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【読書】なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか

2018-03-04 20:29:34 | 読書記録
実践し著しい成果を上げている3社の事例を中心に
「発達指向型組織」とはどういったものかを提示している。
 
素晴らし。
会議、いや、会議ではなく生産的な対話、は、きっと創造的だし、
はたらく上での発展的批判は、人に成長をもたらす。
想像にかたくない。
 
通っている/透っている、組織。
 
憧れつつ、おそれもする。
自分なら全うできるだろうか?
 
真正面から自分の欠点を指摘される覚悟のはなしではない。
自分が相手・周囲を100%信頼できるかがより問われるだろう。
 
方法論ではないし、小手先で真似れない。
でも、こうできたなら、未来は明るいだろう。
一度そういう組織で過ごして体得した人々はもう、
従来の虚飾や嘘が多すぎる組織は耐え難くなるかも知れない。
 
「オープン・オーガニゼーション」のレッドハットも近い感じ
だったけど、これら3社よりもラフな印象。
表現のせいか。こちらはより高い修養が必要に思える。
 
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なぜ弱さを見せあえる組織が強いのか
すべての人が自己変革に取り組む「発達指向型組織」をつくる
ロバート・キーガン リサ・ラスコウ・レイヒー 著
英治出版
http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2220
 
(2018.2.3)

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