Carpe Diem-Seize the Day-

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首苦しい

2012年10月09日 20時03分17秒 | 具合悪い・身体的所見・試験紙・加齢反応

ずっと撫でて居た。

手さえ空けば、ゆきの背中を

主に被毛と逆に撫でる。

すると、それまで冷え切って居た

四肢末端がほんのり暖かくなる。

しかし左前肢だけは、冷えたまま。。。

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昨夜、珍しく飼主と同じ方向に

頭を向けてくれた。

いつもは足元、頭の上、

或いは居間の方で寝てしまうか

平行し横になったとしても

飼主の頭側にはゆきの尻尾が来て居た。

横臥位になるゆきの背中側に

同じ格好でくっ付き、

首辺りをずっと撫でて居たが

ググ~ッという喉の音でハッとする。

撫で乍ら寝てしまって居た様だ。

当然、手の重みがゆきの喉に

乗って居たのだろう。

苦しかったろうかに。。。

しかし移動もせず、成すが儘だった。

幸運にもゆきはそのままの格好で居てくれる。

ゆきの温かさを体中で感じつつ、

腹部その他を再度、撫で続ける。

気温が低くなり、以前よりは

夜中、大分眠れる様になった。。。

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あまり食欲の無い飼主だが

昨夕、パンを食べた。

ゆきはパンは貰うモノだ、と思って居り

キッチンでパンの袋を開ける音で

横に停座して居る。

体に悪いと解って居乍ら食べて欲しいと

思ってしまう。


気付かぬ振りをしテーブルに

持って来る。そのまま食べ始めると

飼主とテーブルの狭い隙間に

必死で顔を入れて来る。

それでも無視をして居ると前肢で

控えめに呼ぶ。

飼主はもう、恐らくだらしなくにやけた顔を

して居たのだろう、ゆきの鼻息が

荒くなって来る。

いよいよ、貰える、と期待に満ちた

キラキラとした眼差しを向ける。


少しづつ千切り、ゆきへ。

クチャクチャと

滅多に噛んで食べなくなったゆきが

噛み、顔を斜め上に向け乍ら

満足気な表情をして居る。

飲み込むと飼主を又、見る。


可愛く、愛おしく思わず

可愛い、可愛い、可愛いと口から吐いて

出てしまった。

顔は満面の笑みだったろう。


。。。にも拘わらず、涙が出て止まらなかった。

しかも冷静に思考が働く。

これは。。。嬉し涙でもない、

かと言い、悲しいそれでもない。。。

色々考える。

涙が止まらず、困った。

笑い泣きだな、こりゃ、と思い---


泣き乍らパンを食べた。

途中、直ぐにゆきを抱きしめる。

暖かく柔らかく、優しい背中を感じ

ゆきに話し掛ける。

ゆき、大事大事本当に命。。。

大事。。。

当の本人は、迷惑千万。。。

必死でテーブルの上のパンを

探して居る様だった。。。