よんたまな日々

サッカーとゲームと本とおいしい食べ物

自分という毒(『「自分」から自由になる沈黙入門』)

2008年07月08日 | 読書
小池龍之介の『「自分」から自由になる沈黙入門』を読みました。 僕は説教は嫌いなのですが、なんでわざわざ説教される本を読むかなぁと。 ただし、この小池龍之介の文体は軽妙洒脱です。仏教系の説教本というのが、あまり読者を想定せずに堅苦しく語っているのが多いのに対し、これは、若い女性をターゲットにライトな語り口をあえてとっている感じですね。 仏教では、自我を執着ととらえているそうですが、これも、「自分を . . . 本文を読む

旅物二本(「地球のはぐれ方」「地獄のドバイ」)

2008年07月08日 | 読書
最近、パナ子のお勧めで、世界遺産を巡る旅など綺麗な旅番組を見ることが多い。ツアーなどで厳選された名所だけを巡る旅とかに参加すると、そういうのを簡単に体験できるでしょうし、商業主義の典型的実例でもあるのだが、そういうのに完全に背を向けた紀行本(?)を二つ読んだので、紹介します。 一つ目は村上春樹・吉本由美・都築響一の共著で「地球のはぐれ方」。すいません、村上春樹以外のお二方を知りませんでした。あと . . . 本文を読む