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NO MANGA NO LIFE!!

ドライブ [ネタバレ]

2012-04-14 23:29:21 | 映画
※ネタバレや見たくない(期待してない)コメントなども書いちゃうので
不快になりそうな人はぜったい読まないように!
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。



ドライブを観てきた。


口数の少ないおとなしそうな主人公。
ふだんは車の修理工場で働きつつ、映画のスタントマンとしても
活躍する。
しかし別の顔も持っていて、犯罪者の逃亡をたすける逃がし屋も
やっている。

作中では語られないけど、5~6年前にとつぜんフラっとやってきた
という主人公。
この作品でのバイオレンスな一面を見た後だと、5~6年前に何を
やらかして流れてきのかも気になる。

この作品の中では、登場人物が誰ひとり得しない。
全員が確実に損をしている。

主人公 → 最後にナイフで腹を刺され重傷。好きになった女性とも結ばれず街にもいられなくなる。
ヒロイン → だんなを殺される。新たに主人公を好きになるも結局結ばれない。
男の子 → 父親が殺される。
だんな → やっと出所できたと思ったら利用されて殺される。
シャノン → 助けを請うた相手が黒幕の相棒で口封じのため殺される。
黒幕 → 調子に乗りすぎて主人公に殺される。
黒幕の相棒 → 最後に主人公の腹を刺すも返り討ちにあって殺される。
作中には出てこない元締めのギャング → 大金を主人公たちに奪われてそのまま回収できず。

見どころは、いっけんおとなしそうな主人公がぶちぎれて報復
するところかなぁ。相手が調子に乗ってるのでわりとスッキリは
する。過剰暴力だけど。

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戦火の馬 [ネタバレ]

2012-03-10 20:00:59 | 映画
※ネタバレや見たくない(期待してない)コメントなども書いちゃうので
不快になりそうな人はぜったい読まないように!
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。



戦火の馬を観てきた。

途中ひどい扱いもあるけれど、馬好きにはかなりツボなの
では?と思われる作品。

登場する主人公(?)の馬がとにかく賢くてけなげ。

あらゆる局面を打破する行動力と、途中で友情(愛?)が
芽生えたパートナーの馬を思う姿、そして人間である農家の
青年との信頼関係がとても美しい。

競り→農家→将校→敵の青年兵兄弟→祖父と孫娘ふたり
暮らしの家→懲罰され軍の大砲牽引→敵軍に攻め込まれ
隊が散り散りになり戦車と対峙→逃げ延びた先の戦場ど
真ん中で鉄条網に絡まり重傷→一時休戦中だった双方の
代表が馬に近づき救出→コイントスにより英国軍が持ち
帰り→獣医がおらず助かる見込みがないので処分されそ
うなところを軍隊に入っていた最初の農家の青年とバッ
タリ遭遇→戦争が終結し、軍用馬は競りにかけられると
知り、農家の青年が買い取ろうとするも老人に高値で買
いとられてしまう→老人は孫娘と一緒にこの馬を一時ひ
きとっていた祖父→青年と馬との友情(信頼関係)を
目の当たりにした老人はタダで馬を青年に譲る→馬と
共に青年は生まれ育った農家に帰還。

こんな感じで戦争という時代の波に翻弄されながらも、
強く生き抜き、最終的には青年の元に帰っていく。

とちゅう、この馬と関わった人たちはみな残念なことに
なるのでむしろ疫病神?とも思えたり。(^^;

見どころは、鉄条網に絡まった馬を助けるために兵士が
「ニッパーをくれ!」と叫んだところかな。
戦火のど真ん中だったけどなんかハートフルなのがとて
も印象的。



ヒューゴの不思議な発明 [ネタバレ]

2012-03-03 23:45:15 | 映画
※ネタバレや見たくない(期待してない)コメントなども書いちゃうので
不快になりそうな人はぜったい読まないように!
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。



ヒューゴの不思議な発明を観てきた。


タイトル(邦題)も劇場で上映されていた予告も、どち
らも内容をただしく反映してなくてかなりひどい。
※ヒューゴは作中いっさい何も発明しません

予告に関しては、まるで「ハリーポッター」や「ナルニ
ア国物語」のように、ファンタジーであるかのような
ミスリードを誘ってるけど、全然そんな作品じゃない。

ちなみに原題は「HUGO」。
仮に邦題が「メリエスの不思議な発明」とか、「ヒュー
ゴとイリュージョニスト」とかだったらまだ許せる。
作中に無いことで事実を捻じ曲げてタイトルをつけちゃ
ダメ!!(怒)


映画が世に出始めた黎明期、戦争によって娯楽(映画)を
失ったけど、その失ったものがいかにかけがえのないもの
だったか、映画ってすばらしいってことを伝えようとして
る映画。

作中、製作側も観客側もスクリーンに映し出される不思
議な世界を初めて目の当たりにして、映画の世界に心底
ワクワクしてみんな夢と希望に溢れてたよね!というよ
うな作品。


亡き父に対する思いから、壊れた機械人形を修復するこ
とによって父からのメッセージを受け取れるハズ、と躍
起になっていた主人公の少年。

いっぽう、戦争によって大衆が娯楽を必要としなくなり、
結果、没落してしまった元映画製作者。
過去を忘れることで自分の挫折を無かったことにしよう
とするかのように、目立たない雑貨屋の店主をやってる。


身寄りの無い孤児である主人公ヒューゴの探究心によっ
て過去を忘れたがっていた元映画製作者が映画に対する
熱意を思い出し、登場人物それぞれが自分の存在意義を
見出す。


見どころは、黎明期に作成された映画を表現してる部分
かなぁ。今となってはチープかもしれないけど、当時の
ひとたちの新鮮なキモチと、思い入れみたいなものが観
ていてほんわかする。

タイトルも予告も一切見ずにこの作品を観たならまぁ、
割と嫌いじゃないんだけど、なんとなくだまされた感が
強くて損した気分。

世界の謎を解き明かせ!的ファンタジーかのような予告
だった気がするけど、なんでそういうことしちゃうかね?
ばかばかしい。
観た結果だまされたというキモチが強くなっちゃったら
本末転倒だと思うんだけど。
ただでさえ世は映画離れとか言われてんのに(作中でも
暗にそういうことを指していると感じる)誰も得しない。

ニューシネマパラダイス的な予告にしたほうが良かった
んじゃないのかなぁ。

けっきょく何が言いたいかというと、作品は悪くない
けど日本の配給がひどすぎ。



この中で出てきたメリエスが実在の人物だったことを
これ書いたあとで知った。
やっぱり配給の告知の仕方が間違ってると思う。


ものすごくうるさくて、ありえないほど近い [ネタバレ]

2012-02-25 23:46:09 | 映画
※ネタバレや見たくない(期待してない)コメントなども書いちゃうので
不快になりそうな人はぜったい読まないように!
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。



ものすごくうるさくて、ありえないほど近いを観てきた。


9.11の事件で父親を失い、喪失感を埋めることができずに
いる主人公の少年。
父親が生前に残した宝探しのヒントをもとに、日々正解をさがし
つづけていれば、父親とのつながりを保てると思い、熱中して
自分の精神状態をごまかし続ける。
それでもやはり、父親はもう居ないという現実。
そこから乗り越えていく成長と、主人公と人とのつながりを
描いた作品。

途中から少年の宝探しを手伝ってくれることになった謎の老人。
自己中心的な少年をうまく誘導してしまうおじいちゃんがなんとなく
おちゃめで可愛い。
このおじいちゃんのおかげで少年はすこしずつ心を開きはじめる。

少年はじぶんの精神状態や不満をすべて母親にぶつけるし、なぜ
か疎ましく思ってる。
母親が父を見捨てたとかなら判るんだけど、そういうわけでもない。
なんで母親にそこまでつらくあたるのか?それは、父からの最期の
電話が『少年宛て』にかかってきてたことを『判っていた』のに、
怖くて電話に出なかったこと。
それによる後悔と後ろめたさからくる八つ当たりみたいなもんだっ
たのかな。とちゅう母親が気の毒になってくる。

少年はなんらかの障害をもってるっぽいんだけど、その抱えてる
問題(病気?)が、先天性のものなのか、それとも父を失った
ことによる後天的なものなのか?はたまた両方なのか?
このへんがもうちょっとわかりやすく切り分けられてるとよかった
かなぁ。
なんでこの作品にその設定が必要だったのかが判りにくい。

父親が生前に語った宝探しの「宝」、第六区のはなしがいまいち
ピンとこなかった。
これって、アメリカでは都市伝説として有名なネタとかなのかな?

最後に宝の在り処に気付けたのはおじいちゃんに手紙を書いてて
「左から3番目のブランコが好きだった」に行き着いたのかな?

見どころは、母親のタネ明かしかなぁ。
自責の念を解放した少年が、まったく気付いてなかったのは自分
だったってことでようやく心を開けるようになる。
この作品、最初から最後までだれも少年を叱らないんだよねぇ。
そこがステキ。
母親の少年に対する愛情と信頼もすごく良かった。
あそこまで行動できるってすばらしい。

サンドラ・ブロックの作品をあまり観たことがなかったけど、こう
いう母親役のような雰囲気も出せるのかと新鮮な感じがした。

少年が誰かに似てる気がしてしょうがなかったんだけどどうしても
思い出せない。
渋い顔、怪訝な顔したときがちょっとユアン・マクレガーにも似てた
けど、ふだんの顔が誰か女性で似てる人がいる気が…。うーん。

鍵屋の主人は「ペントハウス [ネタバレ]」に出てたドアマンの
人かな?



アニマル・キングダム [ネタバレ]

2012-02-19 22:23:54 | 映画
※ネタバレや見たくない(期待してない)コメントなども書いちゃうので
不快になりそうな人はぜったい読まないように!
性格上、基本的にベタボメな提灯記事は書きません。



アニマル・キングダムを観てきた。

母子家庭で育った18歳の主人公。母がドラッグで突然急死した
ために、母の実家に引き取られる。
しかし、いままで母が縁を切っていた実家は強盗などを家業と
する悪党一家だった。そんな一家にいきなり放り込まれた主人
公の運命やいかに…。といった感じの内容。

予告観てた時点では、主人公のこれまでの人生と悪党一家との
あまりのギャップに翻弄されまくるみたいなのを予想してたん
だけど、主人公が意外とすんなり溶け込んでて「アレ?」。

悪党一家がムチャしすぎるめっちゃバイオレンスな展開も予想
(期待)してたんだけど、こちらもオープニングでそれらしき
写真をフラッシュバック的に見せるだけ。

けっきょく、本編としては強盗やドラッグの密売などをやって
るイキがった一家が、意外とヘタレ(ビビリ)で、警察が本気
出し始めたらヘタをうちまくるって感じの展開がメイン。

誰もがおそれる悪党一家に放り込まれたふつうの青年が翻弄
されまくるって感じの作品を期待してると全体的にすごく小物っ
ぽくてちょっとガッカリ。

見どころは、ラストかなぁ。
ここでようやくか!って感じだった。(^^;