Piacere・・・ピアチェーレ

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「女たちの忠臣蔵」@大阪新歌舞伎座

2012-02-04 | 映画・観劇
   
新歌舞伎座で2日から始まっている、高島礼子主演「女たちの忠臣蔵」を見てきた






あらすじ


元禄15年12月、深川の料亭「松乃屋」に四十七人の侍が集まった
お家断絶となった赤穂浪士が主君の仇である吉良邸への討ち入りを決めたのである
同じ日、「松乃屋」には夫と息子の姿を一目見たいと願った
大石内蔵助(西郷輝彦)の妻・りく(高島礼子)の姿があった
まだ年若き息子主税の、母への慕情を振り切るかのように
討ち入りへの決意を語る姿に涙するりく
そして内蔵助は、別離を言い渡した妻が女中となって現れたことに驚きながらも
やさしくいたわり、今生の別れを告げた



討ち入りの日を前に、赤穂浪士たちは愛しい者たちとの最後の別れを過ごす

主君浅野内匠頭の未亡人となった阿くり(高橋恵子)に永のいとまごいを申し出る内蔵助
心配する阿くりに内蔵助は「天下の大法を犯すことはしない」と生涯ただ一度の嘘をつく




磯貝十郎左衛門(松村雄基)は、吉良邸の絵図面を手にするために近づいた
大工の平助の娘・しの(藤田朋子)の自分への思いを知りながら
そして自分自身もしのへの思慕を抱えながらも
必死にその思いを振り切ろうとしていた

目の見えぬ姉・つね(一路真輝)と夕餉を食べる大石瀬左衛門のところには
身分を隠した内蔵助が訪れた
二人のただならぬ様子に討ち入りの日が近いことを知ったつねは
弟に白装束を手渡す

自分のために苦界に身を沈めた妻・りえ(熊谷真美)に会うために岡場所へと向かう間十次郎
りえは変わり果てた自分の姿を恥じながらも「生きてください」と夫に訴えるのだった

降りしきる雪の中、愛する人たちのため祈りをささげる女たち
そしてとうとう討ち入りの日がきた・・・・








主演が高島礼子と聞いてはいたけれど、出演の人たちみんなが主演級!

芸達者な皆さんの熱演で第一幕は泣けた・・・
よ~くできたお話に、劇場内のあちらこちらで鼻をすする音が聞こえてきた

どのシーンにも雪が舞い落ちてきていて、素晴らしい舞台セットとともに
見ているこちらの気持ちが引き締まるような緊張感がある

討ち入り後の第二幕での永代橋の場で
本当に47人の人が橋を渡ってきたような・・・隅々までこだわった演出

女優さんたちの涙の熱演に本当に感動できた


興味のある人なら劇場に行って観られると損はないかと思える舞台ですぞ~




24日まで大阪新歌舞伎座で公演








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橋田 壽賀子
集英社

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池内淳子,佐久間良子,宇津井健,和泉雅子,松原智恵子
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