今週は忙しすぎて、すでに遠い過去のことのように思える火曜日の夜。
仕事を18時過ぎに終え、平然を装いつつも、内心は焦りまくり、自然と早足に。
表参道へ向かう千代田線の中でも、その焦りと期待感は増すばかり。
銀座線に乗り換えた頃には、とにかく爆音でAnberlinを聴いて自分を抑えていた。
渋谷駅に到着したのは19時ちょうど。オープニングアクトを見るつもりはなかったので、
コンビニで軽く食事を済ませ、クアトロの下のブックオフのトイレで着替えてから、
いざ万全の体勢で入場!!
・・・意気揚々と会場入りしたが、思いのほか人の入りがイマイチな感じに目を疑う。
これで3度目の来日だけど、ファンが増えるでも減るでもなく、良い意味で順調に
活動しているのではないかと思っている。
(もちろん本国では着実にファンが増えているし、人気も高まっていると聞く)
20分ほどのセッティングを挟み、暗転といつものSEでメンバーが次々に姿を現す。
みんなが歓声を挙げている隙を見て前方に侵入する僕。素晴らしい位置を確保することに成功。
ちょうどStephenの目の前、ドラムのNathanとライブ中に何度も目が合う(勘違い)中央に陣取る。
"The Resistance"でライブが始まると、人が少ないとはいえ前方はギュウギュウ状態になり、
盛り上がりもなかなかのものに。
前回はNGFとのツアーだったこともあり、客層も若々しさ全開だったけれど、
今回は雰囲気の良い、節度のある盛り上がり方をしたライブになっていた気がした。
盛り上がりと比例するようにStephenの声も右肩上がりに良くなってきて、
メンバーも観客も笑顔になるようなライブが出来上がっていた。
全体的に見て抑揚のある構成。演奏した曲はいつもどおりな感じだったものの、
どれも曲の完成度が高いことに加え、メンバーが熱心に音楽を奏でている姿勢が伝わってきて、
いつしか彼らの世界に陶酔するように、演奏を聴き込んだ。
これまたいつもどおりセットリストは1時間ほどと、少々短めだったのだが、
相変わらず濃密な時間を提供してくれたのだから、そこは良しとしなければならないと思う。
アンコールの"Fin"の終盤でStephenが急に姿を消してしまい、そのまま公演が終了したのは
非常に気がかりで残念だったけれど、どうやら他の方のブログを拝見してみると、
終演後にブックオフ前でフリーのサイン会をおこなっていたらしい(笑)
あまりお客さんが入ってないことでキレちゃったのかとも思ったが、そんな性悪な人たちでは
ないのは分かっていたので、ひとまず安心という感じ。
今年は2回も来日してしまったし、次に日本へ来るのはいつになるやら・・・。
ライブ予定も次のBlink-182やFall out boyとの公演以降は未定のようだし、
秋からは次回作の制作に入るのだろうか?
それならそれで、新作を引っさげてJAPAN Tourを敢行してもらいたい。
たぶんその頃にはますます仕事とプライベートの折り合いがつかなくなっているはずだけど、
どうにかしてAnberlinの東京公演皆勤賞を目指したいから。
気長に次の機会を楽しみにしている。