【 灘のけんか祭り 】
毎年、神無月 十月に入ると、
わたくしの在住しております 関西 瀬戸内の播磨平野・播磨灘は 関を切るかの如く、
あちら、こちらの 秋祭りに拝礼を観ます 。
播磨でも 最も勇壮な、男祭りを
全国的にも有名な
『 灘のけんか祭り 』 を
ほんの少しだけ ご紹介致しますね 。
\(^ー^)/
正月よりも
盆よりも
待ちに待った けんか祭り
「 灘のけんか祭り 」 は、
兵庫県 姫路市 南部・灘地区 旧 七ヶ村の人々の信奉を集める
『 松原八幡神社 』 ( 姫路市 白浜町 )
の 秋季例大祭です 。
毎年、決まった日、
10月 14日~15日 に執り行なわれます 。
この 播磨一円は 秋祭りが盛んな土地柄 。
主な神社ごとに氏子らが集まり、秋祭りを伝統を伝えながら催してきました 。
祭りを執り行なうのは 「 村 」と言う呼び名が残る集落ごとに、祭りを担う男衆 。
男たちは 皆、それぞれの思いを込めて 「 祭り月 」の到来を待ちわびております 。
祭りを待ちわびるのは 「 村 」を離れて暮らす男衆たちも 同じこと
「 正月や盆に帰らんでも
祭りには 絶対的に 必ず帰る
」と 声を揃えております 。
母親たちと女たちは、そのために 一年中の稼ぎに等しいくらいの 祭り料理や大層なご馳走を いそいそと これもまた、正月や盆を はるかに越えた 祭り料理を整えて、男衆たちを迎えます 。
三基の御神輿を納める 松原八幡神社の境内の蔵では、
あいにくの雨を突いて 「 神輿鑿入祭 」( 蔵出しの儀 )が執り行われています 。
(o^∀^o)
女たちは もっか 料理に時間を用いて、 鯖寿司( 鯖の頭から尾まで 丸一匹を はらわたをくり貫いて 酢飯を楕円形に型どり 鯖に詰め込んで寝かす この辺りの祭り寿司 )を たくさん作り、皆様を 持て成しますね 。
ご馳走に 祝い酒
それこそ
飲めや 呑めや
食べや 食えや
歌えや ヤァ~~~ ショイ
丸丸 二日中 やりますね 。
けんか祭り用の 御神輿さんは 毎年、めちゃめちゃに壊れてしまいますので 、奉納御神輿とは異なる 喧嘩用神輿をぶつけ合うんですよね ヤアアア~~~ ショイ
いかに 見事に ぶっ壊れるかを ある意味 競う 灘の喧嘩祭り と 成ります 。
本年は、台風 19号が直撃になるか (涙) と 村全体に危機感が走りましたが
台風一過でして
暑いくらいの夏日になりました
神様のご褒美が 先を越したようでした
\(^ー^)/ 。
死人が出る 荒く危険を伴う 喧嘩祭りなんですが
無事に神事を終えた村村には
笑顔の花が 蔓延に咲きました
。
(o^∀^o) EMI .