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風の日

毎日の記憶

未来をめぐる冒険者たち 5

2006-08-20 | 未来をめぐる冒険者たち
ミハエル・レンジング。
バイエルン・ミュンヘンに所属する22歳のGK。

彼は4年間をバイエルン・ミュンヘンのユースチームで過ごし、
トップチーム所属は今シーズンで3年目を迎える。
ユース時代には数々のタイトルを獲得し、コーチ陣からは「10年に1人の逸材」
という高い評価を受けている。
先月の浦和との親善試合にも出場を果たし、その存在感を示した。
しかし、トップチームのゴールにはオリバー・カーンという絶対的な
守護神が君臨しているため、2年間のシーズンでわずか6試合出場に
とどまってしまっている。けれども、その少ない出場した試合全てが
バイエルンの勝利という結果は評価すべき点である。
彼は今後徐々に経験を積み、自らの立場を確立していくだろう。
もしかしたら、彼がドイツ代表のゴールを守る日も近いかもしれない。

未来をめぐる冒険者たち 4

2005-12-27 | 未来をめぐる冒険者たち
ハーフナー・マイク。
この名前だけ聞くと欧州の若い選手だと思う人も多いと思う。
しかし、この選手は日本国籍を持ち、横浜Fマリノス・ユースに所属し、
現在のU-18の日本代表に名を連ねている選手である。

彼の父は現在横浜FMのGKコーチを務めているディド・ハーフナー。
名古屋や磐田でも活躍した選手だった。

ハーフナー・マイクは191cmという長身の持ち主であり、その高さを活かした
攻撃が持ち味のFWである。数々のユース大会に出場しては結果を残し、
ユース代表に選出され、クラブでは2種登録を果たしている。
代表でも高さのあるFWとして重宝されているようだ。先の北朝鮮戦では
フル出場とはならなかったが、勝利に貢献し、アジアユース出場を決めている。

これは将来的な話になるが、この選手の長身は明らかに日本の武器になる。
まだ成長段階にあるものの、経験を積めば貴重な戦力になる事は間違いない。
この選手にはまだ潜り抜けるべき登竜門がいくつもある。
まずはユース代表でのレギュラー獲得と、
親子2代でのJリーグデビューではないだろうか。

未来をめぐる冒険者たち 3

2005-11-15 | 未来をめぐる冒険者たち
アルベルト・ジラルディーノ。
言わずと知れたアズーリの新たなエースストライカー。

彼のプレーを初めて見たのは、確かまだヒデが所属していた頃の
パルマの試合だったと思う。
当時はアドリアーノとムトゥが凄まじい勢いで点を取っていて、
控え選手であったジラルディーノはほとんど試合に出ていなかったと思う。
時々出場機会に恵まれた時には、「この選手大きいな」くらいの
印象しかなく、現在の大活躍は予想もしていなかった。

彼が本当にすごい選手なのだと気づかされたのは、
アテネ五輪での活躍を見てからだと思う。
その時にはすでにセリエAで結果を出していたし、この年代に
出てくるような能力ではないと報道されていた。
夜中、彼に楽々と崩された日本のDFを、呆気に取られながら見ていたのを
鮮明に覚えている。

現在の彼の活躍は凄まじい。完全にアズーリの点取り屋に成長した。
12日のオランダ戦でも得点し、その地位を不動のものにしつつある。
リッピ監督との関係も良好そうなので、来年のイタリア代表では
彼が主役に抜擢されるかもしれない。
23歳のジラルディーノがアズーリを牽引する姿を見てみたい。

未来をめぐる冒険者たち 2

2005-09-30 | 未来をめぐる冒険者たち
今年のワールドユースを見て、衝撃を受けたチームがある。
皆さんも記憶に残っているであろうオランダ代表。
日本戦で見せてくれたスピードや個々の強さは驚愕に値した。
その中でも気になったのは、アヤックス所属の
ライアン・バベルである。
フル代表でも活躍しているだけに、物凄く強く見えた。
フル代表デビュー戦でもゴールを決めるという次元を超えた
ストライカーだった。
誰が見てもあのオランダ代表は世代トップクラスだっただろう。
オウス・アベイエ、アフェレイ、コリンズ・ジョン。
こんなにも素晴らしい選手が揃っているのに、
オランダは地元でチャンピオンにはなれなかった。
これは、チームの連携不足にあるのだろう。
しかし、バベルはアヤックスで活躍を続け、
かなり高い評価を受けている。おそらく、フル代表定着も近い。
1986年生まれ。この若き天才は、
一体どこまで上り詰めるのだろうか。

未来をめぐる冒険者たち 1

2005-07-01 | 未来をめぐる冒険者たち
世界には、未来のスーパースターがゴロゴロと転がっている。
終盤戦に突入したワールドユースには、そんな将来の天才が溢れている。
ここでは、将来有望な選手を少しずつだが紹介していこうと思う。

ワールドユースで見事ブラジルを撃破して決勝に進んだアルゼンチン代表。
かなり圧倒的な能力を持っているチームだという事が分かる。
そんな若きアルゼンチン代表を支えているのが、MFのリオネル・メッシである。
メッシと言えば、何と言ってもバルセロナ所属のリーガ最年少得点選手である。
アルバテセ戦で決めた美しいシュートは忘れられない。アシストはロナウジーニョである。
メッシを発掘したカルラス・レシャックは、ドイツでのワールドカップで活躍するかも
しれないと語っているという。
2日には、ナイジェリア代表との決勝がある。
あのバルセロナのメンバーであるメッシがきっとチームを救うだろう。
18歳の天才が未来の主役に変化するのは確実である。