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歌舞伎と映画と美術と読書の感想

【歌舞伎】歌舞伎座八月納涼歌舞伎 2022年8月

2022-08-15 00:19:56 | 歌舞伎
八月納涼歌舞伎
歌舞伎座
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◆第一部

一、新選組

手塚治虫原作だそう。手塚治虫が新選組を描いていたの知らなかった。
多分相当端折って(とセリフで何度か言ってた)いるのだろうけれど、
人の関わりの皮肉やめぐる因果のモチーフに、なるほど、と。

大道具、襖に背景、人物にも、手塚有名キャラがちょいちょい登場。

歌之助と福之助さんの主役ふたりは若々しくかわいく時々とぼけてて
手塚というかジャンプ辺りに出てきそう。

扇雀さんの坂本龍馬はたたずまいがかっこいい。

二、闇梅百物語

そうか、今月は納涼歌舞伎でした。
人ならぬものたちが続々登場。
愛嬌のあるの、美麗なもの(七之助さん…)、

平均年齢相当低いぞ。すごい。達者だなぁと。末恐ろしくたのしみ。

◆第二部

一、安政奇聞佃夜嵐

明治以降の作ながら、説明臭くないせいか、割と江戸っぽい感じがする。
甲州の場面、展開にぐいぐい引き込まれる。
三部構成でなかったらもう少しじっくりな上演になったのだろうか。

二、浮世風呂

猿之助さんの舞踊、いつもながら"確実"感が。
團子さんおおきくなったなぁ。愛らしいなめくじさん。

(2022.8.14)

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投稿しながら先月の観劇は感想UPしてなかったことに今気づいた。
第一部第二部観たけど、感想は第三部観てからと思っていたら
公演中止になっちゃたのだった。