去年もこの時期貸し農園近くで水田を耕作している人から籾殻を貰った。
今年も、貸し農園の知人がその田圃でもう籾すりが始まっていると教えてくれた。
水田の土に籾殻を入れるとCN比(炭素と窒素の比率)が高く窒素飢餓になる。
だから、プロの農家は籾殻は焼いてしまってカリ肥料とするか、水田の外に出す。
都会では焼くことも出来ないので、欲しいという人には喜んでどうぞとなる。
今年は、その籾殻の噂がひろまり、家庭菜園愛好家が殺到!?
籾殻はあっと言う間になくなるという。夕方になるときれいサッパリ。(^^;
それで、今日は朝から出かけた。
田圃の腋に倉庫があって、そこで籾をする。
籾殻はそのまま田圃に放出されて山を成す。
倉庫の近くに女性が4人ほど立っていた。
誰が、持ち主が分からぬまま、適当に倉庫のなかのヒトに挨拶をした。
「今年もお世話になります」と。
すると、私じゃない外の奥さんだと教えられた。(^^;
もう完璧に顔を忘れていた。
先方は、一年前に一度会っただけでも名前も覚えておられるのに。(^^;
すると、その隣に居たおばさまが「去年籾殻で白ネギの作り方教えて貰いましたよね」
と仰有る。「どっかでお見かけした人やなぁ、と思ってました」と。
じぇじぇじぇ(もう古い?(^^)人はそんなに他人の顔を覚えているものなのか!
自慢じゃないがそんな濃い顔をしてるわけでは有馬温泉。(笑)
なんであたしゃ、すぐ忘れるのだろう。
歳のせいだけではなさそうだ。(^^;
しかし、今日は気持ちよく晴れた気分のいい日だった。(^^;
こちらは覚えてないが、向こう(生徒)が覚えているという宿命がついてまわった。
「センセイ、昨日、スーパーで焼肉セット、買ってたやろ」といわれた同僚の女センセイがいた。
まだ言ってくれるのはマシ。言わずにジーと見て、家に帰って尾ひれつけるヤツもいるだろう。
「半額セット買うてたわ、ははは、女のセンセイって手抜き料理になるのかな~、家庭的じゃない感じ」
(ほっとけや、いや言いたい奴には言わせておけ、か)ひがみっぽい妄想?いえ、私の経験則から十分想定できることです。
生徒は覚えていても、先生はよほどの印象でもないかぎり覚えていない。数が多すぎるというより、どんどん忘れなくては、次の新しい名前が覚えられない。これ本当。
ばったり会ったかつての教え子、名前が出てこず、つらい思いをする。あんた誰でした?と聞くほど脱俗の境地に達していない。エーとあの時の校長は誰やったかな、エーと修学旅行、どこやったかな?と側面攻撃を続けるうちに、突然わかることもある。
が、脱俗の境地に達していないワタクシではありますが
聞きます。(笑)
しかし、「あんた誰でした?」とはさすがに聞かない。
同じようなことではあるけれども、
ちょっと首を傾げて指をアゴに持って行って
「あのぅ、お名前が出てこないのです。失礼ですが、、。と
口を濁す。
相手は百パーセント嫌な顔もせず名乗ってくれます。
67年も人間やってるとこれくらいの芸は身につきます。(^^;
これを厚顔無恥というのでしょうか。(笑)