goo blog サービス終了のお知らせ 

マルメゾンの庭から

都会における田園生活のようすと工夫。

マドンナリリーが咲きました。

2014-05-28 23:43:25 | 庭仕事
今年もマドンナリリーが咲きました。ヨーロッパのユリで真っ白な花で長い茎が特徴です。小さい花をたくさんつけます。マドンナというだけあって聖母マリアとともに描かれます。特に受胎告知にはつきもので大天使ガブリエルがこれを持ってふわりと舞い降りたところが描かれます。画家によっては彼に持たせず花瓶に活けてある場合も多いです。たとえばこれは私のお気に入りの画家ヤン・ファン・エイクの絵。



このように小さい花がいくつもついていて長い長い茎が特徴です。写真で見ていただくとそっくりです。当たり前ですがあらためて感動します。


写真に収まりきれなかったのですが茎は細くかなり長ーいです。


これに比べ日本のユリは大輪で立派で香りも強いです。幕末に日本に来た外国人たちはゆりの見事さに持ち帰りそれが今カサブランカなどの東洋種という豪華なゆりを作りそれが逆輸入されているのです。日本のゆり、特に山百合の立派さ豪華さはいまだに超えるものができておりません。日本はゆり王国と呼ばれているのです。花はとても大きく茎も太めです。
大天使ガブリエルがうちにも来てくれるといいのに。ゆりを見るたびにそう思います。ゆりの花もあっという間に散ってしまうのです。早くしないと茎だけになってただの棒だけになっちゃうよ。ほったらかしでもよく咲くのですが今度増やしてみようかな。たくさん咲くとさぞきれいでしょう。

今日はバラの市でした。

2014-05-17 23:14:48 | 庭仕事


これはかわいいかわいいちょっと小さ目のグラニーです。いかにもピンクのバラって感じです。以前持っていたブライダルピンクのピンクとは全く違うタイプです。たくさんコロコロ咲いてくれると本当にかわいい。

次はオレンジ色が特徴のゴールデンスリッパーズです。やや小ぶりで丸い渦がほぐれて開いてしまいます。写真では単色に見えますが実際はきりとオレンジの2色になっています。



大きい花はクラウスシュテルトベーカーというドイツのバラです。大きくて丈夫でビロードのような手触りと色。高貴なバラです。いつもきれいに咲くのですが木が古くあまり咲かなくなりました。枝もおれやすいので気を付けてます。かなりのご高齢です。庭うえなら長持ちするのでしょうがうちのようにちいさい鉢植えコンクリートの上となるとなかなか長く持たせるのは難しいです。。。



持っている中では一番古いバラです。ずっとずっと長くたもっていてほしいものです。入門のときのバラです。おまではこの品種は他では見られないでしょう。ばらは毎年大量の新作が出るので古いものはどんどん消える運命にあり昔の品種は骨董品より希少な価値があります。



これはチャールストンです。薄い黄の地にピンクが入っていき華やかな色合いです。フロリバンダなのでやや小ぶりです。以前はHTといった大輪の種類がほとんどでしたが場所がなくなってきたためかフロリバンダに切り替わってきました。
そしてそしてピエールドロンサール。一番人気のバラです。開きはじめと開いてからの表情が全く変わります。これは開きかけた初々しいときのもの。開くとグラマラスで妖艶になります。



ちいさい写真が満開時です。同じバラとは思えない大きな変化です。やっとマルメゾンらしい話題になりました。良かった、良かった。

もちろんこれだけではありませんまだまだいいのがたくさんあります。その他はまたの機会に。

連休中は築地参り

2014-05-11 19:28:48 | 庭仕事
連休中は築地参りというのはちょっと大げさですが実はある食べ放題がだめになり代わりにと言ったら失礼すぎますが築地に行ってまいりました。築地はいつも場内を攻めます。あの場内の戦闘的な雰囲気が好きです。うっかりしているとターレット(丸いハンドルの乗り物)に轢かれそう。よけるかよけられないかの瀬戸際でびゅんびゅん人すれすれに飛ばしていきます。思いっきり飛ばしてくるけど事故ったのは見たことがありません。しかしもっと驚いたのはそんなに危ない通りを2本杖を突いた足元がおぼつかないる老人が堂々としかもゆっくり歩いているのを見ました。何度も言っていますがさすがにこんな人ははじめてです。きっと元関係者だったに違いありません。初心者が一人で歩けるところではありませんから。

場所は活気があるし何を買うかと思うと力が湧いてきます。ただ迷路のようにわかりにくく通れるところが通れなかったり余計わかりにくくなっています。活気があるけどなかなか商売としては難しいところもあるようでつぶれていく店もあるようできびしい現実です。



生きたまま売っている魚もあるので水族館みたいで楽しいです。ウニとマグロの中落ちを購入。



1時間並んで人気の魚屋専門のお店で食事。刺身とメバルの煮つけ。メバルは一本釣りと書いてありましたが意味がよくわからず?煮つけは薄味でつゆが多くちょとがっかり。刺身は活きがよくさすがでしたが。
卵は大定で購入。いつも混んでます。この後はまた買い物をして帰りました。ごちそう様。

行ってきました。らいじーん!

2014-05-03 17:59:54 | 日記
上野の博物館で風神・雷神の絵が公開されているので行ってきました。実はこれが目的ではなかったのですが博物館で見てきました。キトラ古墳の絵も同博物館で公開中ですが(別の建物)炎天下2時間待ちということであきらめて帰りました。雷神のほうは朝一で並びましたがすいていました。



タイトルは栄西と建仁寺展です。栄西はようさいと呼び、お寺を建てた僧侶です。とてもえらい方のようですが興味がなくよくわかりません。建仁寺はお茶道で有名らしいです。お茶会の様子がしつらえてありました。どうせならたてて見せてほしい。見せ方がいまいち。なぜかというと有名な風神雷神の絵は2つあります。建仁寺にある俵屋宗達の絵と彼の絵に感激してコピーした尾形光琳のものとです。今回2作が同時に上野にあるのにかかわらずとなりどうしの建物に分かれるという不便さがあるからです。さすがお役所!!お客さんのためには2作を並べて展示すればよいと思うのですが。まねて描いたものだけど若干の差があるのです。その違いを見つけるのも楽しみなのですがきょうは混んでいてままならないという事で光琳のほうは博物館所蔵でいつでも見れるのであきらめました。ああもったいない並べないのは。その代り面白いというか別のものを発見



紬の着物に風神雷神の帯がとっても目立っていました。さすが!たぶんお茶の関係の方とお見受けいたしましたが。勝手に写真を撮ってしまい申し訳ありません。すぐにはぐれてしまいました。

そして迫力があったのが墨絵の竜の絵。海北友松の絵です。かなり大きい襖絵です。風神雷神の絵は意外と小さくしかも2枚にはっきり分かれているので普段見ているのとは印象が違います。でもさすが名人だからサイズは小さくても迫力があり大きく見えるのですね。やはり本物はいいです。