「君を探してたんだよ」と僕は息をついてから言った。
「知ってるよ」と羊男は言った。「探してるところが見えたもの」
「じゃあ、どうして声をかけてくれなかったんだ?」
「あんたが自分でみつけだしたいのかと思ったんだよ。で、黙ってたんだ」
(『羊をめぐる冒険』村上春樹著 講談社)
この羊男の態度が気にいった。
傍から見た結果は同じだとしても、他から作用されて得た結果では
解決し得ないことがある。
あくまでも「自分で」というところが大事なのだ。
探し出されたところで、なんの解決にもなりはしないのだ。
今ぼくに必要なのは、自分で選んだ世界。
自分の意志で選んだ、自分の世界でなければならないのだ。
(『燃えつきた地図』安部公房著 新潮社)
「自分の意志」。
いくら他人がその人の意志を探ろうとしても、
それは想像であって完全に把握するのは不可能である。
だから誰もが持っている「自分の意志」は
何を失っても最後まで自分に残る自分だけのものであるから、
それを大事にし、常にその「自分の意志」を探り把握し、行動したいものである。
「知ってるよ」と羊男は言った。「探してるところが見えたもの」
「じゃあ、どうして声をかけてくれなかったんだ?」
「あんたが自分でみつけだしたいのかと思ったんだよ。で、黙ってたんだ」
(『羊をめぐる冒険』村上春樹著 講談社)
この羊男の態度が気にいった。
傍から見た結果は同じだとしても、他から作用されて得た結果では
解決し得ないことがある。
あくまでも「自分で」というところが大事なのだ。
探し出されたところで、なんの解決にもなりはしないのだ。
今ぼくに必要なのは、自分で選んだ世界。
自分の意志で選んだ、自分の世界でなければならないのだ。
(『燃えつきた地図』安部公房著 新潮社)
「自分の意志」。
いくら他人がその人の意志を探ろうとしても、
それは想像であって完全に把握するのは不可能である。
だから誰もが持っている「自分の意志」は
何を失っても最後まで自分に残る自分だけのものであるから、
それを大事にし、常にその「自分の意志」を探り把握し、行動したいものである。