昨日、溜ったアルバムをスキャナーで読んで整理していました。何十冊もある量ですのでライフワークになるかも知れません。
*顔も面影だけで、現在とは異なりますのでモザイク処理などはしていません。
そんな時に、もう55年前になるのですかね。21歳の時に夢でもあった単身で米国一周の旅に出発したのです。晴海ふ頭からハワイ経由でサンフランシスコまで2週間船旅のアルバムがありました。
結局は3カ月かけて北米をバスで一周し、オークランドと言う街にアパート借りてバイトしながら学校にも行きました。
船は貨客船でそんな豪華な船ではありません。安ければどんな方法でも良かったのです。
晴海ふ頭からハワイまで1週間の船旅で、私は2等船室のエンジンルーム近くの大部屋でした。
ベッドは2段で共同トイレとシャワーです。それでも夢のある若者には新鮮で楽しい船旅です。
それぞれが目的(野心)があって、みなさん単独です。同じくして東南アジアなどからの移民する方々が多くいました。
香港やフィリピン・マレーシアの方々が多かったですね。
船旅も仲間が出来て楽しいものです。
まさに青春真っただ中です。
名前は忘れましたが、この女性はワシントンDCにお住まいでアジア諸国から帰国の途についていた方です。
この方のご両親は大金持ち?のようで、でワシントン郊外に別荘をお持ちです。旅の途中ですが、ワシントンに行った時に連絡してお会いできることになりました。森の中にある別荘にお招きいただきました。
もてなししていただき、大きな部屋(リビング)には暖炉がありました。夏でしたが暖炉に火が燃えています。アメリカ人は暖炉が好きなんですかね?トランプ大統領室での会談でも火が燃えていました。
暖炉に火を入れながらエアコンを利かせている・・・?これがアメリカなんだと、生活感が日本と異なることを実感しました。
一週間してハワイに近づくと、気温も上がりまさに南国に来た感じになります。
ハワイ港に着いて一時下船しました。オワフ島なの観光です。
日本ではこんなデッカイ車は見たことありません。10人くらい乗れる乗用車です。
ダイヤモンドヘッドが見えます。
第二次世界大戦の時に真珠湾攻撃によって沈没したアリゾナ号の上に記念館がありました。
こうして、世界大戦の戦績跡は見れますが複雑な気持にもなります。
そして、1週間かけてサンフランシスコのゴールデンケートブリッジを目指します。
潮風を感じながらの船員さんは格好良すぎます。
この間に英語を勉強したり、船旅を満喫していました。
長い船旅では当然淡い恋心も生れます。
お名前は忘れましたが、京都の右京区にお住いの女性です。夕日を見ながら長い時間話もしていました。
オークランドのアパートに良く手紙も送って頂きました・・・。
船はやがて、サンフランシスコ湾に入りました。
凶悪犯が投獄されていた「アルカトラズ島」が見えます。
いよいよゴールデンケートブリッジを通過します。ここから始まるアメリカ一人旅です。
今度は橋の上を通過し市街地に入ります。
これがアメリカなんだと驚きがスタートしました。
一泊目からどこに泊まるか決まっていません。
不安と何でも見てやる!行ってやる!が入り混じった一瞬だったのでしょう。
もう、この年齢では1000万円くれると言っても単身での北米一周の旅や生活はいたしません。
もちろん、仕送りはありませんし、どうやって旅と生活(生きて)行くかです。危険な目にも随分遭遇しました。
この経験が今の自分を作ってくれたのでしょう。
続きは後日(アルバム整理の時)に・・・。
yuki76
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貨物船での旅行
プレジデントクリーブランド号は船旅が主要な国際交通手段であった時代、貨物船は旅客も扱っていました。客船に比べれば豪華な設備こそ無いものの、安くて気楽な旅が楽しめたようです。(運賃は、客船の最低クラスとほぼ同じ)で、現在では貨物船も積荷によって専門化が進み、旅客の入る余地はなくなっているようです。
若いって良いですね~
怖いものなしで好奇心旺盛だったのですね~
若いときに貴重な経験されましたね~
この時期のカラー写真は貴重ですね~
世代が10歳以上違いますが一般的には
自分が大学生の頃白黒とカラーが半々くらいで
卒業する頃はカラーが一般的だったかも?
旅費だけでも当時としては結構な金額だったかもですね~
一人旅ですと苦労と危険の隣合わせで、ホテルに泊まるのも安いYMCAとか、汚いホテルばかりでした。またカネがなく夜行の大陸横断バスで移動し、宿泊代を節制していましたね。
バスのトイレ休憩は、一人では行きません。
子どものチンピラが銃やナイフで脅かすので、複数でトイレを利用します。
時には銃を突き付けてホールドアップもありました。特に南部は人種差別が激しく、日本人はジャップとか、イエローと呼ばれていましたね。
ほんといかに金をかけないかの貧乏生活でしたよ。