政界お遊び陣取りゲーム

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ついに自民党閣僚経験者である鳩山邦夫が党を割って出た。渡辺喜美に次いで二人目であるが参院議員も含めると６人目で、自民党が崩壊寸前である。更に舛添要一、与謝野馨が谷垣おろしの声を上げているのであるが、一連のこの動きは政権与党の中心にある民主党が引き起こしているともいえる。

それは世間から指摘される小沢幹事長の金権疑惑と、鳩山総理の金の価値認識度が人間離れしている事への批判であり、主導力を発揮しないことに端を発している。普天間移転に見られるように、総理は解決時期を５月末と言っただけで、その後のことは他の閣僚任せで、自分から動こうとしていない。

そこできしみが生ずる社民党と国民新党。その間にちゃっかりと割り込んで自民党と決別し、あわよくばと政権与党にすりよる公明党。渡辺喜美のみんなの党が、民主党とは一線を引いているように見せながらキャスチングボードを握りたい腹は見え見えだ。

こんな状況を見て“我こそは”と動かない方がおかしい。旧来の自民党のままでは勝機がないとみた面々が、今こそチャンス到来と見定めて動き出したと見るのは当たり前だ。さて、これから小党乱立でしばらく賑わう政界であるが、参院選を境に地図が塗り替えられるだろう。その枠組みがどうなるかは分からないが、この騒動「政界お遊び陣取りゲーム」とでも言おうか、権力という頂点を目指し、国民をそっちのけにした勝手な動きが今始まろうとしている。

【ＨＯＴニュース】
赤名峠の「国盗り綱引き大会余話」と、布野道の駅林産館「夢の市」３／２１を下記ホームページに貼りだしています。ご覧ください。


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