よんたまな日々

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コイバナその2

2021年05月14日 | 日々徒然
まさか、その2があったとは!書いている私が驚いていますよ。

さて、見合いで50回目の敗北を喫したのと、寮を年齢制限で追い出されるのが、決まったのが、ほぼ同時でした。憧れの寿退寮ではなく、まさかの定年退寮。
住む場所を探さねばなりません。

そんなある日、上司と呑んでいると、やはり、そういう話になります。
「君は結婚しないのかね。」
「嫌ですよ、週末は見合いだと言ってたじゃないですか!」
「あ、聞いていた。で、決まりそうなの?」
「いえ、すっばり、諦めました。」
「そう…」
やばい、空気が重い。何かネタを振らなければ。焦っていると上司が
「そう言えば、今年の新人に女の子三人組がいるね。」
「ああ、新人教育担当したので、知っていますよ。女の子同士仲がいいですね。」
「三人の中だと君はどの子がタイプ?」
「とんでもない、仕事中にそんなこと、考えたことないですよ。」
「君は見かけ通り堅苦しいな。VもWも社内結婚じゃないか。大人としてキチンと責任取るなら、会社からお持ち帰りOKだよ。」
「いやいや、仕事中にそんなこと考えてたら、あかんでしょ。つーか、もう女性は懲り懲りです。ずっと見合いしてきて、碌な目に合わなかった。」

と、その場では、強く否定して、揶揄いのネタにされましたが、その三人組の一人がまさか、将来の自分の奥さんだとは、夢にも思ってなかった当時の私。
のちに上司に結婚報告に行ったら、日中なのに、「君、本当にお持ち帰りしたのか!」と大声で驚かれました。唆したのはあんたじゃ! 
あと、その人聞きの悪い表現やめてください。

結婚前にしばらく半同棲していたと別の記事で書きましたが、その同棲中にこんな事件がありました。
ある日曜日、マンションの電話がなりました。この電話番号かけて来るのは、実家の母か妹くらい。何の用だと思って出たら、何と昔振られたお見合い相手の一人。
「何でこの番号知っているのですか?」と反射的に聞いたら、
「だって、東京都の電話帳に載っているわよ。それより、私、来週、東京に行く用事があるので、日曜日会いませんか?」
すごく危険な空気に脇の下に汗掻きました。東京都の電話帳、全部調べたんかい。私のありふれた名前なんて沢山載っているのに、どうやって特定したんや?怖いぞ、これは。
「あの、申し訳ないのですが、まもなく結婚する相手がおりまして、今度の日曜日だけでなく、この先ずっとお会いできません。」と、回答したら、「スッ」と息を飲む音がして、声にならない叫びとともに電話がブチっと切られました。
思わぬホラー展開だったが、終わったとその場では胸を撫で下ろしました。
ところがそれは全然甘いぞ、よんだ。
その日の夜から、毎晩、何度も、無言、もしくは、電話の向こうで泣く声が聞こえる電話がかかってきました。切ってもすぐまた呼び出し音が鳴るし、なにを言っても無視されます。
一晩中鳴るので、寝る前に電話線を抜いておかないといけない。遊びに来たうちの奥さんが、現場の惨状を見て、「これ、どうしょうもないの?」と聞かれたので、
「お見合いおばさん経由で向こうのお母さんに注意してもらうくらいしか、」と説明したら、
「それ、ストーカーしている側からすると、悪夢のように厳しい一手ね。」とのご指摘。そんなもんかと思いながら、次の日曜日にうちの母に電話して、お見合いおばさん経由で向こうの家に連絡を取ってもらった。
効果覿面、その日の夜から無言電話から解放されました。
お互いに正体がわかっているお見合いは、こういうトラブルに対して安全でいいですね。
それにしても、元々断ったのは向こうなのにストーカーされるなんて、とても納得行かないのであった。



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