
Instagramで#ellisericsonを検索すると何本かのエッジボードを見つけられます。



見ていて思うのは「フィン、前だな…」
私はエリスからエッジボードを手渡された時「ケンタロー、フィンは目一杯後ろにセットして。小さな波だと前にしたいと思うだろうけど…後ろにセットして操れるようになって欲しい」
それからと言うもの、私のフィン位置は後ろです。
数多くの友達は「これ後ろすぎない?」と何度も聞かれましたが私は「エリスの指示です」と答えてきました。
もうこの位置で2年と8ヶ月乗ってますもんで、エリスの言ってきた事は言葉でも体感でも理解しています。
5'8のエッジボードもこのフィン位置で乗っています。
「パワープレードはエッジボードか深いシングルコンケーブにフィットする」そうアンドレイニの"Gift"に書いてありました。
水を後方にたっぷりと流し込んだ整った水流がパワープレードに流れるのがフィンにとって良いのでしょう。
パワープレードは横方向にネジれるのが特徴ですから、その水流があった方が機能が表に出るのでしょう。
では、何故後ろなのか。
それはエリスのアドバイスにありました。
「船の舵は一番後ろだろ?船の舵が前にあったらコントロールが安定しない、それと同じだよ」
後ろにセットしても機能する為にネジれるのです。
そして、水流に乗った固定されたフィンは方向を変えるノーズと別の動きをします。
ワンテンポ遅れてフィンは弾かれ、推進力を増すのです。

水流に対しての移動距離が長ければ長いほど軽い力で、フィンはネジれる。
だから「フィンは後ろ」
そう短い言葉で言ったんじゃないかと思うのです。
さらに、エリスのエッジボードでのサーフィン見たことありますか?
カットバックをするエリス、かなり前脚にも体重乗ってますよね?

フィンの上に立つのがタイトなターンのセオリーですが、私は意外と前から体重乗せて、後ろを回し込んでくるイメージを持って乗っています。※オレンジがきっかけのポイントのイメージです

それがなんかスノーボードっぽくて好きだったりします。ノーズから落とし込んで、徐々に後ろに体重移動させるパウダーでのターンのようにね。
これもパワープレードがあるからこそ。
パワープレードを知るにはエリスのエッジボード。
エリスのエッジボードを知るにはパワープレード。
他のフィンを試す意味すら私には無いと思ってます。パワープレードを含めて"EllisEricson Surfboards"だと思うので、是非そこまで感じ取って楽しんでもらいたいと思うのでした。
下手くそなオレでも2年チョイ乗れば感じ取れるようになるので、きっと皆さんも楽しめるはず!
オーダーはライドでも、うちでも可能です。
ゼヒ!
※結局は楽しければ良いので、こんな事を知った上で細かい事は調整してお楽しみください。