タクシーに乗る樋口一葉

昨日営業戦略会議関連で続く。

昨日の発表について、今朝朝一で本部長のところに挨拶に行った。

本部長は役員で、戦略会議のあとに懇親会に出席していた。

「昨日の発表は、評判が良かったよ。」

とご満悦の様子。

喜んでもらえると、頑張った甲斐がある。

「ええ、私が作ってますから(笑)」

などと冗談っぽく言ってみた。



昨日の戦略会議、ちょっと面白い話を聞いた。

うちの会長の講話だ。

うちの会長、ちょっとだけ有名な方。

うちの会社の親会社は結構でかい会社なのだが、会長はそこの取締役もしている。

今となっては親会社の取締役がメインで、うちの会長職がサブみたいな人なのだが…

子会社出身で、唯一、親会社の取締役になった人だ。

日経新聞の「日本の尊敬できる経営者」みたいなので60何位かになったこともある人。



その会長が先日タクシーに乗ったときの話。

タクシーの運転手さんが「最近は5,000円札で支払をするお客さんが増えたんですよ。」

という会話になったらしい。

どうしてだろうね?って運転手さんと話をしたのですと。

で、財布の中に5千円札が入っているということは、万札で買い物をしておつりを貰っているということ。

ということはまず、世の中の消費が動いているということが考察できる。

それで5,000円札で払うという時は、2~3千円の金額を覚悟してタクシーに乗るお客が多いということ。

そのくらいの金額の距離をタクシーに乗る人が増えたということだ。

タクシーはやはり1メーターとか、せいぜい1,000円前後の場合に乗る人が多いらしい。

5,000円札で払う人が増えたということは、2~3,000円を想定して乗る人が多くなったということ。

ということは、人々の財布に少し余裕が出てきたのではないかと考察できる。


タクシーの支払に5,000円札が増える
 ⇒ 人々の消費が増え、財布にも余裕が出来ている 
 ⇒ 景気が上向いている
 ⇒ 桶屋が儲かる

ということだ。

結局は桶屋が儲かるので、来年度からは桶を売ろうと会長は言っていた。

会場にいた本部長・部長・支店長などは全員で

「OK!」

って叫んでた。

もうボクは限界だと思った。
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