しばらく前にKちゃんに
金沢21世紀美術館に「タレルの部屋」があることを教えてもらっており、
金沢行きは、ほぼそれが目的だった。
建物自体がアーティスティックな円形の廊下を歩き、
ジェームズ・タレルの『ブルー・プラネット・スカイ』に到着。
直島にあったそれと形は同じであったが、
もちろん作品の一部が「空」である以上、
全く同じ作品ではない。
その日は風が強かったのか雲が常に流れていて、
作品は刻一刻と変化していった。
また、別の作品で
レアンドロ・エルリッヒの『スイミング・プール』がよかった。
強化ガラスに深さ約10cmの水を張っただけなのに、
地上からは普通のプールに見え、
地下からはまるでプールに潜っているような気分になれる。
プールの中から見た地上は
太陽に照らされた水面がキラキラして
とても眩しかった。
夏によく合う作品だった。
(冬に見たらどうだろう?)
水面下にいるようなおもしろい写真を撮影してきたが、
後で美術館に確認したところ
ネット公開は作者の許諾が必要とのこと。
掲載できなくて残念だ。
他は・・・
パンフを見てもあまり気が進まなかったが、
折角来たのだからということで
今の期間展示されている
「我が文明:グレイソン・ペリー展」
「パッション・コンプレックス」も観た。
予想通り自分がいいと理解できる作品ではなかったので
感想はなし。
けれども最初に紹介した2点は常設だし、
おすすめだよ。
直島に関する記事→1・2・3・4
金沢21世紀美術館に「タレルの部屋」があることを教えてもらっており、
金沢行きは、ほぼそれが目的だった。
建物自体がアーティスティックな円形の廊下を歩き、
ジェームズ・タレルの『ブルー・プラネット・スカイ』に到着。
直島にあったそれと形は同じであったが、
もちろん作品の一部が「空」である以上、
全く同じ作品ではない。
その日は風が強かったのか雲が常に流れていて、
作品は刻一刻と変化していった。
また、別の作品で
レアンドロ・エルリッヒの『スイミング・プール』がよかった。
強化ガラスに深さ約10cmの水を張っただけなのに、
地上からは普通のプールに見え、
地下からはまるでプールに潜っているような気分になれる。
プールの中から見た地上は
太陽に照らされた水面がキラキラして
とても眩しかった。
夏によく合う作品だった。
(冬に見たらどうだろう?)
水面下にいるようなおもしろい写真を撮影してきたが、
後で美術館に確認したところ
ネット公開は作者の許諾が必要とのこと。
掲載できなくて残念だ。
他は・・・
パンフを見てもあまり気が進まなかったが、
折角来たのだからということで
今の期間展示されている
「我が文明:グレイソン・ペリー展」
「パッション・コンプレックス」も観た。
予想通り自分がいいと理解できる作品ではなかったので
感想はなし。
けれども最初に紹介した2点は常設だし、
おすすめだよ。
直島に関する記事→1・2・3・4
「人、呼んで忍者寺」ってとこに惹かれ、
妙立寺へ行く。

(堂内は撮影禁止のため、外観のみ撮影。「禊滝」写真にそっくり?)
3階建て以上の建築が禁止されていた当時、
外観は2階建てだが中は4階建て7層という複雑な造り。
まず本堂入ってすぐの正面の床に
賽銭箱が埋められている。
(変わってるな~)と思っていると、
後の説明で、落とし穴としても利用していたとのこと。
その仕掛けを筆頭に、
お殿様が逃げられるよう床板をはずすと隠し階段があったり、
ふすまを開けるとまた隠し階段があったり、
槍で敵の足を刺せるよう
障子を張った「明かり取り階段」があったりと
カラクリだらけだ。
水面上に横穴があり、
金沢城まで続く逃げ道となっていたといわれる「伝説の井戸」もある。
しかし、お寺からお城までの間に犀川があるため、
実際はその手前までしか続いていないだろう、とのこと。
「だろう」って、ねぇ。
確認できるだろうに
。。。
とにかく、このような様々な仕掛けがあることから、
「忍者寺」と呼ばれているのには納得。
仕掛けを見て回るのはとても楽しいが、
ふと我に返ると、
お城をこのような造りにするならともかく
お寺をこんなに複雑に建立した前田利常は
ちょっと怯え過ぎでないか?
と思わせる、妙立寺。
ちなみに解説で「忍者とは一切関係ありません」
を連呼していた。
HPでは手裏剣を飛び交わせているのに。
このお寺は一体どうしたいのかしら。
拝観は10数名が1グループとなり
案内人がつくため、予約が必要。
(当日お寺でインターホン越しに予約可)
駐車場は近くの極楽寺。
妙立寺へ行く。

(堂内は撮影禁止のため、外観のみ撮影。「禊滝」写真にそっくり?)
3階建て以上の建築が禁止されていた当時、
外観は2階建てだが中は4階建て7層という複雑な造り。
まず本堂入ってすぐの正面の床に
賽銭箱が埋められている。
(変わってるな~)と思っていると、
後の説明で、落とし穴としても利用していたとのこと。
その仕掛けを筆頭に、
お殿様が逃げられるよう床板をはずすと隠し階段があったり、
ふすまを開けるとまた隠し階段があったり、
槍で敵の足を刺せるよう
障子を張った「明かり取り階段」があったりと
カラクリだらけだ。
水面上に横穴があり、
金沢城まで続く逃げ道となっていたといわれる「伝説の井戸」もある。
しかし、お寺からお城までの間に犀川があるため、
実際はその手前までしか続いていないだろう、とのこと。
「だろう」って、ねぇ。
確認できるだろうに

とにかく、このような様々な仕掛けがあることから、
「忍者寺」と呼ばれているのには納得。
仕掛けを見て回るのはとても楽しいが、
ふと我に返ると、
お城をこのような造りにするならともかく
お寺をこんなに複雑に建立した前田利常は
ちょっと怯え過ぎでないか?
と思わせる、妙立寺。
ちなみに解説で「忍者とは一切関係ありません」
を連呼していた。
HPでは手裏剣を飛び交わせているのに。
このお寺は一体どうしたいのかしら。
拝観は10数名が1グループとなり
案内人がつくため、予約が必要。
(当日お寺でインターホン越しに予約可)
駐車場は近くの極楽寺。
(今日まで金沢へ旅行へ行っており、だいぶ日にちが空いてしまいましたが
)
さて「天岩戸」。
私たちの行ったのは三重県志摩市磯部町の『恵利原の水穴』という所。
駐車場から数百mほど歩くとまず「禊滝(みそぎたき)」に到着。

ここを上に登ると、日本名水百選(環境省HP)にも選定されているという湧水が。

名水を飲むぞっ!と思った矢先
少し離れた右側に立て看板が・・・・・
「生水ですからそのまま飲むのは控えてください(云々)」
私、たじろぎました。
みんなはペットボトルに入れて持ち帰ってるよ。
家で煮沸するのかな。。。
でもその場でもみなさん、手ですくって飲んでますよ。
大丈夫なんだろうけれど、私、飲めませんでした。
その後、
駐車場の地図で確かめた折に載っていた「風穴」を見るため
さらに奥へ入っていく。
ここはちょっとした山道だが
5分ほど湿気を我慢して歩くと
山肌にぽかりと穴。

周りに人は全くおらず、
空気も動かないような中
穴の中からだけはひんやりした風が流れ出て来、
そこはやはり神聖な場所であるような気持ちになった。
ところで
天照大神が隠れていたと思される岩が、どれなのか
実はよく分からなかった。
名水の湧き出いていた「水穴」のことだったか?
てっきり扉みたいな形の岩があると思っていたよ。
家に帰ってからよく見てみると
どうも「天岩戸」といわれている場所は全国に数箇所あるようですね。
(参考:フリー百科事典『ウィキペディア』)
一体、誰が一番初めに「ここが『天岩戸』だ」と言い出すのか・・・・・・
とにかく、そのような言い伝えを支えてきたであろう霊気が
磯部町の「穴」からは十分漂っていましたけどね。

さて「天岩戸」。
私たちの行ったのは三重県志摩市磯部町の『恵利原の水穴』という所。
駐車場から数百mほど歩くとまず「禊滝(みそぎたき)」に到着。

ここを上に登ると、日本名水百選(環境省HP)にも選定されているという湧水が。

名水を飲むぞっ!と思った矢先
少し離れた右側に立て看板が・・・・・
「生水ですからそのまま飲むのは控えてください(云々)」
私、たじろぎました。
みんなはペットボトルに入れて持ち帰ってるよ。
家で煮沸するのかな。。。
でもその場でもみなさん、手ですくって飲んでますよ。
大丈夫なんだろうけれど、私、飲めませんでした。
その後、
駐車場の地図で確かめた折に載っていた「風穴」を見るため
さらに奥へ入っていく。
ここはちょっとした山道だが
5分ほど湿気を我慢して歩くと
山肌にぽかりと穴。

周りに人は全くおらず、
空気も動かないような中
穴の中からだけはひんやりした風が流れ出て来、
そこはやはり神聖な場所であるような気持ちになった。
ところで
天照大神が隠れていたと思される岩が、どれなのか
実はよく分からなかった。
名水の湧き出いていた「水穴」のことだったか?
てっきり扉みたいな形の岩があると思っていたよ。
家に帰ってからよく見てみると
どうも「天岩戸」といわれている場所は全国に数箇所あるようですね。
(参考:フリー百科事典『ウィキペディア』)
一体、誰が一番初めに「ここが『天岩戸』だ」と言い出すのか・・・・・・
とにかく、そのような言い伝えを支えてきたであろう霊気が
磯部町の「穴」からは十分漂っていましたけどね。