
デリック・ディズニー/カリフォルニア サンディエゴ
いまやTwinzerと言えば?の代表格、Derrick。
Derrick Disney Works His Twinzer Magic | HandMade | SURFER
彼は1988年南カリフォルニアで生まれたTwinzerを掘り下げ、Fishに取り込みました。
それをミッドレングス/EGGタイプのアウトラインと融合させたのがこのTwinzer Midです。
触った印象は”とてもシェイプが丁寧”と感じました。
デザインに自信を持っていて、答えというか、方程式というか、正解を持っているというか。
偉そうにすいません(笑)
サーフィンは下手ですけど、モノづくりは好きなもんで、そんな人間の判断です。丁寧だな~と思ったです。
そして大切なこと。Twinzerはクワッドではありません。
TwinFinのネガティブな部分を消し去るためのモノです。
調べるのが好きなので、調べてみました(笑)
Twinの前につけられたFinは”カナード”と呼ばれ(戦闘機のヤツ)、メインフィンの前で余計な水を切り裂きます。そのおかげでメインフィンに当たる負荷が軽減されます。余計な負荷の掛からない最高の状態でメインフィンが機能するのです。
そうすることで、メインフィンの総面積を減らし、軽くすることが出来るようです。
航空機の場合はその重量が操作性に比例するので相当有効なようです。
サーフボードと航空機が全く同じだとは思いませんが、原理は同じ。
ドラグ量も減らせるでしょうし、重量バランスも変わるでしょう。
ターンの反応もその軽快さとドラグの無さでフィンの本来のポテンシャルを発揮するのでしょうね。
実際付属している101Finはとても軽く、キャプテンフィンの一番小さなタイプよりもさらに小さいです。
乗った感想を言えるほどフィットしていませんが、とにかくすべての感覚が軽いです。不安な軽さではなく、レーシングカーのような軽さなのかな。
バイクに近いかな。
板は7’5。その長さのテイクオフの速さにクイックな操作性。
750cc?900cc?のレーシングタイプのような感じですかね。
腰くらいと肩くらいの波で乗りましたが、小さな波でも十分早いです。
アップスも軽快で楽しかったですが、肩を超えるともっと早いです。
900ccを街中で乗るよりも、飛ばせる首都高の方が楽しい、そんな感じでしょうかね。
テールのドラグを感じないので、後ろが前に行こうとする感じと言うのか…表現が難しいですが…、テールが揚力で前に行こうとすると言うのか…。
排気量は大きい印象です。
でも、もうちょっと乗らないと分かりません(笑)
とにかくターンは異常に軽いです。
で、テイクオフも早い。
Twinよりも安定感バツグン。
これ最強じゃない?なんて思う板です。
まだまだ人気が爆発はしていないけど、Derrick Disneyの作る板、めちゃ良いです。
エリスエリクソンも素晴らしいシェイプをしますし、素晴らしい乗り物を考えますが、負けず劣らず彼も良いシェイパーの一人ですね。
エッジがヨイヨイ言い過ぎてる感がありますが、普通の板(普通じゃないか?)もしっかり好きです。
Derrickの板も取り寄せようとすれば可能です(たぶん)
でも、ライドさんとかトリッキーさんとかに聞くと良いでしょう(笑)
Resincraftカズさんいつもありがとう!!