以前書いたブログの2本立てのもう一方の作品「去年マリエンバードで」について。
実を言うとこっちが目当てで映画館へは足を運んだ次第です(結果「24時間の情事」も当たりでしたが)。
おおまかな粗筋は「とあるホテルの宿泊客である女性に向かって見知らぬ男が話しかけてきた『去年ここマリエンバードで出会って私たちは愛し合った。私はあなたを迎えに来た』しかし彼女は男を知らないのでこれはゲームに違いないと適当にあしらう。しかし男は執拗に事細かに去年の出来事を語り始める。女性には連れ(おそらくは夫)がいて、その男の常に冷静な、ある意味冷めた目の監視の中、次第に女性は、本当に去年この男性と愛し合っていたかのように気がしてくる。そしてついに女性は男と駆け落ちする決心をしてしまう・・・・」という感じです。
この映画のポイントは「真実が不明なまま終わること」
この男の語る去年のマリエンバードでの出来事は真実なのか、妄想なのかはついに作中で明らかになることはなく、また彼女は男の話を信じたのか思い出したのか、嘘と知っていてついていったのか、もついに語られず終い。なんとも不思議な映画でした。
ところで一般に女性の方が嘘がうまいと言われていますが、私自身が思うその理由について。女性は自分の嘘を真実と本気で思い込むことが可能な生物なんです(少なくとも私は)嘘の下手な男性は嘘をつきつつ『これは嘘なんだ』と理性の部分で思ってませんか?少なくとも私は嘘をつくときは『嘘ついるんだよ』とは微塵も思わないで嘘ついてます
だからこの作品の彼女は男性の嘘(彼女は嘘と思っているという前提に基づいて)に乗っかって、それを真実ということにして(この時は本気で去年男性と愛し合っていたと思っている)夫の前から逃げ出してしまった、と解釈してみましたが・・・どうでしょうか?
それにしても・・内容といい映像といい非常に印象深い作品でした。
実を言うとこっちが目当てで映画館へは足を運んだ次第です(結果「24時間の情事」も当たりでしたが)。
おおまかな粗筋は「とあるホテルの宿泊客である女性に向かって見知らぬ男が話しかけてきた『去年ここマリエンバードで出会って私たちは愛し合った。私はあなたを迎えに来た』しかし彼女は男を知らないのでこれはゲームに違いないと適当にあしらう。しかし男は執拗に事細かに去年の出来事を語り始める。女性には連れ(おそらくは夫)がいて、その男の常に冷静な、ある意味冷めた目の監視の中、次第に女性は、本当に去年この男性と愛し合っていたかのように気がしてくる。そしてついに女性は男と駆け落ちする決心をしてしまう・・・・」という感じです。
この映画のポイントは「真実が不明なまま終わること」
この男の語る去年のマリエンバードでの出来事は真実なのか、妄想なのかはついに作中で明らかになることはなく、また彼女は男の話を信じたのか思い出したのか、嘘と知っていてついていったのか、もついに語られず終い。なんとも不思議な映画でした。
ところで一般に女性の方が嘘がうまいと言われていますが、私自身が思うその理由について。女性は自分の嘘を真実と本気で思い込むことが可能な生物なんです(少なくとも私は)嘘の下手な男性は嘘をつきつつ『これは嘘なんだ』と理性の部分で思ってませんか?少なくとも私は嘘をつくときは『嘘ついるんだよ』とは微塵も思わないで嘘ついてます
だからこの作品の彼女は男性の嘘(彼女は嘘と思っているという前提に基づいて)に乗っかって、それを真実ということにして(この時は本気で去年男性と愛し合っていたと思っている)夫の前から逃げ出してしまった、と解釈してみましたが・・・どうでしょうか?
それにしても・・内容といい映像といい非常に印象深い作品でした。