土日は夜更かしでけるから好きさ。今日は珍しくぐずらんと予定通りにやる事終わったし。
…てな訳でさっきまでゆっくりと先日ちょっと書いたスーファミ版のドラクエ2をやっとりました。
今テパの村の辺でレベル上げ&貯金中。はやぶさのけんとミンクのコートを買うんだ。
たま~にはぐれメタルが出てくるのがなんだかちょっと嬉しい。トヘロスでコイツだけ出てくるようには、
でけんもんなんかすぃらねえ…特にパペットマンのふしぎなおどりがイヤでイヤで…。
しっかしスーファミ版、1もヌルいヌルい散々書いてたけど、2は更に輪をかけてヌルい!!!
よく巷間で言われている通り、オリジナルの2は歴代ドラクエの中でも最も難易度が高く、
ガキンチョだったアタイは何度もチャレンジしてその度に返り討ちにあっておりました
(何故かDQ、FF共に共通して、2が一番難しく、3にはゲームバランスを思いっきり揺るがすバグ技が入ってるのよねー)。
そんな作品だった為、かなり気構えして始めたんですよ。それなのにさあ…。
異変に気付いたのは風の塔に入る前。どっかええ稼ぎ場所ないかなーと、ムーンブルク城を超えて、
西の砂漠地帯まで到達した所、そこはメタルスライムの群生地帯。倒して得られる経験値は、
3以降のそれに準拠してオリジナルの約10倍!しかもルドルフ(サマルトリアさんね)、レベル18でベギラマ覚えやがった…
こんな早かったっけ?それともあたいのカンチガイ?なんかおかしーなーと思って、
攻略サイトとか見てみたら…どこのサイトもイベント毎の目標レベルが5、6レベル程、
ファミコン盤よりも低い…ああやっぱり…しかも光の剣をルドルフが装備できたり、
ミンクのコートの防御力が異様に高かったり(そんなええもんなら特殊効果もつけれや)…。
かんなり肩透かしやわあ…でもホントこの歳になるとねえ…おばさんガチでヌルゲーしか、
受け付けんくなってるから…かえって有難いわあ…頭はもっと別の事に使いたいの…(´A`)
んでもってそのドラクエ2をやってる間聴いてた(今もかかってまーす)んが、『WSS』のオリキャス盤CDですのよ。
しっかしねえ、音だけ拾って聴くと、色んな発見があるもので…特に映画版と比較するとよりね。
テンポとかオケの印象とかがもう全然…。『マンボ』がすげえノリノリなの。映画版比2倍位の速いテンポで、
しかもパーカッションバリバリ!『アメリカ』もどことなくルンバのようなムードだし(最初に入るクラベスの音がもう…)。
『クール』がジャズピアノの音をベースにした、やけにアダルトなノリの曲だったり。
あと映画版じゃ軽~く流されてる『ワン・ハンド、ワン・ハート』が、実はかなりしっかりしたデュエットだったり、
『サムホエア』にものごっつボリュームのあるバレエシーンが前後に挿入されてたりね…。
ただやっぱり、通しで聴くと舞台版の曲順って、やや分裂症的で曲調とシナリオのムードに、
余計な波があるように感じられますわね。その点の統一感ではやっぱ映画版のほうが上に感じるわあ。
フィナーレに向けての一貫した求心力のようなもんが表出されてるような。そりゃあただ単に、
『クラプキ巡査どの』と『クール』の順番を入れ替えて、『アイ・フィール・プリティ』を前に出しただけやけどさあ。
それと、ディテール聴くとどことなくオペラチックなんですよな。曲の構成が。『サムホエア』の歌の入りや、
『あんな男に』と『私は愛している』のつなぎの部分(丁度某作品のパクリメロディーのかかる部分ねうすす)とか…。
そこん所が同時代の作品と比べて、『WSS』の曲の異質な部分だったのよねえと、
あちこちで言われ尽くされた文言を再確認して納得するあたい…。
勿論大半は、指パッチンとか「マンボ!」とか「オーレ!」とか「ララララランランランラーララ♪」とか、
合いの手入れに費やされてるんですが…入れたくなりますよねえ、絶対これ。
あとこれまたやっぱしだけどお…オリキャスの方が歌上手いわ断然。特にトニーとマリア。
声の厚みや熱のこもり方がもう、映画版の中の人とは雲泥の差ですよ(ついでにテッシトゥーラも高いよ)。
つーかコレ聴いてると、マー二・ニクソン(映画版のマリアの中の人)って、んな大した事ないやんねえ…と思ってしまうのさ。
オリキャス盤のキャロル・ローレンスと比べると、確かにキレイな声だけど響きがじぇんじぇんペラペラ。
『トゥナイト』のリプライズのコンチェルタートも、地味にテンポ速くして誤魔化してたんじゃと、
疑惑が生まれてしまったわあ…どーしてくれんのよヽ(`Д´)ノウワアアン!!
あとリヴェラ姐さんのアニタ、当たり前やけど若い!当たり前やけどヒスパニック訛りの巻き舌が超こなれてて、
『アメリカ』なんか独特のニタニタした発声(アニタでニタニタ…?)も相まってすげえせくすぃー!!!
ただそこでの歌がやっぱりあたいのイメージする、ファンキーでシニカルないつものリヴェラ姐さんの歌い口だったから、
『あんな男に』とか、そーゆーシリアスなナンバーどう歌いこなしてんのかなーと思って聴くと、
これがまた押し殺したような演唱でええ味出してて…でもこっちはリタ姐さんの方が好きかもぉ…。
…んな訳で、映画版で満足してる方って不幸よねえ…なんて暴言が思わず口をつく位、かなりええアルバムなんで、
あんた今頃何を…と言われそうですがまだの方はどうぞ。ボーナストラックにレニーたんジサクジエーンの、
フルオケでの組曲版(『マンボ』の暴力的なまでの迫力にせいぜい度肝ぬかれるがいいわうすす)ももれなく付いてきます。
ついでにフィナーレももっと何とかしてホスィかった…。みぢかすぎてかんどうでけまちぇん。
トニーが狂ったように夜の町を「チノ!」と叫びながらさ迷う所から入れてくれたら…むりぽ?