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とんかちドリルズ

Lifestyle constructor
家とか、家具とか、趣味とか。楽しく過ごす為の時間を構築したい工務店。

BeauのNew

2025-08-15 20:16:00 | surf
1ヶ月ほど投稿がおろそかになってましたが、あいも変わらず忙しい毎日を過ごしております。

仕事時々サーフィンは変わることのない私のライフスタイル。

※伊東の帰り道の宇佐美

Beauにオーダーしていた板のプロトタイプが出来てきた。




モデルのベースは


このシングルフィン。

元々は5finセッティングをシングルに変えた、A型にノーズからコンケーブが入ったモデル。
お気に入りのEllisのLiteKiteは3本持ってみて、どれも素晴らしかった。
それをBeauも体験しているから、2人で話し合ったんだ。

オレのシングルフィン7'0は本当に楽しい。
フォトグラファーのUskeくんがハワイに持って行って、ダブル近い波も乗ってきたポテンシャルがあって、日本の日常の波でも楽しい。
でも、うーん、と思う波の時もあって、波が柔らか過ぎたり、もっと前に出る速さが欲しい時だったり、フィンが多いから楽しい事もある。それをこの7'0シングルをベースに煮詰めてみたい、ってのが新しいモデル。

プランシェイプはLiteKiteでは無くて、そこからは離れよう、近くなり過ぎたくない、ってBeauの要望でもあった。
Lis fishやFish simmonsのボトムをベースに直線的なスピードはキープしながら、Beauらしい動きの軽さを追加して欲しいと頼んでみた。
ダックダイブはしたいから、アホみたいに厚くはしたくない、掘れた小波も乗りたい。

色々な要素を言いたい放題言ってみた結果がこれだ笑

どうなるだろうか。

もしかしたら俺の板を持って日本に遊びに来るかも知れない。そしたらBeau先生のデモンストレーションが見れるだろう。
きっといいに違いない。
だって、いつも彼の作る板は楽しいから。

もしこれをみて興味が沸いた方が居たらご連絡下さい。
追加でカスタムオーダーを受け付けます。
2本限定ですが、プライスは出来るだけ頑張ります笑

ぜひこの機会にオーダーください!





仕事時々サーフィン

2025-07-06 17:25:00 | my life
おかげさまで仕事はたんまりとさせていただき、大工仲間と共に着々と進行中です。





休めるタイミングと波と風が合わず、サーフィン出来ずの日々でした。
久しぶりに土曜日休める!と思ったら欲求爆発。金曜日の夜から、あきれる嫁ちゃんをチラ見して家出(笑)

どんなコンディションになっても楽しめるようにサーフボードを五本。
フルスーツとシーガルとタッパー、ラッシュも積んで、どんな水温でもカバー。
走り出してすぐ「あ、海パン忘れた…」

2時間半の爆走で、海岸近くの駐車場へピットイン。レモンサワーを片手にF1のFP2を視聴。意識が飛んできたので就寝(笑)

ハッ!と思ったら空が明るい。(多分4時)
飛び起きて半寝の脳で砂浜を走る。

カネキュウ見てたらその奥のセットも良さそうに見えるので移動。植物公園先まで走り、支度をしながらボーッと見ていると時折良さげ。ここまではみんな来ないだろう。


Beauの7'0にHookfinを試したかったので、セットして海へ。
海水に足をつけると「冷た!」とビビる(笑)
海パン忘れてもなんも問題なかった(笑)

インサイドは川のように左に流れ、一旦深くなり、すぐに浅くなり、更にまた深い複雑な地形。インサイドからではよく見えてなかったが、パドルアウトすると砂浜で見るより形の良い波が来ていた。

オホホー!サイコーじゃん!と笑顔が溢れる。
7'0はダックダイブも楽ちん。
インサイドのめんどくさい波も、セットが来ても、苦でもない。「これはどこへでも持っていける」とダックダイブしながら改めて思う。

一見波が来ないように見えるんだけど、しばらく波待ちしていると、しっかり来る。
サイズはピークムネ、時折カタ。
一気に崩れる事なく綺麗に割れてくれていた。
数本波に乗り、もう少しカネキュウ寄りへ移動。3人居たが、彼らはピーク待ち(10mくらい離れてた)。私は彼らが手を出さないシフトする波のコーナーに狙いを定めた。

くる波くる波私だけのもの。
なんて楽しいのでしょう。
一見ワイド気味に手を出しても、むしろその方が張ってても崩れず走れて気持ちが良い。

7'0にはA型のチャンネルが入っていて、トラディショナルフィッシュの様な滑り出しの滑らかさが心地がいい。
それでもノーズからコンケーブは入っているので、レイト気味のテイクオフでもノーズは沈み過ぎず出てくれる。
ノーズに引っ掛かりが無く、滑らかに動かせるので、アップスからのターンも軽快だ。

ボトムへ降りてテールを踏めばノーズは目線をトレースしてくれる。パンっと板を返して、またボトムへ。今までのL-Flexフィンよりもターンの反応が良くなった。以前はもっと伸びてた気がする。ピョーンとハイラインを走って居たが、今回は違うラインが見えた気がする。

シングルフィンは文字通りフィンが一個。フィンの性格で板の感じ方まで変わる。だから面白い。一本ロングライドして、一旦休憩。
朝飯食べてウトウト。
起きて2R目。

次は何乗ろうか…

悩んだ末に、もう一度7'0でパドルアウト。
やっぱりこの板は自分好みだ。
イージーパドルでシンプルなフィンで波を楽しむ。とても乗りやすい。
元々は5finで作ってもらったけど、ベタベタ触るうちにSingleだとどうだろう?と頼んだ板。きっと5finも楽しいだろう。ホールド感操作感をあの滑り出しで味わえるのはきっと間違いない。

そんな事を思いながら更に2時間。
計4時間サーフィンしてもまだ午前10時前。




一日長ぇぞ(笑)

とっとと帰路へつき、パタゴニアで作業着探し、友人宅へ立ち寄り、ホームセンター寄って荷物下ろして家帰っても18時前。

1日を目一杯過ごして、死んだ様に寝たのでした(笑)

いつも「もし海外に行くなら」とサーフボードのラインナップを考えます。妄想好きでね(笑)

一本はこれだな。と思うほどの完成度。
是非シングル好きな方には乗ってもらいたい。今まで乗った事のあるカリフォルニアのシングルフィンはもっとマイルドな印象。
Beauは日頃から後ろ足の反応の良い板を好むから、こんなに楽しいんだな。フィンとも合う気がするし。

最高の1日を地元のお好み焼店で締めくくり。




あーあ、もうサーフィンしたくなっちゃった。昨日やったのに。



明日は屋根だ。
終わったらサーフィンしたいな(笑)







Surfboards by ボーフォスター

2025-06-07 08:13:00 | surf


ボーフォスターは南オーストラリアビクトリア州に住む男。
RAGEクルーの1人で、サーファーでありシェイパーで、最近は家具屋での一面をスタートし、自宅をリノベーションして日々大忙しの友人です。

私はオーストラリアに行きたくても忙しくて行けず、ボーは日本に来たくても忙しくて来れず笑笑
2人してモヤモヤしております笑笑

最近どうよ、なんて話をしますが、サーフィン業界はどこも落ち込んでいるみたいですね。ボーちゃんは家具屋始めたから関係なく忙しくてたまらないみたいですけどね笑笑
家具屋の傍らリノベーションとシェイプ、働き者は私大好き笑

今回ボーフォスターユーザーの友人が調子が良すぎて、もう一度違うサーフボードを頼みたいと言うので、もし興味があれば一緒にオーダーしませんか?のご案内です。

正直日本でボーはあまり知られていませんが、Deus、Pilgrim NYCなどに置かれ、昨年はカリフォルニアでのシェイピングツアーも行われていました。
評価は本当に高いシェイパーの1人です。

ライディング写真を載せるわけにはいかないのですが、友人のUskeくんはハワイでこの板で6ftの波に乗り「本当いい板だったよ!これが無かったらハワイで楽しめなかったかもね」と話し

※7'0 Single

この前yado houseにStayしていたブライス、ノアはリバーマウスでゲキホレチューブをメイクしておりました。
「Beauの板はどうだった?」と聞いたら「いい板だね、楽しかったよ」と話してましたが、初めての板で初めての波でゲキホレリバーマウスをメイクする彼らのポテンシャルの高さにビビりました笑笑

慣らし運転とか、無いのね笑笑

もちろんボーを知ってるから「彼の板ならこの波でチャージ出来るはずだ」と思う何かがあるのでしょうか。




ピンクのStubby Quadもハワイに行ったのですが、ハワイの波のパワーで初日にブロークン笑笑
リーシュコードがめり込んだそうです笑笑

ポテンシャルの高さはめちゃ上手サーファー(ボー自身が上手い)が実証済み、そして日本でも平均的なサーファーが日本の波でも楽しめています。
私も7'0シングルはかなりお気に入り。余裕あるテイクオフとターンの軽さはかなり助かってます。
ダックダイブもサクッと出来るので、波数多いムネカタオーバー茨城インサイドを抜けられる相棒。




私は今回この板をベースに少し短くし、幅を持たせ、小波でも楽しく、同じく5finで活躍する板をデザイン中。この板も楽しいとの評価ですが、バリエーションを増やす為ギュッとミートを詰めた板にしようかな?と。
日本に合う良い相棒になるかな?
乞うご期待。

もし興味がありましたら、お気軽にお声掛けください。

tonkachidrills@gmail.com

プライスはメールで詳細をお伝えしますが、10万台後半からになると思います。


この機会に是非!




en unit

2025-05-21 13:47:33 | my work

以前妄想を書いた。


秦野市と協議を重ねて見たものの、自分がやりたい形での結果は出なかった。
これもまた流れの一つ。
 
協議の中で見えてきた許可を出す側の気持ちも踏まえて、違う形を模索してみた。
 
妄想をブラッシュアップしてガレージ+アパートメントを考えてみた。
一階はガレージ2階はアパートメントの形態。
それを2棟繋げて1棟として2棟(4世帯)建てようと考えている。
 
当たり前にガレージハウスとして使う事が想定されるけど、これを借りた人がどう使おうが任せてみることにしようと思う。
 
当たり前にガレージハウスとして使う人。
店舗併用のアパートメントとして使う人。
1階を店舗として使いながら、2階を事務所にする人。またはそれらを分解して誰かに又貸しする人もOKにしようかと考えている。
私はアパートメントとして使いたい。ガレージは誰かに貸すよ、ってのもOK.
その逆もあり。
ガレージのスペースで美容院やりたい、2階は友達の税理士に事務所として貸すよ、とか、または休憩室としてリビングあれば良いから一部屋だけシェアするよ、とかね。
今の計画だとガレージに1台、外には2台、計3台車が停められるから、かなり余裕があると思う。
近隣の68平米のガレージハウスが13万/月だから15万/月で計画している。内装はもちろんそれなりにやっちまう予定だ。
 
どうだね。ワクワクするだろう?笑
 
予算次第ではサウナを付けちゃおうか、とか考え中笑
 
ガレージハウスとして使いたい人が居るだろうけど、スパンは長い。
35年は使えるから、余白を設けて借りてくれる人に委ねて見たい。
「小さな繋がり」としてenを考えてみたけど難しいからこそ生まれた形。
 
店舗併用アパートメント、なんて外国っぽくてカッコいいじゃん笑
下で髪切っているお客さんがいて、ふらーっと住人が2階に上がる。そんな景色も面白い。
 
まあー普通にガレージハウスとして貸されて終わる気がプンプンするけど笑笑
少しだけ使い方の余白を残して、若い子達にチャレンジして欲しいと願う。
 
15万/月としては高いけど、1階を誰かに10万で貸せたら自分の家賃は5万で済む。
1階を自分で使って、上を6.5万で貸したら、8.5万で1階店舗(ガレージ)を借りられる。
 
そう思ったら高くはないよね、と。
中を使えば車は外に2台。シェアするにもイケるだろう。
 
小さな6棟と考えていたものをまとめて8棟にした感じ。間取りもなかなか良い感じだし、35年後のヤレた具合を妄想して考えて見ると多分良いよ。
 
と、言うわけで絶賛作図と見積もり中。
来年にはスタートする予定ですので、秦野市周辺でガレージハウスを考えている方、店舗併用住宅を考えている方、シェアオフィス探してるよって方にも是非。
続報をお待ちください。
 
床面積は68〜70平米、2階は1LDKの間取り、車は外に2台、はじめ2棟、次2棟、と二期に分けて行います。
問題は、予算がどのくらいかかるか。物価上昇厳しいので、そこにどれだけ合わせられるか、それをとんかちドリルズっぽくどうできるか、楽しそうだなと思った方が居ましたら引き続きチェックお願いします。
 

■ 賃料・条件について(仮)

  • 家賃:月額15万円(管理費・共益費・税込)

  • 敷金:1ヶ月分

  • 礼金・更新料:なし

  • ペット:犬・猫OK 許可制

  • DIY・内装変更:許可制(工事費の割引あり)

  • 契約形態:普通賃貸借(2年更新)又貸しOK 許可制

■ en unitの特徴

  • 1階がガレージまたは店舗・仕事場として使える空間

  • 2階が住居スペース。内部階段で上下がつながる設計

  • 「住む」「貸す」「働く」「遊ぶ」がひとつ屋根の下にある暮らし

  • 使い方はあなた次第。カスタマイズ歓迎のフレキシブルな空間です

 
そんな形を考えております。
 
どうでしょう、一瞬で埋まる、そんな内装にしちゃうぜw
 
 
 
 

DAICHI silent river "Tree Sauna"

2025-05-06 06:54:00 | my work
昨年秋から作業していた"Tree Sauna"がオープンした。
Instagramにも載せているので写真はそれを見て貰えば良いけど、少しストーリーも含めてもっと詳しく書こうと思う。

はじめてサイレントリバーに行ったのは4年ほど前。
「新しいプロジェクトを考えているからキャンプ場で打ち合わせしよう」と呼ばれた時だった。

数年使われていなかったキャンプ場にサ室や炊事場を新設したり、各所修繕の計画を話し合った時「いつか、ここにTreehouseを作りたいんだよね」と檜の林の前で聞いたのでした。
心のどこかで"出来たら良いけど、現実にならないかもしれない"と思いながら「めっちゃいいっすね!」と半ば適当に答えた気がする笑笑
サ室を作り炊事場も作り、運営は3年を過ぎていた。

ある日「あのTreehouseやるよ。健太郎、打ち合わせしよう」とパースを見せてもらった。
もちろんパースでは納まっている。書くのは簡単だ。でも実際作るとなると脳みそは目に見えたものを作るモードに解像度を高めていかなければならない。
しかも図面もパースはおおよそであり、書かれている木の配置は適当だった。

谷尻さんの言葉を一つ一つ拾った。
「水平を浮かせたい」
「ファンズワース邸」
「ガラス張りだったらいいよね」
「不安定の安定」
「緊張の中の安心」

そんな言葉を頭に浮かべ続けていた。

施工に向け、ツリーハウスビルダーチームと打ち合わせを重ね、彼らの知見を借り、使える樹木と位置を探していった。

ツリーハウスビルダーチームにはベースとなる鉄骨を依頼した。
私達はそこにツリーハウスらしくない床を作りたいと思っていた。ツリーハウスをイメージすると、トムソーヤの小屋の様になる。
谷尻誠の思い描く浮いた水平はそれでは無いだろう。

素材のこと、床材の太さは話したけど、細かな事は何も話していないに等しい笑
「いい感じにやっといてよ」
彼は私に余白をたっぷりくれた。
変な事はしないよね、と信じてくれていると良いように解釈して考えた笑

あまり重くしたく無いけど耐えなきゃダメだし、劣化して欠損が生まれても芯があれば、と思い、檜の90角にした。
この時点で屋根の見付けは90ミリにしたいと思っていた。

2層の床を終え、屋根に取り掛かる時に問題があったが、そのおかげでまたディテールを考え直せた。アクシデントはチャンスでもある。
結果的に良かったので、問題の事は置いておこう笑笑

4人が入れるサウナと樹木に合わせて屋根のサイズを決めた。
写真を送ると「もっと、目一杯大きく出来ない?」と返ってきた。
屋根の大きさや重さを考えて樹木の負荷を減らすために決めていたけど「もーいいや、ここまできたらやっちまおう」と腹を決めた笑笑

そうなるとサウナのガラス面積が気になりだした。
パースでは一面壁、ベンチ面の下部も壁、ドアにも枠があった。
屋根が雄大に伸び、視界が狭くなるのに壁も視界を遮るとなると、綺麗に見えるイメージが湧かなかった。

写真を送ると「全部ガラスにしたいな、出来る?」と返ってきた。
もうここまできたらやるしか無い笑

やったろうじゃ無いか、と燃える笑

作り手の人が見ていたら考えてみて欲しい。
全てがどうやって出来ているのだろう?と。
この話の通り正確な図面は無いのだ笑笑

都度写真で確認はしていたが、ほとんど交差点で右が左か、の確認。
どうやって作りますか?なんて事はない笑

任せてくれたと言えば任せてくれた。
放置といえば放置だ笑笑

階段も任せてもらったのでファンズワース邸の階段に想いを馳せ、浮かせる様な連続性を感じる様に作ってみた。

自然の中でその場に合わせて作っていたので、沢山の障害が起きた。
スムーズに行ったことなんてない。

頭の中は「谷尻誠ならどうする」を考えていた。

結果的に彼のイメージに届いたのか、または超えたかどうかは分からない。
「ヤバいね!すげーじゃん!」なんて褒めてくれる人ではない笑笑

ただ完成写真を送った時「あやうくていい」とだけ貰えたメッセージが僕には合格印のように思えた。

私は時々「建築はジャズだ」と表現する。

これが最もジャズな建築だと思う。
図面とパースはあったけど、ライブで音を合わせながら正解を探る。僕はこう解釈するぜ、と音を返せばじゃあこんなのはどうだい?と戻ってくる、音が上がっていく感覚だ。

だからなんだ?と言われたらそれまでだ笑笑
これは私の快楽だけでしかない笑笑

迷惑極まりない、余計なお世話と言えばそれまでだけど、建築には型も正解もない。
今回は谷尻誠と関わるスタッフ、仲間と共に形にしたストーリー。

多分この建築はこの方法でしか出来ないだろう。
全てが図面に書かれていたとしたら、嫌になるだろう笑笑

もしこれを読んで興味が湧いたら是非見てきてほしい。
こんなプロセスを含めて見てもらえたらきっと、もっと楽しいだろう笑

そんなTree Saunaのストーリー。

興味が湧いてくれる事を願って書いて見ました。