居酒屋 吟 醸 鼎 (ぎんじょうてい)           【おやじの写真館】

何気なく過ごす日常のなかで感じたこと
心のなかに留めておきたいと思ったこと
きょうの日の記憶を写真日記で綴ります

魚の顔シリーズ 19 : 茨藻海老 (イバラ モ エビ)

2007年10月17日 | Weblog
茨藻海老(イバラモエビ)は、鬼海老(オニエビ)との異名を持つ珍しい海老だ

北海道では日本海やオホーツク海側で獲れるが、漁獲量が少ない為ほとんどが地元の人たちの胃袋に納まる

体長はおよそ10センチほどで姿形はボタンエビにも似ているが、強烈に硬い殻を身に纏っている

頭上には日本刀の切っ先のごとく、鋭く尖った大きなトゲが連なっているのが特徴である

写真では判りづらいが、体の下側にも細かく鋭いトゲがズラリと並び身を守っている

鎧兜を身に纏い、敵陣に向かう武将のような勇ましささえ感じてしまうのだから、何とも恐ろしい海老だ

味の方はというとボタンエビにやや似ているが、身が締まっていてコリコリとした食感がある

刺身でいただいても、塩茹でにしても大変に美味な海老なのだが・・・

こいつを食すには、兎にも角にも殻が硬くてトゲだらけなので、「手が血だらけにしてでも食いたい!」 という、「殻の硬さ」 に負けないだけの、こちら側の「固い意思」 が必要となる厄介な海老だ




美味いものと美人にはトゲがあるということか・・・    危ない 危ない

なんと恐ろしくも美味い海老だこと





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7 コメント

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鬼エビ(ロシアの呼び名) (sugiyamenko)
2007-10-17 15:19:25
このエビはロシアのサハリンやウラジオストクで、かなり以前からビールのおつまみとして食べています。
日本の漁師に聞いたら、昔は市場で値がつかないために出回らないので、獲れても自分達で食べていたらしい。ロシアでは、味がいい事から料理として茹でて出されますが、同席する女性がいる場合、男は危険をおかしてむき係になります。
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>sugiyamenkoさん (Oyaji)
2007-10-18 09:21:47
こいつの殻をむくのは大変だ~
どこの国の男達も女性には弱いということですね。
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すごい海老っ! (ゆう)
2007-10-18 15:45:41
これをいただく時は、男性同伴・・・ですね☆
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>ゆうさん (Oyaji)
2007-10-18 18:07:50
当然男性同伴で、硬くてトゲトゲだらけの殻をむいてもらってください。
まあ、滅多に手に入る海老ではないのでご安心を。
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おいしそう (mink)
2007-10-21 08:09:10
昨夜あんなに飲んだのに、このえびを見たら、また
飲みたくなってしまった・・・

きのう合格を知っていたら、お祝いを直接言えたのに
残念!
改めておめでとうございます。
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Unknown (mink)
2007-10-21 19:12:11
勝手にブログで紹介しちゃいました。
事後承諾ですみません。
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>minkさん (Oyaji)
2007-10-21 23:33:49
昨晩はお立ち寄りいただき有難うございました。
ブログでご紹介いただき重ねてお礼申し上げます。
虹が1日に2回も撮れたのはすごくラッキーでしたね!
次は「雷」ですかね?
私は「雷」を撮ったことがありませんので1度でいいから撮ってみたいです。
~カミナリOyaji~

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