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Feelin' Groovy 11

I have MY books.

大事なこと①

2004-11-14 | 村上春樹
  「君を探してたんだよ」と僕は息をついてから言った。
  「知ってるよ」と羊男は言った。「探してるところが見えたもの」
  「じゃあ、どうして声をかけてくれなかったんだ?」
  「あんたが自分でみつけだしたいのかと思ったんだよ。で、黙ってたんだ」
                (『羊をめぐる冒険』村上春樹著 講談社)



この羊男の態度が気にいった。
傍から見た結果は同じだとしても、他から作用されて得た結果では
解決し得ないことがある。
あくまでも「自分で」というところが大事なのだ。



   探し出されたところで、なんの解決にもなりはしないのだ。
   今ぼくに必要なのは、自分で選んだ世界。
   自分の意志で選んだ、自分の世界でなければならないのだ。
                 (『燃えつきた地図』安部公房著 新潮社)


「自分の意志」。 
いくら他人がその人の意志を探ろうとしても、
それは想像であって完全に把握するのは不可能である。
だから誰もが持っている「自分の意志」は
何を失っても最後まで自分に残る自分だけのものであるから、
それを大事にし、常にその「自分の意志」を探り把握し、行動したいものである。




提案

2004-11-14 | その他
先日12日に日米野球を観に行った。

二岡が出場を辞退してしまったからには
あとは豪快なホームランでも観られればと思っていた。

結局ホームランは出なかったが
サヨナラ勝ちはいつ観ても爽快な気持ちになる。

気になったのはナゴヤドームの応援(?)メロディ。

よく試合が中断したときなどに
急かすように音楽が流れることがある。

それと同じ音楽や別の種類の音楽が
別に試合が中断しているわけでもないのに
ピッチャーが投げる前にしょっちゅうブツギレで流れたのだ。

無邪気に。

これを聞くと観ている私は気になって試合に集中できなくなった。

その施設側の選曲と流すタイミングが絶妙に間違っていた。

通常と違い今回は各チームの応援団がいないので
おそらくは応援を促し、盛り上げるための策であったろう。
であるならば、無理なお願いかもしれないが
攻撃している間は曲を流し続けるとか
応援の指揮をとる人を数人置くなど可能な策をとってほしい。