黒いアイツが出た

朝、いつものルーチンをこなして、自分の朝食を終え、娘を起こしに行った。

いつものことだが、全く目を覚さない娘を抱っこして、寝室からリビングに運ぶ。

リビングの床に座布団を敷いて横たえ、体温を測り、娘の朝食を出してくる。

ここで起きてくれれば、オムツを替え、本人の希望に応じて、登園の服を決めるのだが、今日もそのまま熟睡である。

ため息をついて、ふと、娘の頭の上に目をやると、洗濯物の山が。家内が昨日の夕方取り込んで、片付ける時間がなかったのだろう。自分の下着とタオル、バスタオルだけ選んで、リビングの真ん中に山を作った。

家内と娘の服は収納ルールが難しいので、簡単なものだけより分けて、娘が起きる前に片付けようとしたのだ。

そして、その山から、バスタオルを一枚抜いた時、何かバスタオルの下に潜り込もうとする黒い影を見たような気がした。

どうか、見間違いであってくれと祈りながら、恐る恐るバスタオルの山を捲ると‥

その前に一曲。えびてんで「恐怖の町」。

特撮テレビドラマ「怪奇大作戦」のテーマソングです。

それでは、続きを。

捲るとそこには、名を呼んではいけないあのGBの触覚と足と、お腹の一部が見えてしまいました。よりによって、リビングの真ん中で。タオルを元に戻し、深呼吸をして、棚から殺虫剤を取り出します。

バスタオルに向けてそれを噴霧するのは、流石に躊躇され。しばらく黙考した末に、片手でバスタオルを素早くどけ、GBが姿を現したその瞬間を狙って噴霧する作戦を立てた。

サアとバスタオルをどけて、素早く噴霧したが、敵の方が早かった。隣の私のパンツの山に逃げ込まれてしまった。しかし、これはチャンス私のパンツなら犠牲にできる。パンツの山の下にそっと殺虫剤のノズルを差し込んで、シュッとやった。普通なら苦しみながら、パンツ山の下から現れるところ、音沙汰なし。

再び恐る恐るパンツ山をどかしてみると、瀕死のGBが、次の隠れ場所を探して這って逃げているところだった。

素早く手近のティッシュを取り、GBをキャッチ。ティッシュの上から、握り潰して、ビニール袋に包んで捨てた。

更に、床にGBの千切れた脚が落ちているのを発見し、それも片付け、床を雑巾で拭いた。

ムジカピッコリーノで「ゴジラのテーマ」。

娘は父が名を呼んではいけないあの人と奮闘している間も、安らかに惰眠を貪っていた。まあ、起きてパニックになられるよりはずっといいけど。

それでは最近の娘の作品を

卵の横でジュースに見立てたビーズが溢れているのが、シュールです。後ろには何故か、フライパンを抱えたモルカーが。

そして何故か部屋の隅には倒れた家と、それを守るリカちゃん達。

そして、キッチンセットの屋根に並べられたベーグルと奥の車。これは、犯人の名を示すダイイングメッセージか。

ここは、ダイニングではなくリビングなのに。

双子のリカちゃんに敬意を表して、モスラの歌　2019年版

最近の愛娘情報。

保育園に行き始めて、敬老の日におじいちゃん、おばあちゃんに手紙を書きましょうとやっています。

「とかげにえさをあげました。」と書こうとして、「とか」「に」「さ」は書けたけど、「げ」と「え」が書けないと癇癪を起こしておりました。パパが落書き帳に見本を書いて、無事書けました。あと、自分の名前がなぜか鏡文字になってしまう。まあ、四歳なので、それっぽいのが書けてればいいです。書き終わったら、ママに「奈良と東京のおばあちゃんに送って下さい。」とお願いしました。偉いぞ。

最近、愛娘は、オムツはパンパースがいいと主張します。

なぜなら、ムーニーズだと２回しかオシッコが出来なくて、3回目に漏れるそうですが、パンパースは3回目でも大丈夫だそうです。そこまで意識的にオシッコしているなら、トイレに行って下さい。

さて、じゃあ、後は曲紹介だけ。

八神純子のカバーで「ナオミの夢」

手島葵「さよならの夏」

偶然見つけたユッコ・ミラーのサックスカバーが凄いので、三曲続けて聴いてください。「海のみえる街」「残酷な天使のテーゼ」「うっせいわ」

最後の曲は娘が大好きでママが嫌いで、家庭内コンフリクト発生しております。ママが嫌いなのは、詩が偉そうにしている割には頭悪そうだからだそうです。本当に頭のいい人は、こんなに主張しないと申しております。娘が好きなのは、大人が反応するから。「おーチンチン」「うんこドリル」の流れですな。

さて、明日も在宅だし、スマホの電池も無くなって来たので、そろそろ寝ます。皆様、良い夢を。

悪夢にうなされそうな記事でごめんなさい。