超整理日記で有名な野口さんの、エッセイ集です。超整理手帳とか市販されていて、僕の周囲でもたまに使っている人がいるんですけど、僕は手帳で難しいことをすると、難しい手帳を何とかするほうが人生の目的になってしまいそうな困った人なので、この人の本はこれまで読んできませんでした。
最近のニュースで、小学生の半数近くが、太陽は地球の周りを回っていると思っているというのがあって、結構驚いていたので、ついついこのタイトルに惹かれて買ってしまいました。こういうあたりも野口さんの戦略なのかもしれない。
この本には、生活的な実感として、天動説をとりたくなるのは当たり前なことと、天文の観測データについてはほぼ天動説で説明できるとしていて、その上で、なぜあえて地動説が正しいとしているのかと、改めて読者に問うています。
(自分で一部回答編も用意されてます。野口さんが天動説支持者ではないので、誤解なきよう。)
高校でまともに物理を学んだ人なら、この質問に答えることはできますよね?
林檎が木から落ちる仕組みと、地球が太陽の周りを回る仕組みが、一つの原理で説明できる体系を用意したのが、ニュートンの天才たる所以です。
ここは、野口さんと僕の意見が多分異なるところだと思うのですが、ある事象を説明するのに、非常に複雑で特殊なモデルで説明するのと、シンプルでしかも汎用的なモデルで説明するのとどちらが優れているかというのが、天動説と地動説の違いで、どこにどう自分の視点を定めてもよいので、別に天動説で天文現象を説明してもよいと思います。
ただ、日常生活を送る上においては、地動説であろうが天動説であろうが、それで明日の飯が食えなくなるわけでなし、そんなことはどうでもいいですし、宇宙関連の仕事をしている人や、他の人とこういう関連の話をするときには、地動説で考えないとコミュニケーションがそもそもとれないので、地動説を疑っている暇はないわけですねぇ。
地動説を疑うのは、子供たちに地動説を教えないといけない学校の先生方と、ニュートンの力学を正しく理解する必要のある学生たちくらいで十分じゃないですか。一度、その門をくぐると、後はあまり理解できていなくても、地動説が常識として定着している社会があるので、その中で暮らしましょうよ。
というわけで、やはり世間の常識は地動説であって欲しいよんだでした。
SFがまだ華やかなりし時に、高校から大学の時代を過ごした僕にとって、このあたりは何だか常識以前だ、つーか、天動説だと、ウルトラマンがどこから来たのか説明できないじゃん。うが。
最近のニュースで、小学生の半数近くが、太陽は地球の周りを回っていると思っているというのがあって、結構驚いていたので、ついついこのタイトルに惹かれて買ってしまいました。こういうあたりも野口さんの戦略なのかもしれない。
この本には、生活的な実感として、天動説をとりたくなるのは当たり前なことと、天文の観測データについてはほぼ天動説で説明できるとしていて、その上で、なぜあえて地動説が正しいとしているのかと、改めて読者に問うています。
(自分で一部回答編も用意されてます。野口さんが天動説支持者ではないので、誤解なきよう。)
高校でまともに物理を学んだ人なら、この質問に答えることはできますよね?
林檎が木から落ちる仕組みと、地球が太陽の周りを回る仕組みが、一つの原理で説明できる体系を用意したのが、ニュートンの天才たる所以です。
ここは、野口さんと僕の意見が多分異なるところだと思うのですが、ある事象を説明するのに、非常に複雑で特殊なモデルで説明するのと、シンプルでしかも汎用的なモデルで説明するのとどちらが優れているかというのが、天動説と地動説の違いで、どこにどう自分の視点を定めてもよいので、別に天動説で天文現象を説明してもよいと思います。
ただ、日常生活を送る上においては、地動説であろうが天動説であろうが、それで明日の飯が食えなくなるわけでなし、そんなことはどうでもいいですし、宇宙関連の仕事をしている人や、他の人とこういう関連の話をするときには、地動説で考えないとコミュニケーションがそもそもとれないので、地動説を疑っている暇はないわけですねぇ。
地動説を疑うのは、子供たちに地動説を教えないといけない学校の先生方と、ニュートンの力学を正しく理解する必要のある学生たちくらいで十分じゃないですか。一度、その門をくぐると、後はあまり理解できていなくても、地動説が常識として定着している社会があるので、その中で暮らしましょうよ。
というわけで、やはり世間の常識は地動説であって欲しいよんだでした。
SFがまだ華やかなりし時に、高校から大学の時代を過ごした僕にとって、このあたりは何だか常識以前だ、つーか、天動説だと、ウルトラマンがどこから来たのか説明できないじゃん。うが。
私自身、偉そうなこと言う割に、物理に関しては馬鹿で、ニュートン力学の基礎もおぼろげなゆとり教育の産物かも知れません・・・
僕は共通一次世代で、典型的な詰め込み教育を受けてきた口です。
詰め込み教育って、取りこぼして当たり前だし、人間性は初めから無視しているしで、ある意味、教わるほうは気楽でした。どうせ全部覚えられないなら、自分の得意分野で勝負しようという、逆に自由度がありましたよ。英語の発音問題とか、国語の古文は初めから捨ててました。ただし、理系の人間は共通一次の数学は満点取るのが当たり前で、それがプレッシャーになって、最後まで検算が合わず、結局満点取れなかったです。
ゆとり教育になると、ある程度偉い人は、ほぼいたるところで満点であることが求められて、大変だなと思います。
学力を伸ばすという観点からすると、高い目標に向かってぎりぎりの挑戦をしたほうが、教えるほうも教わるほうもやり易いのにと思います。
こちらにコメントさせていただきます。
私、超整理手帳使ってるもんで(笑)
野口さんのわりとファンです。この本はまだ読んでませんが。
おくればせながら東京FC、おめでとうございます。
ことしも活躍、期待できそうですね。
それでは。
超整理手帳も今年から初挑戦です。
東大生のほとんどがエリート教育の必要性を感じるとアンケートで答えていたみたいです。ソースは産経新聞で後で探しておきます。
早速のコメントありがとうございます。
10大ニュースの内容に親近感を覚えてTBさせてもらいました。また、監督列伝、非常に面白いです。FC東京 原監督と、今は柏の早野監督もぜひぜひとりあげてくださいませ。
お名前は、やはりハリーポッターの同名登場人物からとったものですか?
うちのチーム名は「FC東京」でお願いします。省略する場合は、「FC」でなく、「東京」と省略してください。
ジェフリスさん
まさか、ここにコメントが付くとはと、意表を突かれました。そうですか、超整理手帳、使いやすいですか!
昔、僕はPDAマニアだったのですが、一通りの機能を試し終わるとその後全然使わなくなるという悪癖があり、普通のシステム手帳なら、なぜか普通に使いこなせるので、今はシステム手帳派です。
偏見を持たずに、ちょっと本屋で立ち読みしてきましょう。
意表ってのはジェフリスサイトではサッカーの話しかしないからかな(^^)。
全文掲載していいのかな。まずかったら読んだあと消去しておいてくださいねー(^^)。
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東大生「ゆとり教育」3割が批判 授業進度が緩慢/詰め込みにも利点…
2004.12.08 東京朝刊 29頁 第3社会 写有 (全514字)
現役の東大生に学校教育についてアンケートしたところ、約三分の一が「ゆとり教育」を批判するコメントを寄せた。「小中学校の授業進度が極めて緩慢」「詰め込み教育の利点をとらえ直すべきだ」といった指摘が中心で、日本の教育を世界水準に引き上げるため「エリート教育を制度化すべきだ」との声もあった。
アンケートは「学生生活実態調査」の一部。日本の教育の現状と向かうべき方向について自由に記すよう求めたところ、ゆとり教育批判が並び、全体の三分の一を占めた。
「早期から優越感と劣等感を自覚させるべきで、ゆとり教育で劣性を隠すのは危険」と、「できる子」にも対応したカリキュラムを要望したり、「自分で考えるにはそれなりの知識が必要で、義務教育ではより多くの考え方を提示すべきだ」と、学習する絶対量の増加を望む声もあった。
「教える側に問題が多い。人間性に疑問符が付く人材を排除できる採用システムにすべきだ」と教師の資質向上を課題として指摘する意見も目立った。
調査を実施した東大文学部の池田謙一教授(社会心理学)は「学生自身が受けてきた教育を踏まえた具体的な意見ばかり」と、学力向上の処方箋(せん)として東大生の声にも耳を傾けるよう求めている。
チーム名を間違えるとは。
以後気をつけます。
はい。mad-eyeはハリー・ポッターからです。
映画では、次から出てきますね。どんな姿で誰が演じるか楽しみです。
監督列伝、お誉めにあずかり光栄です。
今季の総合成績順にやってみようと思っています(山本監督とオシム監督は順番間違えました)。
早野監督、先が長そうだなあ。早くJ2まで行きたいんですけどね(開幕まで間に合うかしら)。
ガンバサポのcontropiedeさんの記事(http://muimatoba.way-nifty.com/contropiede/2004/12/post_7.html)を読むと、西野監督は采配面でかなり問題があるようですね。
私は、そういう面に詳しくないので受け売りですが。
ともあれ、大黒の発見は西野監督の大きな功績といっていいと思います。
反町監督のコメントは面白かったですね。
それでは。今後ともよろしくお願いします。
ジェフリスさんというネット人格は、興味の中心がサッカーであると、僕が勝手に決め付けていました。ごめんなさい。人はサッカーのみにて生きるにあらず。これからも、様々な話題でキャッチボール(あ、サッカーならパス交換か?)を楽しみたいですね。
さて、引用していただいた記事については、特にどこからもクレームいただいてないので、多分問題ないと思っています。記事のご紹介ありがとうございます。
東大生の意識調査の結果、興味深いですね。
「劣性」とか、「できる子に対応したカリキュラム」とか、「教師の人間性」とか、なかなか挑発的な単語が並んでいて、僕には、東大生の意識よりも、この記事を書いた記者が東大についての自分のイメージを強化するために、挑発的なキーワードをあえて選んだのではないかと思えるような記事でした。
東大生に知り合いがいれば、ぜひコメントを聞きたいところなのですが。(多分、東大生はいわゆる「東大生」というイメージで一括りにされるのを嫌うのではないかと勝手に想像しております。)
「知的欲望」については、内田樹に面白い文章がいっぱいあり、ぜひ紹介したいと思いつつも、ある意味濃すぎて、どう書くか困ってしまいます。
ただ、自分の知っている世界よりも、遥かに広い知的世界があることを実感させるような教育が、教わる側の知的欲望を刺激することは確かだと思っていまして、そういう教育はゆとり教育の中からは出てこないでしょう。(この意見は、内田樹のほとんど受け売りですが。)
僕のblog の最初の読書ネタは、ハリーポッターの本でした。映画も、うちの奥さんと義母が好きで、ここまで欠かさず3人で見に行ってました。
次回作もとても楽しみにしています。
それから、韓国出張お疲れ様でした。食べ物うまそうですね。仕事じゃなくて、遊びで韓国に行きたくなりました。mad-eye さんブログを読んで。
面白そうなweb の紹介ありがとうございます。僕もサッカーを見始めてもう随分になるのですが、なかなか監督采配の是非にまで触れられるような深いサッカー観戦はできていません。西野ガンバの手堅いサッカー(西野柏も西野オリンピック代表も手堅かったですね)より、早野ガンバの攻撃サッカーのほうが見ていて面白かったなという程度ですよん。
しかし、contropiede さん、アラウージョ獲得を評価しているのは驚きました。フェルナンジーニョとキャラがかぶるんで、そこに金を使うよりはサイドバックの強化だろうと僕は思ったのですが。contropiede さんのブログにもコメントしに行かなくちゃ。
mad-eye さんblog のサッカーネタこれからも楽しみにしています。