グランド工房 スタッフブログ

ガーデニング・エクステリア・お庭造りの専門店、グランド工房のスタッフブログ

お盆の過ごし方。

2008-08-16 20:44:35 | Weblog
当店も8月14日~17日 夏期休暇
スタッフ同士でお出かけする人、恋人と出かける人、家族と故郷へ帰る人…。みんな様々な過ごし方を予定しているようで、納会は大盛り上がりでした。
私、山田は故郷五島列島へ…。
長崎県佐世保まで特急みどりのグリーン車で…。
わが妹が、『指定が取れなかったから仕方なくグリーン車にしたわ』ということでちょっとリッチな移動となりました。

広~い。 窓も大きい

きゃ~スリッパまであるわ

仕方なく選んだはずの グリーン車…
『1,500円でこんなにリッチでゆったり優雅に移動できるな良くな~い
乗車率120%のTV取材を尻目に 浮かれてしまいました。

佐世保に到着後はもちろん船移動です。
船酔いしやすい妹は『ね~ね~、揺れると思う?船の窓のしぶき、雨かな?波あとかな?』そんな心配しているあなたに対して『雨じゃない?』と答えるしかないやろ

無事、五島列島に到着。
長崎県民のお盆の習慣をしなければ落ち着かず毎年帰るのです。
それはお墓参り
それも夕方から…。お墓に提灯をともしに

お墓の軽い掃除をしてお水を替えて提灯にろうそくを立て火をつけ飾る。
そして、1~2時間お墓ですごします。花火をしながら
 
某テレビ局の人気番組でも 長崎の不思議な風習で紹介されていたようです。
なぜ、夜お墓に行くのか?
私は小さい時にこう教えられました。
お盆は、亡くなったご先祖様がお家に帰るのでお墓が誰もいなくなるので、お墓に違う霊が入ったりしないように、ご先祖様が安心して家でゆっくりできるように私たちがお留守番しに行く。と、そして子供たちは『花火代』としてお正月のお年玉みたいにぽち袋でおこずかいをもらうのです。
長崎と言えばやっぱり爆竹で、お墓で爆竹がバンバンなってます。
それを大人たちはほほえましく見ているのです。
そしてお墓は、世代の枠を超えた社交の場となっています。
『今年も帰ってきたのね~。』『どこに今暮らしているの?』『結婚はしたの?』と夜の井戸端会議が行われています。

ですから、長崎の子は普段でもお墓で平気で隠れんぼをしたり走り回ります。
私の幼い頃も、お墓が怖い子なんで1人もいませんでした。
地域の大人たちで子どもたちに先祖を大切にする事を教えているのです。
ですから、お盆に帰ってお墓に提灯を灯さないと落ち着かないのです。