Carpe Diem-Seize the Day-

Because life means just right now for us...

生きるという事

2012年04月20日 07時29分29秒 | 呟き・慨嘆・ゆきへ・他

化学療法に因りその副作用で苦しい上
骨転移からの激痛もコントロールが
思わしく無く、唯苦しみの中
絞り出す様な声で必死に叫ぶ。。。
「もう、充分だから、もう、いい」
。。。「殺してくれ」と。。。

しかし疼痛コントロールが巧く行われ
副作用が落ち着くと、心も穏やかに
なる。そして多くの方々は死を望まない
状態に戻る。。。
即ち、「殺してくれ」と苦痛の中叫ぶ
のは、誰も心からそれを望んで居るわけでは
ないのではないだろうか、と感じる。
唯々、現在有る苦しみを取り除いてくれ、
この激痛から解放してくれ、という意味なの
だろうと思う。

誰も。。。本当に死は望んで居ない。。。

イヌはどうなのだろう。その概念も、
勿論そこへ至るまでの恐怖心も何も
無いであろうイヌ。。。
彼等は「自分の不可逆的な滅亡」を
一体、どう受け止めて居るのだろうか。

30年後、50年後にもしかすると
実はイヌも自分の死に対しての認識と
恐怖心も持って居た、等と発表があるかも
判らない。。。

我が愛して止まないゆきの死への道程をどう
送れば、どう一緒に過ごせば良いのだろう。
良く、愛された子?は自分の死期を
飼主へ伝える、と耳にする。

しかしその大事な「伝え」を愛し過ぎるが故、
盲目的になり見過ごしてしまわないか。。。
或いは、現実から目を逸らし、気付かない振り
をしてしまわないだろうか。。。

重篤な際、何処で治療を中断するのかも
非常に厳しい決断になるのだろう。
それが延命的要素の強い処置だった場合、
特に。。。

3年程前に?リンパ腫の子がNキャロライナ大学で
骨髄移植をし元気に退院しシカゴへ帰ったという
ニュースを耳にした。
あの子の現在はどうなのだろうか。

ヒトとイヌは違う。。。何処までの治療が
許容範囲で、何処からが立ち入ってはいけない
レベルなのだろう。

イヌは死にたいとも死にたくないとも
思わない。。。
一体、おまえに取り、生きるとは何なのだ?
どういう事なんだ?

そして、我が愛する命の子が「もう逝きたい」と
訴えて来た刻、自分は引き止めずに、一緒に
その刻へ向かい歩みを合わせられるか。
ゆっくりとゆっくりと。。。




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