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64歳の若さだった。
長嶋亜希子が18日朝、心不全のため他界した。
亜希子夫人は17日夜、外出先から車で帰宅途中に突然、気分が悪くなった。
容体の急変に驚いた家族らが渋谷区内の病院に運んだ。
膠原病(こうげんびょう)が持病で、病死とみられる。
これまで入退院を繰り返していた。
ミスターとも別居して回復に努めていたが、都内・広尾病院で亡くなった。
亜希子夫人は、1943年1月、東京生まれ。
東京オリンピックのコンパニオンをしていたことがきかっけで、長嶋と65年1月に結婚。
長男・一茂、二男・正興、長女(非公表)、次女・三奈。
二男二女をスーパースターの陰で育て上げた。
品のある美人だった西村亜希子夫人。
晩年は「しっかりもの」の評判からミスターにきつく、周囲にも鬼女房ぶりを週刊誌などで喧伝されてきた。
夫は長嶋ファミリーというより国民的英雄。
家庭を守ることの心労は想像を絶した。
数あるエピソードの中で、夫人と関係したものがある。
試合後に自宅の場所を忘れた長嶋は田園調布の自宅のお手伝いさんに電話。
「あの僕、長嶋茂雄です。僕の家、どこでしたっけ?」。
美容院に行っていた夫人が、驚いて、当時の後楽園球場に迎えに行った。
長嶋が倒れたときも別居中。
夫人は居なかった。
お抱えの運転手が脳梗塞で倒れていた長嶋を発見。
病院に担ぎ込んだ。
これで、王貞治の恭子夫人も、すでに亡くなった。
胃がんと戦うO。
脳梗塞の後遺症と戦うN。
スーパースターONの晩年は厳しいものになった。
支える伴侶が、それぞれ亡くなった。
【NEWS引用】プロ野球巨人の長嶋茂雄元監督の妻、亜希子(あきこ)さんが9月18日午前4時33分、東京・渋谷区の広尾病院で心不全のため死去した。享年64。亜希子さんは64年東京五輪でコンパニオンを務めた際、長嶋氏と知り合い、65年1月に挙式。夫妻には一茂ら二男二女。