雨アガル朝の顔

大谷の４４号ほどではないが、１４号台風の進路がそれました。
愛媛・松山、和歌山・有田に上陸。

よほどミカンが好きなのか？
低気圧なのか、南方の風を台風が運んで来たのか？
ムッとする朝の空気の中、ぶらーり。

ウーム、まだ、雨を感じるのか、傘開く、名も知らぬキノコ群。
これ、みんなマツタケなら、ええのじゃがなあ。
そういえば、こちらに転居した３０年ほど前、公園のフェンスを越えて、オッサンが森の中に分け行っていた。
「アカマツがあるから、マツタケがあるんや」
ほんまかいな、と思ったが、真剣なまなざしだったから、あったんだろうね。
今じゃ、マツクイムシで枯れて、アカマツの切り株だけが、公園内に散見される。
ん？こりゃ、なんじゃ？

キノコ博士ちゃんに来てもらわにゃ、分からん。
シメジもどき。
美味しいのだろうか、ナメクジが這いずり回っている。

どこから飛んで来たのか二輪だけ。
存在を主張する彼岸花、曼珠沙華、マンジュシャゲ。
優雅でもあるが、見方によれば毒々しい。
実際、球根は強い毒性があるそうな。
食べると彼岸へ行くので、彼岸花、葬式花、地獄花、死人花、とも呼ぶ地方があるそうな。
英語は割り切っている。
蜘蛛が脚を伸ばしている様から「スパイダー・リリー」。
雨上がる夜明け。
少し歩いただけで、いろんな「朝の顔」に出逢えた。