はーちゃんの気晴らし日記

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ハイジ記念日

2005年02月22日 | ハイジ
今日はハイジ記念日。
ハイジが初めて我が家にやってきたのは3年前の今日。
ハイジが7歳のときだった。

それまでのハイジの生活は、犬の美容の専門学校の教材犬。
1日の大半をゲージの中で過ごし、美容の授業があるときだけ外に出られる。
ハイジは、毎日、排泄用に敷かれた新聞紙を自分でぐちゃぐちゃにして、その中に丸まって寝ていたらしい。
シャンプー、カットの授業の時にしか外に出られないため、授業のときは唯一人と接触できる時間なので、とても喜んでいたそうだ。
ほとんど毎日のようにシャンプーされるためか、ハイジの身体の毛はずいぶん薄くなっていた。

当然、排泄のしつけは何もできていないハイジだったので、普通に部屋に出しておくことはできず、当初はゲージに入れていた。
慣れないところへ連れて来られたハイジは、不安だらけで、ゲージの中をぐるぐるまわりながら、吠えてばかりいた。

クマは初めて来た女の子に異常な興味を示し、ハイジの後ばかりついて歩き、ハイジに嫌がられて「フーッ」と怒られていた。

とりあえず排泄のしつけをしなければ、とクマと一緒に散歩に連れ出しても、見たことのない景色と散歩の習慣のないハイジは怖がって震えてばかりだった。

ネットのしつけ相談で排泄のしつけのことを聞いてみたけれど、
「7歳過ぎた犬を今からしつけるのはかなり大変なことだ」
という回答をもらった。
でも、クマがいたおかげで、クマの真似をして散歩の時におしっこをすることを覚えた。
ただ、ハイジの場合は雨に濡れると毛がくるくるになってしまうため、雨の時はレインコートを着せて外に出し、おしっこをするとすぐに家に入れるという方法をとった。
勘九郎が来てからは、勘九郎におしっこを教え、勘九郎がペットシーツの上に排泄するのを見て、ハイジも真似するようになった。
今では雨の日は外に連れ出さなくても大丈夫になったのはありがたいことだ。
でもどういう加減なのかわからないけれど、今でもたまに失敗して、廊下やカーペットの上にしてしまうことがあるけれど、まぁ、それは仕方ないかな?と思っている。

来たばかりの頃はペットフードしか知らなかったハイジだけれど、避妊手術をきっかけに食いしん坊になってしまった。
ハイジが来てすぐに手術をしたところ、ハイジは卵巣脳腫という病気にかかっていて、子宮がカチンカチンに固まっていたのがわかった。
早めに手術をして良かったと思った。
聞けばハイジは私の家に来る少し前に出産したらしい。
けれど、かわいそうなことに生まれた子供は全部死産だったそうだ。
その頃からすでに子宮に障害があったのかもしれないと思っている。

食いしん坊ゆえに、お座りだけは覚えた。
それ以外の芸は何もできないけれど。
でも老後は里親に出して幸せな生活を送れるようにと家につれてこられたハイジだから、毎日好きなように過ごせば良いと思っている。
暇さえあれば私たちのひざを狙い、気持ちよさそうに眠っている。




多分、今は、自分が7年間も学校の教材犬として働いていたなんていうことは、全く覚えていないのだろうと思う。
ただ、ゲージに入ることがトラウマのようになっていて、ゲージに入れると異常な反応をする。
そして、学校にいるときは喜んでいたらしいシャンプーとカットは大嫌いになった。

もうじき11歳になるハイジ。
白内障の薬を飲み、両足のパテラを持ち、がに股で歩く。
最近は心臓も弱ってきて、その薬も飲み始めた。
少しでも元気で長生きしてほしいと思う。

ハイジには食べることと眠ることしかないようだけれど、今の私にとっては、自分の子供のような存在になっている。


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