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ぐるぐる・ぶらぶら

歌舞伎と映画と美術と読書の感想

【文楽】2月文楽公演 第一部 国立劇場 2014年2月

2014-02-22 22:00:53 | 文楽

◆七福神宝の入舩

船の上で神様(と遣い手さん)がぎっしり。
人形が違うだけでなくて、動きも含めてそれぞれの個性が。

華やいだ雰囲気の語り。
琴、三味線、胡弓で演奏を楽しみ。
滑稽味を交えつつの、おっとりした雰囲気。

文楽にも時事ネタ織り込みあるんだ。知らなかった(←初心者)。
小道具もお誂え。

◆近頃河原の達引
  四条河原の段
  堀川猿廻しの段   

四条河原の段では心中(しんちゅう)で「早く反撃しろー」などと
思わされながら伝兵衛の痛みを観る。勘蔵(靖太夫)の憎らしさったら。
久八がやたらいい男だ。

堀川猿廻しの段、住太夫に聞きほれ、この後の成り行きの切なさを思い、
津駒太夫にドラマティックな心情を引き起こされ。
終幕の不思議な清涼感。

(2014.2.22)