BUCKLEBOX-BLOG

食玩とかプラモとかうだうだ

東海道線旧石部隧道

2014-12-02 23:00:12 | 旅行・訪問記
東海道線の焼津駅と用宗駅間に「大崩海岸」という物騒な名前の海岸があります。
そこにある東海道線のトンネル跡が、廃物件として静岡県ではかなりの大物
だったのですが、諸般の事情で行かずじまいでした。

先週のことですが、そちらに訪問してきました。


大崩海岸沿いの道路です。向かって左側が旧道ですが、過去に土砂崩れで
(亡くなられた方がいらっしゃいます)廃道となり、右側の海上橋が出来ました。
ここもかなりの廃物件ですが、今回の訪問先はここではありません。

ここから少し歩いて、水路を下りていくとそれは見つかります。


崖を下っていくと、なにやら崩壊した跡が見えてきました。


東海道線の旧石部隧道の神戸側坑口です。
入り口には立派な門があったのですが、数年前に崩壊して右の海岸側に落下しています。


崩壊した門。最後は半分だけかろうじて残っていた模様。
もう少し早く行けたらよかったのですが。


内側のトンネルに入ってみます。内部にはガラクタやらなにやら置いてあります。
かつて外側のトンネルに人が住んでいたそうで、その残滓でしょうか。
(そちらはもっとガラクタがありました)
トンネル自体は20メートルもいかないうちに閉塞しています。
東京側入り口は再利用されているので、この向こうには現役のトンネルがある筈です。
蒸気機関車の煤煙であちこち黒く汚れています。


退避坑です。鉄道トンネルに入るのは初めてなので、これ見た時は「おお!こんなものが」と
ちょっとテンション高めでした。


トンネルを少し遠くからアオリで。
嘘みたいだろ、煉瓦が散乱してる所に路盤があったんだぜ。
波で浸食されてここまで崩壊するものなんですね。


同じ場所で反対側を望む。嘘みたいだ(ry


もう少し遠くから。ここを数十年前に鉄道が通っていたなんて。


明治時代の煉瓦造りの建物がウチの近くに残っていますが、それとよく似た煉瓦でした。
おそらく同じ所で造られたものなのでしょう。


暗渠?の跡でしょうか。


かつてトンネルの門だったもの。これもそのうちなくなるのでしょう。
勿体無い気もしますが、かといってどうにもならないしなあ。


先に、ここに人が住んでいたと書きましたが(今は無人)、当時行かれた方のレポートに「近づくと石を投げられた」という情報があって行くのを躊躇していました。
その時に訪問していれば、半分崩壊していた門が見られたのにと後悔してます。

以上、廃物件訪問記でした。

コメントを投稿