル無線とEB装置が搭載されておらず6両固定編成として活躍中。そのためこのように原型スカートが中間運転台部分に残ってます。
そして1枚目を見てお気付きの方も居るかと思いますがC4編成の6号車にあたるクモハ211-3005に幌が装着されています。高崎地区の211系は併結運用を持たないのでC編成の中間に入るクモハ211形以外は幌を撤去しています。4両のA2編成やA60編成など営業開始後しばらくは幌を付けたまま運用に入っている編成もいましたが後に外されました。
そのため強化スカート+幌付きの顔を再び拝めるとは嬉しいサプライズです。
A4側(原型スカート)はおでこがグレーの所謂「日焼け編成」でA5側(強化スカート)は普通のブラックフェイス。バラして顔の違いを楽しめる編成を選んでくれたのはナイスな判断だと思います( ・∇・)
撮影会の時間は90分。
約7分ごとに区切って色々な表示を出してくださいました。
まずはA5側(現行スカート)が3451M 宇都宮線直通、A4側(原型スカート)が2660E 高崎直通…なのですがLEDの色が薄い(^_^;)
常日頃211系を撮りながらも思うことですが前面LEDはやはり晴れの日中だと見辛いですね。もちろんそれを承知で参加していますし今回はレアな表示を撮る企画では無いですから全然構いませんが(笑)
因みに3451Mは2019年3月のダイヤ改正で廃止になった宇都宮行きの両毛線で使用されていた列車番号。2660Eも高崎線直通の湘南新宿ラインで実際に211系で走っていた列車の番号だったような…。現在の湘南新宿ラインではEが南行、Yが北行になりますが開業当初は逆でした。
A4側…9135 信越線
A5側…8731 上越線
今回の撮影会で唯一アルファベット無しの列番だった回。
なんの列番だろうと不思議に思ってましたがコレSL列車の列番だそうです。
実際にあったら不評を買うどころじゃなさそう…(笑)

A5側…8771M 試運転
A4側…842M 日光線
8771Mは確か沼田折り返しで上越線に引かれてる試運転スジでしたかね。
原型スカートの方は日光線表示でしたが日光線で211系が営業に就いた事はないはずなので完全にネタ枠ですね。
842Mは実際に日光線で設定されてる列番みたいです。
A5側…125M 普通
A4側…3943M 通勤快速
個人的に1番グッと来たのはこの普通表示かもしれません。昨年の12月から高崎地区の211系は全て前面に路線名を出すようになってしまいましたので長く見慣れていたこの普通表示も今は貴重なものになってしまいました。125Mという列番は現在の信越線の列車でもありますが2007年頃まで高崎〜横川間に1往復存在した211系の運用もこんな列番だったような…。
A5側…3923M 快速
A4側…3938M 通勤快速
この回は快速系統の並びでした。快速系統の表示を出してたのにこの回のみ真正面から撮るのを忘れました…。
共に高崎線の快速列車ですが3923Mは211系充当で最後まで残った快速アーバン、3938Mは211系充当で最後まで残っていた上りの通勤快速の列番ですね。懐かしい。
A5側…2150Y 東海道線直通
A4側…1140Y 横須賀線直通
初回と同様に直通表示で揃えてきました。
こちらも当時211系で走っていた列車の番号のはず。
久しぶりにEやYを出してる211系を見た気がします。
A5側…529M 東北線
A4側…832M 高崎線
撮影会も終わりの時間に近づいた7ターン目は王道とも言える東北線と高崎線の路線幕並び。原型スカートに高崎線表示…懐かしい!
普通表示で走ってくる事の方が多かった高崎線の211系ですがたまに路線幕が出てると嬉しかったものです。もっとも当時使っていたのはコンデジだったのでLEDなんて切れてしまう事の方が多かったですが。

そしてついに最後。パンフレットには「お楽しみ」と記載されていた8ターン目……

なんとサプライズでA4側に「高崎線開業130周年」の記念HMが取り付けられました。
これは2013年7月〜12月の約5ヶ月間、記念ラッピングを施したC16編成が掲げていたもの。あけぼののついで等で目にされた方も多いのではないでしょうか。
自分もよくラッピング編成を狙いに地元をあちこち駆け回っていたものです。懐かしい…。

当時とは色々違う部分もありますが、まさかこうして再び211系に取り付けられた姿を拝めるとは思っておらずとても感動しました。
この8ターン目を持って211系撮影会は終了。


前面ばかりに目が行きがちでしたが側面幕も適宜回していて普段は見られないレアな表示などを目にする事が出来ました。
最後には全コマを表示する幕回しもありました。
8ターン目終了後は記念品を受け取り現地解散となりました。記念品は高崎車両センターオリジナルの鉄印、新前橋運輸区作成の電車カードと入場券と凝った品々でした( ・∇・)

昨今増えてきた鉄道会社主催の有料イベント、私は今回が初参加となりましたが殺伐とした雰囲気も無く落ち着いて撮影出来てとても良かったです。また、会場で案内してくださったスタッフの皆様もとても気さくで参加者を楽しませようという意気込みが伝わってきて非常に好感を持てました。スタッフさん曰く他の編成などでもイベントを計画してるとの事で首を長くして待っていたいなと思います(笑)

有料でのイベントについては賛否両論色々な意見あると思いますが今回こういったイベントに参加してみて私は「ありかな」と思います。好きな人は幾らでもお金を落としますからね。

ただし有料イベントばかりというのにも少々疑問を感じてしまいます。
昨今の鉄道ファンのマナーの悪さやこのご時世も相まって今回のような18歳以上が対象の有料のイベントや親子限定イベントというのが増えてしまっている事は時代の流れなのかもしれません。
しかしその参加条件に満たない人達(特に学生さん等)も大勢居ます。私自身これまでの事を振り返ってみると幼少期から学生時代を通して様々な鉄道イベントに親や友達、あるいは1人で参加して鉄道の楽しさに触れ、鉄道により興味を持つと言った場面も多くありました。なので今の若い人達からそういった機会を減らしてしまっている事は少々寂しく思えてしまいます。
コロナ禍という暗く厳しい時代が明けた暁にはかつてのように誰でも楽しめる無料のイベントとこうしてコアな層向けの有料イベントが両立出来る時が来れば良いなと願うばかりです。

長くはなってしまいましたが今回この企画を立案、遂行してくださった高崎車両センターと新前橋運輸区の皆様、素敵な時間を設けて頂き本当にありがとうございました。
そして現地でお会い、ご一緒した皆様、お疲れ様でした。




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