11月16日 山の講の準備
10月頭に前年度に燃やした御神体を掘り出し、深めに穴を掘り、周辺の草刈りや掃き掃除を終えて、今年の御神体を立てる準備をしました。
きょうは御神体を立てます。
山の講の歌に、ちーと立った杉の木よけーみーた松の木だらーんと下がった藤の花。と言うのが有ります。この歌の通りに、まず杉の木を伐ってきます。
杉の木はそこいら中に生えてます。できるだけ近くの程よい太さの木を選びます。
そこそこの木を伐って運んで立てようとしましたが、運べても立てることが出来ない。思い出せば30数年前、中学生でしたが、何人もかかって必死で立てた覚えが有ります。いくら大人でも一人じゃ無理。
これはアラエイティーのおじいさんに助けてもらうわけにもいかない。自分の日程的にも日をあらためてヘルプを呼んで、と言うわけにも行かない。断腸の思いで半分の長さに切りました。
何とか立てることは出来ましたが、立てた木を固定する為に木の周りに置く石を置けない。立てた木を支えるのでいっぱいいっぱい。一人で来るんじゃなかった。自分で自分の計画性の無さにびっくりしました。
手で支えながら、足で石をたぐり寄せ、どうぞこうぞ木が倒れないように出来ました。手を離し、石を置き直し、穴を埋め、杉の木完了。次は松の木。
この松の木がなかなか見つからない。とても伐れないような大木しか見つからない。みつかっても枯れていたりする。酸性雨の影響やろうか?松枯れ病とか松くい虫とか聞いたことが有りましたが、まったく他人事に思ってました。
多分、松の木へっとるんやろうな。仕方なく、家に戻り、家の庭の松の木の一番下の太い枝を一本もらいました。バレたらおじいさんに怒られるな。
藤はいっぱい見つかりますが、手ごろな太さのがない。あっても木の上のほうに有って取りづらい。太目のを取りましたが、ご神体にうまく巻けない。これが一苦労でした。
最後に飾りの竹を三本。ご神体に立てかけ、針金で縛って出来上がり。
後は山の講の当日に藁を掛けます。
これで山の講をやる目途がたちました。後は注連縄とお供えを入れる藁舟。先日チャレンジしましたが、あっけなく挫折しました。ユーチューブなどでお年寄りが作り方を教えてくれてますが、手品にしか見えない。
あと三週間、何とかしないと。